※魔王城・愛の個室※
※柴視点※
「今日はショコが柴様をご奉仕させてあげます」
「頼むよ、ショコ」
「言っておきますが、夫とはいえ拒否権は無いので」
「ショコの奉仕は性行為も同然、キキーモラとはまた違ったものだから拒否なんて出来ないよ」
「当然のことです。ショコのご奉仕は柴様を快楽に導くのですから。まずは服を脱がして差し上げます」
「どうぞ」
ショコは俺の着物を丁寧に脱がしてゆく
「服はハンガーに」
ショコの腕からハンガーが飛び出し、すかさず服をハンガーにかける
「ブラシで服を磨いてさしあげます」
サッ、サッ
「柴様の汗が染み付いてる」
シャッ、シャッ
「柴様の匂い、くんかくんか」
クンクン…チュパッ
「ああっ、柴様の体毛が」
チュパッ、チュパッ
「どうだい、俺の体毛は? 美味いか」
「はい、じゅるじゅる…」
「俺の精液よりもか?」
「はっ…失礼しました、どうぞ椅子に腰かけてください。トランスフォーム『チェア』」
ショコの身体がグニャリと変形して椅子の形をとる
俺は何の躊躇いもなく椅子に座る
「あんっ、柴様のお尻が、ショコの身体を押し付けてるぅ」
「お茶を用意してくれないか?」
「…畏まりました、『ティーポット』『ティーカップ』」
ショコの下腹部からティーポットが現れ、掌がティーカップに変わる
「お茶をお入れいたします『レモンティー』」
チョロチョロ…
「見事な紅茶だ。レモン果汁が合わさって……まるで黄金色の輝きを放っているようだ」
「最高級の…レモンを用意しましたので、冷めないうちにどうぞ」
「いただこう」
こくっ 「ああん」 ちゅるっ、ごくん 「あんっ、指先に舌が当たってぇる」
ごっくん 「ごちそうさま。ほんのり酸味が舌にいい刺激になったよ」
「はぁ、はぁ…柴様に喜んでもらえて…ショコは感激です」
「その頬を赤らめながら人差し指で口元を押さえる姿、すごくイイネ!」
「次は足おきを使ってください。トランスフォーム『クッション』」
「おおっ、こんな所に丸型のクッションが、どれどれ」
ぼふっ 「あん」
ふにゅっ 「おおっ柔らかい」
くにゅっ 「あうっ」
ぐにっ 「大丈夫か、痛かったら足を離してもいいんだぞ?」
「いえ」 ぐにゅ 「ましてや」 ぶにゅー 「柴様の足裏の温もりが気持ちいい!」 ぐりぐり 「足裏の匂いも香ばしくて、んほぉぉ」
「そんなに喜んでくれるなら、俺も夫冥利につきるよ」
とんとん 「あへぇ〜」
ぐぅー
「悪い、腹へってきた」
「…ではお料理を作ります。トランスフォーム『キッチン』」
「今度はキッチンの御披露目か」
「材料が用意出来ました。これより調理を開始します『包丁』『まな板』」
トントン…
「包丁とまな板が出てきて、キャベツがみるみるうちに切り刻まれてゆくぞ」
トントン 「どうです柴様、ショコの包丁さばきは?」
「おい、余所見してたら怪我するぞ」
トントン 「平気です、だってこの包丁は」 サクッ 「――っ!」
「ほら言わんこっちゃない」
「お見苦しいところをお見せして申し訳ありません。今すぐ救急箱を…」
「待て、俺が傷口を消毒してやろう」
俺は上の口で、ショコの細い指先を咥える
チュパッ 「あんっ」 チュパチュパ 「傷口から柴様の唾液が」 ジュルジュル 「染み込んでゆくぅ」
チュポン 「ふぅ…どうやら俺の消毒が効果あったようだ。傷口が塞がっている」
「ありがとうございます」
ショコは何事も無かったように、調理を再開する
「材料を切り終えました『フライパン』『ヒート』」
スコスコスコ、スコスコスコ
「ショコの手がフライパンの裏側を擦ってる、まるで俺の肉棒の裏筋を擦るかのごとく」
スコスコスコ、ジュウ、ジュュュュ……
「摩擦熱でフライパンに熱が発生しただとぉ?」
「ショコは万能型メイドですから」
ジュュュュ…
「くんくん、フライパンからウインナーの油と卵の香りが漂うぞ、少し愛液の匂いが気になるが、気のせいだろう」
「出来ました。目玉焼きのソーセージと刻みキャベツ和えです」
「熱が籠った極太なソーセージ、それを挟むかのように左右均等に並ぶ二つの目玉焼き、細長く刻まれたキャベツがモサッと盛り付けられている」
「トランスフォーム『テーブル』」
ショコはテーブルを形作り、その上に料理を乗せる
俺は椅子に着席、お尻が気持ちよく嵌まって心地よい
「『ナイフ&フォーク』を用意しました。どうぞお使いください」
「いただきます」
「あんっ、柴様がショコ身体をきゅっ、と握りしめて…ああーん」
パリポリ 「まずは、キャベツの千切り」
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