不純の夜鬼と甘美の纏い

※魔王城・ハーレム部屋個室※
※ナーゴ視点※


「ナーゴ、そのリボンをほどいてチョコをくれ!」


しばは依存するかのようにぼくにチョコを求める


シュルッ、パサッ


「どうぞ」


リボンはただ巻いただけなので、しゅるりと脱げる


「ふぉああなぁぉ!」

待たされた犬のようにしばはぼくの身体を貪りはじめる

「んー、このカカオの甘味、口のなかがとろとろになって、ほんのりビターな味わいがちょっとしたアクセントぉ!エクセレントぉ!」

「乳首をチュウチュウしたらミルクチョコか〜乳腺を刺激したらもっと甘味が増すかな?それとも酸味が増すかな?」

「足の裏は板チョコのようにパリパリしている」

「むほぉ!女性器はウイスキーボンボンを彷彿させるぞ、愛液ジュルジュル、チョコでコーティングされたマロンもペロペロ」

ぼくの身体中から滲み出る粘液――ではなくチョコレートを







「ふぅ、満腹、満腹」


チョコを一通り堪能して柴はご機嫌

ミーファの言うとおり、しばが喜んでくれた

「やっぱり、サバトがこの日のために作っていた薬の効果だったかのか」

うん、ぼくやショコ、りよんを呼んで「これを飲むと身体に纏う魔力や粘液がチョコレートに変質するのだ!」って

「しかしうちのサバトが作る薬だからな、ナーゴ達も最初は半信半疑だっただろ?」

うん、でも、ミーファの言葉を聞いていたら飲みたくなった

「ミーファはファミリアだから誘うのが上手なんだよな〜まぁ、俺なら迷わず飲むけど」


むっ、しばが他の嫁でニヤニヤしてる、まずはいっかいめ


「まてよ、つまり、ショコ達も薬を飲んだんだよな。他の嫁はどうなった?」

ショコは全身がチョコレートになって「とっておきチョコが作れそうです」って全身をキッチンにトランスフォームした

「ショゴスは全身を家具に変形できる、つまり水道からチョコレートが出て、コンロからチョコレートの香りが漂って、ベッドもチョコレートになるよな」

なるほど

「あっ、どうせなら家具じゃなくてショコそのものをペロペロしたいな〜なんて、うへへ」


むっ、しばが他の嫁で妄想してる、これでにかいめ


「あとはりよんだけど、ぬらりひょんであるりよんのことだから……周囲からチョコの香りが漂った?」


せいかい


「よし!」


その後チョコの香りに誘われてきた妖精百匹がりよんの周りに集まってきて妖精の部屋に連れていかれた


「百鬼夜行ならぬ百鬼チョ行の出来上がりか。どうせなら俺の前で「別に好きでチョコレートを纏ったわけじゃないから、主様にチョコレートを捧げるのはハーレムの主として当然でしょ!」って言われたかったな」


むっ、さんかいめ


「その後でりよんが睨みながら「何、ハーレムの主はパール様?ぬらりひょんが自分を主だと主張することに何が悪いの、むっきー、だったらこの身体で叩きこんでやるー!」って細身の身体で抱かれて、チョコレートの香りに包まれながら一夜を共に――ナーゴ?」


しばがぼくの前でさんかい他の嫁のことを考えた、ヤキモチ


「ナーゴ、怒ってる?」


ぼくと二人きりのときだけはぼくだけを見て


「おおっ、待ってました、ナーゴのジェラシー」


いつもなら粘液をしばの全身に塗るけど

「こい、今日はバレンタインバージョンだ!」

今日はバレンタイン、粘液の代わりにチョコレートをコーティングする


「手からチョコレートがドロドロ流れてる」


ぼくがしばのことがどれだけ大好きなのか、その身を持ってわからせる


「まずは板チョコならぬ胸板チョコだ!」

ぼくは身体から滲み出るチョコをしばの胸板に塗りつけ板チョコにする

胸板からそって、首もと、腕、掌、腰、膝、太股、足の裏から指一本ずつチョコを延ばす

「俺が、俺自身がチョコレートになってゆく」

腋の下も忘れずに

「脇の窪みでチョコが型どられる、よし、脇チョコとして嫁にあげ――」

よんかいめなのでお尻とその穴にもチョコを流す

「ひぃ、ひいっ!はぁ、はぁ、いい、ナーゴのチョコが直接、腸の中に入ってゆく〜」

ぼくのチョコを塗る度にしばの顔が甘く蕩けるのがわかる

「ナーゴもニヤニヤしてる」
「うん」

ぼくも嬉しくて、唇をしばの口元へ持っていき

「ズッキュウウウーン!」

喉の中で溶かしたチョコレートを流し込む

「モガモガ!」

口を塞いでるからよくわからなかったけど

『唾液という名の湯煎で溶かした味わいが口の中へ広がってゆく〜』

って言っているのがしばの顔を見てわかった

身体中に塗ったから、あえて残していた男性器を――

「あ」

どうせなら――


「どうした、ナーゴ、粘液もといチョコの塊を作り出して」

そのチョコの塊をし
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