少女兵士と女王様のハーレム参り(変化)

※魔王城・パール夫妻部屋※
※リーゼ視点※



「パール様、これが例の箱ですね?」

わたしはパールさん改めパール様に、足元にある白い箱について尋ねます。

表面にはピンク色の糸で刺繍された『ABС』の文字

少し横幅が広く、人間二人が敷き詰めて入れそうな大きさ

わたしを魔物へと変えるための箱。

「これは化粧箱。三人のリリムが共同して制作した特別な箱」

パール様が、箱の表面を優しく撫でます。

「リリムは魔王の娘。全ての魔物の魔力を持ち、人間の女性を好きな魔物に変えることが出来るの」
「つまり望めば好きな魔物になれるのですね?」
「ええ、リーゼちゃんは何になりたいの?」
「名前は判りませんが、少し興味がある種族がいて……」

ワイト達のカルタ大会で見た絵札の一枚、蜥蜴の戦士の事を説明します。

「成る程、リザードマンの事ね」
「リザードマン、雄の魔物ですか?」
「リザード『マン』だけど、れっきとした女性よ。魔王の代替により魔物は雌になったから」
「リザードマン……それでは早速」
「待って、リーゼちゃん。箱に入るには全裸になる必要があるの」
「え!?全裸に?」
「魔力を全身に馴染ませるためよ。それに箱に入るだけでは魔物化しないの」
「何か条件があるのですか?」
「それはね……」



「ただいまー魔力を沢山蓄えてきたぞー」



「丁度良かった、夫が帰ってきたわ」
「やぁリーゼちゃん、それは化粧箱……そうか、リーゼちゃんは魔物になる決心がついたのか」
「はいっ、宜しくお願いします、柴様」

わたしはもうすぐ夫になる柴様に頭を下げます。

「いいよ、別に畏まらなくても」
「いえ、ハーレムに入るからには礼儀を正しくしないと」
「まっいいか、よーし、いつヤるか?」
「今すぐよ」

二人が服を脱ぎ始めます。

「え?何するのですか?」
「何ってセックスだよ」
「私達二人のセックスで化粧箱は作動するの」
「さすが魔物娘ですね」
「さぁリーゼちゃんも裸になって」

わたしは服を脱ぎ、生まれたままの姿で箱に入ります。

「よし、今年の姫始めだ」
「いただきます」

箱の外から二人の会話と喘ぎ声が聞こえてきて、

わたしは少しずつ、深い眠りにつきました。


※夢の中※


わたしの目に映ったもの

黒馬の二角獣とその夫がベッドの上で契る光景

パール様と柴様です

人と馬、二つの裸体

人の上半身、白い肌は白真珠
馬の下半身、黒い毛は黒真珠

白と黒が交じる二面性の顔

白は夫を純愛へ導く純粋な願い
黒は夫を淫蕩へ誘う不純な欲望

頭部に生えた二本の角は、光と闇の二重奏

ブロンドの髪は美しく束ねられ、首から見えるうなじは隠れた宝石

首から下は、形を整えた二つの果実が実り

果実の先端は綺麗に直立した突起

はっきりと見える乳腺

色は綺麗な桜

果実を支えるくびれは美しく、しがみつけば弾力の肌が腕を優しく包み込むでしょう

くびれと黒馬、白真珠と黒真珠の境目

境目のクレパスからは蜜が溢れ、中は魅惑的な桃色の世界



綺麗……



パール様の裸体を味わえる柴様は何て幸せなのでしょう

そんな柴様から愛される魔物達もまた幸せだと思います

柴様の両手がパール様の果実を優しく収穫します

今まで沢山の魔物達の身体に触れてきた手

幾度の経験を重ねてきた手が、胸と一緒にパール様を喜びに浸らせます

パール様も柴様の堅い肉棒を優しく、強く、淫らに刺激を与えます

自分が感じた快楽を夫にも与えるかのように

柴様の表情も浸けてきて、収穫のペースを早めます

パール様の突起は限界まで隆起し

柴様の肉棒は最上階まで建設を終え

肉棒は空のクレパスへ侵食されます

パール様は挑発的に身体の上下運動を行い自らの襞で、愛夫の陰茎を刺激し

柴様も負けじと腰を浮かせて自らの肉棒を愛妻の子宮に打ち込みます

パール様も全身を上下に、上下に、上下に

柴様も打ち込みを強く、強く、強く

お互いの快感を、愛する人へ返します



ヤられる度に、ヤリ返す



まさにバイコーン……返……し……



あっ、熱い



身体が、熱い



子宮が、疼く



気持ちいい……



わたしの身体が熱くなります

熱の正体はすぐに察しました

魔物へと生まれ変わるのだと

耳の形が変わり

腕の皮膚が緑の鱗となり

足も爬虫類の足へと進化し

お尻の辺りが痒くなり蜥蜴の尻尾が生え

不思議と自分の変化に恐怖を感じませんでした

ましてや

子宮が疼く性感と

美しく生まれ変わる快感と

どんな愛でも許される解放感と

戦士として生きることが出来る使命感と

自分を見失うことは無い安心感に包まれました。



※※※



わたしは夢から覚めました。

いや、夢
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