街中から甲高い声がする。
女の人の、高い声。するどくて、でも優しい声。
羽や角のある女の子が、男の人の上に乗っている。その大半はボクやネネロと同じくらいの、小さな女の子だ。
「私たちのサバトは、最初からこの国を魔界にするつもりだった……とかは、どうでもいいかな」
薄暗い小さな家の中、魔法で街の様子を見せてくれたネネロが、後ろから抱き着いてくる。
心なしか、胸を押しつけられているような、そんな気がする。
「私は、エディに幸せになって欲しい。だから、国を変えるね」
国が変わっていく、その様子をボクは見ている。
女の人がどんどん子どもになって、男の人がみんな、小さな女の子に襲われている。
「なに、これ………」
男の人の上に乗って、激しく跳ねる女の子たち。
彼女たちは一体、なにをしているんだろうか。
分からない。だけど、女の子たちはみんな幸せそうに笑っていた。
その笑顔は、どこかネネロがボクに向ける笑い顔と似ている気がする。
そして、男の人たちもまた、どこか優しい顔をしていた。
最初は怖そうだったけど、徐々に優しくなっていって。今では、女の子を抱きしめたり、キスしたりする人もいる。
「みんな、愛し合っているんだよ。
好き好き大好き、って想いを伝えあっているの」
ネネロの言うように、みんな恋人みたいだった。
悲鳴はだんだん消えて、“好き”って言葉が代わりに叫ばれてる。
みんな、幸せそう。そう思ったら、なんだか身体が熱くなった。
「……いいな。……なんだか、羨ましいや」
抱きしめ合う街の人々に、ボクとネネロの姿が重なる。ボクも、あんな風にできたら。ネネロとああやって想い合えたら。
だけど、やり方がわからない。ただハグするだけじゃ違うし、キスするだけでもないみたい。いったい、どうすればいいんだろう?
「ねぇ……私もエディに愛してほしいの…
#9825;おねがい…
#9825;」
「うん、それはモチロンだけど……。でも、ボクはどうしたらいいか……」
愛し方の分からないボクの手を、ネネロが握る。
「大丈夫だよ、私が教えてあげるから……
#9825;ほら、きて…
#9825;」
手を引かれて、ベッドに案内される。そのままネネロはベッドの上に座り込んで、ポンポンと布団を叩いた。同じように、上がってきて、ってことみたい。
「お、お邪魔します……」
なんともないことのはずなのに、ネネロのベッドに入るって思うと、変に緊張しちゃう。
身体をベッドに乗せれば、ギシリと音がした。
同時に、甘い匂いがした。ベッドに染み付いたネネロの匂いだ。
「ありがとうね。……じゃあ、服を脱いで?」
「えっ!?いや、それはそのっ、恥ずかしいよ!?」
服を脱いでって、つまりは裸になって、ってことでしょ?
それはなんだか…いけない気がする。
「んー、そっか。じゃあ、エディはそのままでいいよ。
私は脱ぐけどね?私の全部をエディに見て欲しいから……
#9825;」
言うや否や、ネネロが来ていた服をすべて脱いでしまう。
ネネロの、裸。見ちゃいけないのに、目が離せない。ごくんと、つばを飲み込む。
「……どう?私の裸、変じゃない?」
膝立ちになって聞いてくるネネロ。
隠すつもりもないらしく、自らの体を見せつけてくる。
「えと、その………キレイ、だと思う。うん、すっごくカワイイよ…」
それが素直な感想だ。月明りに照らされた白い肌はとってもキレイ。
小さなお胸も、ピンク色の乳首も、少し恥ずかしそうな顔も、ネネロの全部がかわいらしい。
「いっぱい見ていいよ…
#9825;私はもう、キミだけのモノだから…
#9825;」
ずい、とベッドに手をついて近くに這ってくる。
四つん這いの格好の彼女は、しっぽと耳もあいまって、ネコみたいだった。
息がかかってしまうほどに近い。少し手を伸ばせば、ネネロに触れられる。
けど、ボクはどうしたらいいか分からなくて、ただただネネロに見惚れていた。
「嬉しい…私で興奮してくれてる…
#9825;もっと、気持ちよくなって
#9825;」
「こうふん……?きもちいい…?」
「あはっ、まだ分からないよね。
いいよ、これから一緒に、感じていこうね…
#9825;」
今度はボクのほうが、頭を撫でられる。
ポンポンと優しく撫でていた手は、頭から頬へ、頬から首へと下りていく。
「……ちょっと、ごめんね」
「え?…ってなんでズボンを脱がすの!?」
お腹のあたりまで下りた手が、ボクのズボンを脱がしていく。
突然のことにパニックになったボクは、抵抗することもできなかった。
「これが、エディの…
#9825;すっかり勃っちゃったね
#982
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