さて、手始めに取り掛かるのはドラゴンだ。
ドラゴンと言われて、私がまず最初に思いつくのは「強大」という言葉。
その堅牢な鱗に強靭な手足、さらにはブレスと事欠かない。
戦闘の際には、敵であっても仲間であってもその力強さを見せつけてくれるだろう。
しかし、その彼女達の強大さは決して戦う為だけにあるのではない。
むしろ彼女達にとってその体とは夫達を包むためにあるのだと思う。
まず、強靭な手足。
鱗の生えたその大きく力強いそれに抱き締められたなら、
私はこの上なく安心感を覚えるだろう。
それに加えて注目すべきは大きな翼だ。
これは手とは別に動かせるため、手で覆えない部分を覆えるのだ。
例えば、手を彼女達が腰に回してきたとしよう。
それだけでもまぁ、私は幸福を覚えるだろうが、彼女達は物足りないだろう。
そこでこの大きな翼に出番が回ってくる。
手では覆えなかった肩に翼を寄せ、体全体で包む事を可能とするのだ。
ここまでされればもはや脱出は不可能、温かさと安心感の中で彼女達のなすがままとなるだろう。
ここまではその身体から魅力を伝えようとしてきたが、
その性格にも魅力が溢れている事を忘れてはならない。
かの偉大なる魔物娘図鑑によると、その性格は「強気」「高慢」。
私の偏見から彼女達を表すならば、「誇り高い」と言えるのではないだろうか。
ドラゴンという種族には常に、その力からくる「誇り」があると思う。
その誇り故に、自らに遠く及ばぬ我ら人間を見下すのだろう。
またその誇りは交際する上でも彼女達の大きな魅力であり、
少々厄介な点ともなるだろう。
・・まぁこんな図鑑を見る者ならだれでも知っているような、
建前の説明は置いておき、私個人の率直な思いを書かせてもらう。
恥もへったくれもないような言い方をすると、
「誘ってくれた事が嬉しいのに、プライドが邪魔して憎まれ口を叩いちゃう
ドラゴン達はほんと、可愛いなぁ!!」となる。
例えば・・
次の会話は付き合い始めた当初の会話と思っていただきたい。
人「なぁ、==(各々思いつくドラゴンの名前を入れて貰いたい)。
祭りやってるみたいなんだけど、一緒に行かないか?」
ドラゴン「ふん・・我の知った事ではないな。
大体、それにいきたいのならば貴様だけで行けばよかろう。
我はそのような事にはかほどの興味も湧かぬ。」
人「==・・」
ドラゴン「まぁ・・何だ?その・・どうしても、と。
貴様がどうしても、というのであれば、だ。
それほどまでに貴様がその祭りに行きたいのであれば、
別に付いて行ってやっても構わぬが・・。」
人「分かったよ。」ドラゴン「・・何?」
人「そんなに行きたくないとは、思わなかったよ・・ごめんね。
祭りには一人で行ってくるから、悪いけど留守をお願い。」
ドラゴン「な・・!?い、いやそのだな、○○(思いつく人の略)。」
人「それじゃ、行ってくるね。」
ガシッ(腕を掴む音)
ドラゴン「馬鹿者が・・先程言ったのはあくまで一人での事だ。
そうそう、一人では詰まらなくとも、二人ならば楽しい事もあるというな。
・・ここまで言われて、まだ察せられぬか?」
人「何だよ、もう・・じゃあ、そういうことなら一緒に行こうか。」
ドラゴン「・・ああ、我にここまで言わせたのだ。
精々、楽しい時間を過ごさせてくれよ?」
う〜ん、自己満足自己満足。
これは簡潔な例であるが、なんとか彼女達を表せていると思いたい。
最後に、これは竜族全てに言える事になるが、「尻尾」だ。
これは私が彼女達の魅力を語る上では絶対に外せぬ項目である。
一口に尻尾と言っても、ワームや龍のように体に直結しているものと、
ドラゴンやワイバーンのようにお尻から生えているものがある。
彼女達は各々の尻尾を想い人に巻き付ける事だろう。
それぞれの巻き付け方については彼女達個人の項で説明するとしよう。
ドラゴンは、その体の構造上ワイバーンと表面的には同じになる。
しかし、ドラゴンの場合ささやかな愛情表現として使われると思う。
例えば、膝枕をしている途中に、自らの彼が目の前で眠ってしまったとしよう。
彼女達はもし起こした時に、恥ずかしさに堪えられぬと判断する。
しかし、そうはいっても目の前に居るのは愛しい者なのだから
何らかの愛情表現をしたい。
そのような時に、こっそりと足に尻尾を巻きつけ彼との繋がりを確かめるといった具合だ。
私としてはさらにその時に、顔をポッと赤くして
「・・私は、何をやっているんだかな・・ふふ、だがこれも悪くは無い。」
等と言ってもらいたいところである。
まぁ最も、その時私は寝ているのでそれは聞こえないのだが。
さてドラゴンについて
ここまで書き連ねてきた訳だが、ここらで締めとさせていただきたい。
誇り高く高慢な彼女達と付き合ってい
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