エピローグ

※魔王城・ハーレム部屋※
※ラーモ視点※



「ガッビーン、トビラちゃんが、ワーラビットのトビラちゃんがぁぁ!!!」

 柴様の目に映ったのは、ワーラビットのトビラちゃんの変わり果てた姿でした。





「あん、ああんっ、柴様からそんなに見つめられたら、私、興奮して股から液がどんどん溢れて水溜まりが出来ちゃうですぅ」
「聞こえない、何も聞こえない!無口キャラでパーティでは+αポジションであるトビラちゃんが、そんな饒舌で卑猥な台詞を言ったりしないぞ!」

「私はずっと前から柴様と猥談をしたかったですぅ。無口だった私をハートの女王様がマーチヘアに変えてくれたですぅ。おかげでエッチな台詞がすらすら言えるようになっただけじゃなく、ほら、足はこんなにフカフカで、身長も高く足長になって、股から愛液ブシャー!極め付けはたゆんたゆんなおっぱいですぅ。ほら、柴様見てくださいですぅ。紐で圧迫されたこのボリューム。柴様の人参さんを優しく挟めば、ほどよい刺激で人参が大きく育って、赤黒くなれば食べ頃で、こうやって、私のお口でパクっと食べれば、中から白いドレッシングがいっぱいおっぱい溢れてくるですぅよ」
「おっぱいにパイズリ。ごくり……い、いやいや、おっぱいは大きければいいとは限らないもんね!同じマーチヘアなら、ミツキちゃんのような清純サイズのおっぱいがあるもんね。メシャス、ミツキちゃんを指名しまーす」

「柴様、ミツキちゃんを連れてきたわ」
「ご指名ありがとうございます。マーチヘアのミツキです。精一杯ご奉仕します」
「精液いっぱいご馳走するですぅか?」

「違います!卑猥な解釈をしないでください、恥ずかしいですよ」
「あらあら、ミツキちゃんの顔が真っ赤。相変わらず真面目なのね」

「メシャスさんもからかわないでください!」
「ハイハイ」

「不思議の国出身のマーチヘアのミツキだ。どうだ、清純だろぅ?」
「何だかマーチヘアらしくないですぅね」
「ガーン!!それミツキが一番気にしてるところ……」
「まあまあ、ミツキちゃんはミツキなりにエロチックな所があって、柴様はそんな貴女に惹かれたのよ」

「メシャスさん……そうでした。不思議の国で柴様と出会い、パール様から調……愛を教えて貰い、ハーレムの国に移って長い年月が経ち、やっとマーチヘア仲間が出来て、嬉しくて涙が止まりません」
「股から涙が止まらないのですぅか?」

「違います!目からです、目」
「目の焦点が合わなくなるほど気持ちいいのですぅか?」

「だーかーら!」
「かーらーだを捧げるのですぅか?」

「ううう……ミツキとトビラ、清純と淫乱、二羽の三月兎が喋るだけでここまで卑猥な会話になるとは、ハーレムの王として感動した!前言撤回だ!二羽とも一緒に愛してやる。俺の人参を沢山食べさせてやる。ラーモ、今夜は宴だ、いつもより多く分身薬を持ってこい!」
「はい、私キキーモラのラーモは、柴様の為にご奉仕します」

 こうして祝トビラちゃんマーチヘア転生記念乱交パーティーが始まりました。



※魔王城・食堂※
※レーサ視点※



「えっ、ラヴちゃんとピーシュちゃんが不思議の国に密入国!?」
「そうなのよ。ダクス」

 結論からいえば私は晩御飯を食べながら、ダクス達に不思議の国での経緯を話したわ。

「大変な冒険だったわ。何とかラヴとピーシュも助けることが出来たけどね」
「アイリスちゃんが無事に戻ってこれて良かった。ラヴちゃんとピーシュちゃんも」
「ダークプリーストのお姉ちゃん」
「うん」
「……ダクスちゃん。心配してくれてありがとう。でも、私は不思議の国に行くことが出来て良かったと思う」

「アイリスちゃん、どうして?怖くなかったの?」
「チェシャ猫さんがおしろまで案内してくれたし、女王様は優しかったし、何より、おにいちゃんがいてくれたから……私は真のアリスになれた」

「真のアリス?」
「うん。それはね……」

「女王で思い出した!リリム姉妹には変わった秘密があったのよ」
「ラヴちゃんとピーシュちゃんの秘密?」

「そっかアイリスはあの場にいなかったから知らないんだ。ホント変わった秘密でね、この娘達が女王の前でショッ!イテテ、誰よ叩いた奴は!」
「私だが」

「デュイン隊長!?……えっとですね……」
「ふん、自分が何故叩かれたか自覚はあるようだな」

「えっと……デュイン隊長、子供の秘密をバラそうとしてごめんなさい!」
「判った、今回は隊長代理だけで勘弁しよう」

「へ、隊長代理?」
「レーサ、命令だ。君には一週間の間、我が部隊の隊長代理をしてもらう」

「私が隊長代理?辞令も無しに?そういうのはパーズ副隊長がやるんじゃないの?」
「悪いが、パーズは一週間の休暇をとる」

「副隊長が休暇?いつ決まった
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