ここは不思議の国
どこにでもいるようでどこにでもいない帽子屋一家
父親と母親、二人はごく自然に運命的な果たし、ごく自然に夫婦になりました
そんな二人の間にごく自然に当然のように交わりながら恵まれた愛の結晶といえるふたりーー
いえ、さんにんの子供達
「住民達の淫猥な会話を聞きながら、ボクのキノコをバキバキにしてくれるマーラ様に感謝します」
お茶会に出席しては淫らな話に耳を傾けて、キノコや割れ目を弄る男性と女性、両方の性に性転換出来る体質を持つ突然変異のインキュバス
「おなかすいた
#12316;こうちゃだけじゃおなかいっぱいにならないよ
#12316;おかしまだ
#12316;?」
お茶会に出席しても紅茶を飲むより、食べ物を食べるのが大好きな、水分よりカロリーを欲する突然変異の末妹
「またお茶会かよ・・・眠い」
そしてお茶会を常時欠席するマッドハッターとしてはある意味最も突然変異といえる長姉
長姉は今日もお茶会を欠席して、村の外れにて一人で紅茶の材料を採取しています
「よし、今日の分の紅茶の葉と水の採取完了だな」
「お、丁度いいところにマッドハッターがいるぞ」
「あの
#12316;もしよかったらお茶会に」
...…‥‥フッ
「・・・あれ?さっき誰かいたような?」
「気のせいだろ、それより早くお茶会に出席だ。今日は親戚の娘さんが針金を曲げればフックになるというアイデアを閃いた記念のパーティーだ」
「ふん、胞子だけで存在を忘れる程度で俺をお茶会に誘そうとは。来世で出直せ」
長姉は生まれついての多種多様な魔術を使いこなす才能と頭のキノコから振りまく胞子を飛ばして、他の住民からの認識を消すことで例えお茶会を欠席しても誰も気にしていないのです
長姉がそこまでしてお茶会を欠席する理由は
ひとりが好きだから
生まれつき他人と関わるのが面倒な性格で、ひとりでのんびり過ごすのが好きな長姉は自分の部屋のベッドでくつろぎながら、通信端末の動画配信を見て、自分で煎れた紅茶を飲んで、昼寝をする、ひとりティータイム、略してひとティ
「歌手の新曲動画、三時間前に上がっていたのか、この動画は再生時間短い・・最後に突然画面が変わる動画の可能性があるな無視だ」
コンコン
突然のノックに ビクッ! っとします
「お茶会よ
#12316;」
「・・・・・ふぅ・・・なんだ、オフクロか」
声から母だと気づいた長姉は落ち着きを取り戻し
コンコン 「お茶会よ
#12316;」
「全くまぎわらしい。オバケがノックしたのかと思ったぞ」
と母親の誘いをスルーして動画を見続けます
コンコン 「お茶会よ
#12316;」
コンコン 「お茶会よ
#12316;」
・・・・・
・・・
・・
「ふん、しつこく勧誘するのを諦めたか」
誘われなくなったことにも気にもとめることなく動画視聴を再開するも
コンコン 「廊下のホコリを掃除した記念のお茶会よ
#12316;」
コンコン 「洗濯物を干せた記念のお茶会よ
#12316;」
コンコン 「夕食のシチュー煮込み中記念のお茶会よ
#12316;」
しつこく急かす訳でなく家事の合間に、さりげなくお茶会に誘う母親
コンコン 「今から一時間後に媚薬の雨が降る(ry
「あー!うるせーな!いま動画を見ている最中!だからお茶会には出席しない!」
「あら、やっと返事をくれたわ。一番上の子がノックに反応してくれた記念パーティーを(ry
「そんなことを記念にするな!ホント、記憶消去しても都合よく記憶が戻ったり、記憶を失ったままでもさりげなく家族になろうとお茶会に誘ったり、透明になっても胞子ばら撒いて足跡を追跡したり、認識阻害しても違和感を感じて見つけたり、遠くへ移動してもワープの仕掛けで追いついたり、異空間に逃げても不思議なギミックで同じ異空間まで入り込んで紅茶セットを用意したり、どれだけ手段を用いてもさりげなくお茶会に誘おうとしやがってー!」
「だってあなたがお茶会に出席すれば盛り上がるわ。抜群のスタイルで男女問わず魅了されるわよ」
「ふん、大きな胸しか興味がない住民なら、無視だ無視」
「なら、胸をぺったんこにすればいいわ。魔術で肉体を変えるなんてモーニングティータイム前でしょ?」
「そういう問題じゃない」
「そうそう、この前のお茶会で不思議の国の仕掛けで胸が縮んでね、ついでに巨乳になった夫の胸をもみ揉みモミしながらの交わりは新鮮だったわよ」
「それ、さりげなく言う事? 聞いてて恥ずかしいけど」
「とりあえずドアを開けて話をしましょ?」
(面倒だな。いっそのこと、身体をペシャンコのヒラヒラにしてドアの
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