※魔王城・ディナールーム※
※リーゼ視点※
わたしの目の前で奇妙なことが起こりました。
テンタクル・ブレインのテンタ君が変化したのです。
その姿はまるでテンタ君が女の子になったような…
「テンタ!俺の嫁!」
柴様の分身体はさらに興奮した様子でテンタ君の触手を引きちぎります
「テンタ!」
「テンタ!」
「テンタ!」
テンタ君に気づいた柴様が名前を連呼しながら向かってきて
「テンタ」ギュウウン「おおお」バタッ
「テン」ギュウウン「あっ!」ドサッ
「テ」ギュウウン「あへ〜」ベターン
その横を猫の手が通り過ぎると、分身達が一斉に気絶しました。
「やっほーテンタひさしぶりー」
猫の手の象った鉤爪を放ったクリマちゃんが加勢に来たようです。
「く、クリマちゃん、な、何度も顔を会わせているよ」
「クリマが言いたいのはー」「嫁!」ペトッバタッ「その姿になるのがひさしぶりだってことー」
「し、しばさまが嬉しそうに気絶してる……」
「興奮しちゃったー?ならいつものアレやっちゃうー?」
「う、うん」
「テンタ、俺の嫁うぉっ!」
テンタ君が腕や両足からどばっ、と無数の触手が流れ出るように飛び出し柴様を縛り上げます
以前テンタ君が触手を操った時とは比べ物に成らない程の量の触手が柴様達を縛り上げ、噛み付き、淫猥な音を立て、凌辱しています。
「嫁ぇ!」
ですが柴様は触手を容易く引きちぎっていきます。
テンタ君の四肢の触手が増加
「い、一本じゃダメなら十本、十本じゃだめなら百本」
柴様がいくら引きちぎっても触手は次々と飛び出し
「ひ、百本じゃダメなら千本、千本じゃダメなら一万!」
多勢に無勢と言っていいでしょうか、触手に縛られた柴様の動きが停止。あたり一面触手が生い茂ったかのような庭園と化しています。
「はぁっ、い、いつもより甘くてくせになりそう、だ、ダメ耐えなきゃ」
「触手の一本一本が脈打っている…」
「触手を通して柴様の精を吸い取っているのー」
「すごい、テンタ君に精を吸い取る力があったなんて」
「吸い取るも何もーテンタの種族はテンタクルでー魔物娘が精を食料するのは当然だよー」
「魔物娘って……テンタ君って女の子なのですか!?」
「えーリーゼってもしかしてーテンタを男の子だと思ってたのー?」
図星でした。
「リーゼがテンタにキスしたからーちょっと変だなーと思ってたけどー」
「だって、テンタ君にキスしたら顔を真っ赤にしたのですよ」
「ご、ごめんなさい、き、キスだけで顔を真っ赤になってしまって。ぼ、ぼくたちテンタクルは女の子も襲っちゃう種族なので」
「テンタ君が…女の子…つまり柴様の嫁…」
「ベルさまは気づいていたみたいだけどねー」
「でも、テンタ君はつい先程まで『テンタクル・ブレイン』そのものでしたし」
「テンタってテンタクルの中でも相当恥ずかしがりやだからねー普段は魔物化前のテンタクル・ブレインに偽態してるのー」
「嫁!」「嫁!」「嫁!」
そうこうしているうちに別の分身体が攻めてきます。
クリマちゃんが猫の手で柴様の精を吸い気絶させていますが、柴様の軍勢は収まる気配はありません。
「これはちょっとやばいかもねー。なんか嫁の数だけ分身が生まれ続けているようだしー」
「お、応援を呼びます」
『
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テンタ君が触手に何かを伝えると、触手たちが何処へと向かいます
「今、テンタ君なんて言ったの?」
「そっかー触手語だからわかんないかー今テンタはこう言ったのー『しょくしゅさんたちにおうえんをよんでください』って」
「し、触手の森の触手達に助けを求めます。す、少しでも多く時間を稼いでください」
「ですよねー救援が来る前に司令塔であるテンタが押し倒されたら意味無いよねーリーゼちゃんテンタを守ろうー」
「クリマちゃん、そう言われましても、タケリダケのせいで力が出なくて守れるかどうか……」
「そうでもないよーほら」
「あそこで戦っているのは…サラダ先輩?」
サラマンダーのサラダ先輩が、柴様の一人と交戦を繰り広げています。
「サラ、マンダー!」ザンッ
「オウッ」ビュウッ
炎を纏った片剣が柴様の男根に刺激を与え、柴様は悶絶し、その場で倒れます。
「嫁―!」
「サラ、マンダー!」コンッ
「あふ〜」ドピュッ
わたしに向かって猛ダッシュをしてきた柴様の睾丸に剣を打ち込み、射精。
「リーゼちゃん、大丈ブイ?」
「いく〜」ピュー
サラマンダーのサラダ先輩がブイサインをしながら、柴様を気絶させていきます
「あの、サラダ先輩はタケリダケの影響を受けていないのですか?」
「影響?
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