再会のお茶会と金銭代わりの情事

Μラピッドタウン・飛脚運送Μ
Μ初太視点Μ



「もう会話していいのか、平也」
「いやースマンスマン、あの後、滅茶苦茶セックスしてさ〜」
「しかも俺達の目の前で堂々とな」
「気にするなよ〜オレと満知子はもう夫婦だからさー」

「お待たせ」
「やっと着替えが終わったか、って満知子、何だその色眼鏡?」
「これ?へーくんを直接見ないようにするためよ」
「どういうことだ?」
「色眼鏡をかけないと色目でへーくんを見てしまって色めき立つ状態になって色っぽくへーくんに近づき色事に走ってしまうから色々と厄介なことになるの」
「……」
「言ってる意味が解る?さっきのように交わっちゃうのよ!」

「オレはいつでもOKだよ」
「へーくんは黙ってて、マーチヘアになりたての頃はホント参ったわ。へーくんと対面する度にへーくんと交わる事で頭がいっぱいになって」
「でもそれはオレの事が大好きだってことだろ?」
「初太、せっかくだから、あんたが今住んでる家に案内してよ」
「放置プレイか〜そんな満知子も可愛いよ♪」

ジリリリリ♪

「おや、電話だ」
「コルヌ、何故帽子を外す?」
「もしもし、コルヌですが?」

「ぬわにぃ、二角帽が電話機だとー!」
「へーくん驚きすぎ」

「えっ女王様が?本当に?うんうん、しょうがないなぁ、後で可愛い娘を紹介してよね」

「どうしたの?コルヌ」
「ゴメンマドラ、急用ができた。ちょっと城の方へ行って来る」

「コルヌの奴、あんなに慌てて、マドラ、案内どうする?俺もまだ里のことよく知らないから」
「大丈夫だよ初太、ぼくが里を案内するよ」
「そうか、助かるよ」


Μタマゴの里Μ


「ここが初太が住んでる里なの」
「キノコ型の家がいっぱいだな」



「マドラちゃんに初太くん、おかえり」



「マリアさん、ただいま」

「おおっ、紫と白縞模様の燕尾服に烏帽子を被ったマッドハッターを発見♪」
「妙に卑猥な烏帽子ね、何ていうか、アレを連想するわ」

「おや、隣にいるマーチヘアの夫婦は?」
「俺の親友の平也と満知子です」
「親友……そうか」ダッ

「あれ?マリアさんというマッドハッター、急に走りだしたわよ」
「多分、お茶会の開催だよ」
「お茶会?」



キン、コン、カン、コーン♪



『お茶会開催の連絡です。これより、初太くんの親友来賓記念パーティーを開催します』



「ぬわにぃ、キノコ型の家から住民が一斉に出てきただとー!しかも全員マッドハッター!」
「へーくん驚きすぎ、住民全員マッドハッター及びその夫であることはブルーグさんから聞いてたでしょう」
「驚くのはまだ早かったようだ、里の中心にあるキノコ型テーブルにお茶やお菓子が並べられて、幕には『初太くんの親友来賓記念パーティー』と書いてあるぞ!」

「初太くん、立ってないでお茶会に参加、参加」
「ちょっとマリアさん、引っ張らないでください」
「ホラホラ、初太くん、席に座って」
「この席って前にシャーシャというチェシャ猫が座ってた席だぞ」
「それは今回の主催者は初太くんだからだよ。はいマイク」

「キノコ?」
「それはキノコ型マイク」
「マドラ、使い方」
「笠に向かって喋るだけだよ」
『あー、あーっ、成る程、これより……初太くんの親友、来賓記念、パーティーを開催します。皆様、パーティーを楽しんでください』

パチパチパチパチ


Μ


「二人は隣のラピッドタウンに住んでるのね」
「はい、カウさん。不思議の国にへーくんと迷っていたところをブルーグさんに拾われて」

「それでエッチをしながら、初太君を探していたのね」
「その通りですよベレさん。運送業の受付をすれば初太の手掛かりが掴めるかなー!って思いまして」

「まさか親友が隣町に住んでるとは奇跡のような偶然だね」
「マリアさん、紅茶からクリームが溢れてますよ、トッピングしすぎですよ」
「初太くん、これは精クリームだよ」
「精クリーム?」
「精補給剤に甘味を加えた、不思議の国の生クリームさ、夫がいない魔物娘達の為に、女王様が作ってくれた物だよ」

「ぬゎんだと!精補給が出来るか!」
「へーくんが驚いてどうするのよ。私もそのクリームを食べたけど、お世辞にも美味しくなくて、ご近所からお裾分けされたときはホント参ったわ」
「満知子ちゃんは既に夫の精の味を知ってるからね。私は未だに夫募集中の身だから、家には精クリームが沢山あるのだよ」

「へぇーマリアさんの好みは?」
「私はショタが好みだな、純粋な子は素晴らしい。特に「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と無垢な心で寄ってくるところがな。そういう子に媚薬入りのお菓子をたっぷり与えて「お姉ちゃん、何か変だよ?」とズボンを抑えながら私に助けを求める姿を想像するだけでフフフ……」

「ぬわにぃ
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