※キョウシュウマウンテン・教習所※
※ルーメ視点※
「違反者講習の講師を担当するマイヤと申します」
角型眼鏡を着用したマーチヘアがあたし達に自己紹介をする。
「この講習では、無免許運転やスピード違反等交通違反を犯したものを再教育します。今日中に済ませたければ、今は交わりのことを忘れて真面目に講習を受けること、わかりましたね?」
「はい」
「はいっ」
あたしとメートはマイヤ教官に返事をする。
フルーフお姉ちゃんの言うとおり、厳しそうな教官だ。
「ビーストさん、お会いしたかったです」
「いちゃつくな!俺は猛獣使いのB-1007だ、ビーストじゃない」
「猛獣使い、ビーストトレーナー、ビーストさんじゃないですか」
チェシャ猫の娘が甘えん坊の子猫のように猛獣使いの男にじゃれつく。
「あたしはビーストさんに会いたいがために看守の仕事に就きました。まさかこんなにも早くお会いできるなんて」
「くそっ、一番会いたくない奴に出会うなんて」
「不思議の国に転送されて、ビーストさんの行方が判らなかったんです」
「黙れB-6、このドΜのストーカーが、何故俺がこいつと一緒に講習を受ければならないんだ」
あたしとメート、B-6とB-1007の四人が違反者講習を受けることになった。
本来ならば
「何だかよくわからないけど、エッチなことが出来るのかな?」「いつもと違う交わりが楽しめるのよ」「マーゾ様、私達も連れてってくれてありがとー」「股間が漲ってきたー」
地下牢の看守及び、投獄されていた夫婦やカップル
「はいっ頑張りますハァハァ」
「サード、一緒にSΜプレイをヤろう」
「マーゾと一緒ならハァハァ」
「いつもよりスゴくハァハァしてるわね」
マーゾ及び夫のサードまでが講習を受けていた。
どうしてこうなったかと言うと、サードが地下牢に来たことがそもそもの始まり。
「競技が中止なものもたまには悪くないハァハァ」
サードは競技場の警備兵を勤めており、本来なら今日は競技場で警備の担当であったが、女王様の親衛隊がやってきて競技は中止。これに抗議した警備兵及び関係者が親衛隊と一悶着を起こし強制退去。サードも渋々退去に応じたそうだ。
「アタイも楽しみだよ、興奮しただけでこんなに濡れちゃった」
「ハァーハァー」
マーゾは夫とプレイが出来ることに大喜び。丁度あたし達をキョウシュウマウンテン行きの魔法陣へと連れていく途中だったので、サードが教習所でヤリたいと言ったので、マーゾもそれに応じた。
因みにマーゾは新人看守の研修が予定が入ってたのだが「全員教習所へ連れていくわ!」と強引に決めてしまった。
やたらと説明が長引いたが、結論から言うと。
何、この展開。
本来ならあたしとメートはシリアスな雰囲気で講習を受けるはずだったのに。
皆の気分は集団遠足のように浮き足たってる。
先程、紅茶の苦味を味わいながら講習を受ける覚悟が台無し。
これも不思議の国クオリティと言わざる終えないのか……
「ハァーハァーマーゾのTバッグからお汁が溢れてるよハァハァ」
「脱がせてもいいぞ、もっとお汁がドバドバ出るわよぉ?」
「脱がせる、今すぐ脱がせてお汁飲むハァハァ」
「そこ、教官の話を聞きなさい!」
マイヤ教官が片手で眼鏡の位置を調整しながらマーゾ達に注意する。
「あらぁ興奮しちゃったの?マイヤ」
「してません!」
「姉夫婦の情事に興奮するなんて、流石アタイの妹よねぇ?」
「姉妹とは言え特別扱いはしません!」
「フルーフお姉ちゃんの言うとおり、よく似た姉妹ね」
「うんうん」
マイヤ教官の耳がぴくっと反応
「そこ、誰が似た者姉妹ですか!」
「見た目が似ていますよ、髪の色が濃いめの茶色な所やツリ目な所とか」
「そう言って本当は中身も似ていると思ってるのでしょ!」
「マイヤ、講習、講習」
「こほん……本題に戻します」
姉マーゾがストッパーとなり、マイヤ教官が講習の説明を始める。
「講習の内容は簡単、このコースを一周及びヨツンバウェイのルートを一周すること。あとは何があっても教習所の外には出ないように、高濃度の魔力で我を忘れてしまいますよ」
「ヨツンバウェイって何ですか?」
「それはキョウシュウマウンテンを囲む高速道路です。おやいいタイミングで教習中の面々が帰ってきたようですね」
「ぶひーご主人様、楽チンぶひ?」
「あんっ、もっとお尻を叩いて叩いて」
「バック、バックで突かれるの気持ちいいの!」
四つんばいの魔物娘、そして彼女達の背中に乗る夫達が姿を見せる。
堂々と背中に騎乗したり、妻の尻を叩いたり、妻をバックで犯したり等々夫達は様々な形で自分の妻に騎乗しており、中には妻が騎乗、夫が四つん
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