・・状況を整理しよう。
俺は、下半身を露出させている。
うん、まぁ、この時点でおかしいけどそれは置いといて。
「ふふ・・気持ち良いですか・・?」
もっとおかしいのは、俺の結構な大きさに勃起したそれを、
紫髪で童顔の美女が手コキしてるって事だ。
しかも結構気持ち良い。
「あ・・ピクッてしました。
もう射精しちゃうんですね、ふふ、良いですよ・・っほら!」
そう言って、扱く手に力を込めてくる女性。
って、そんなに強くされたら・・!
「っ、あっ・・!!」
ドピュッ・・!
「ぁ・・ふふ、こんなに・・」
そう言いつつ、手に着いた精液を舐め取る女性。
「ん・・おいしい♪」
その姿はとても淫らで美しくて・・
しかも、童顔なのが俺に背徳感を抱かせる。
「じゃあ・・もう一回・・」
そんなことを考える俺の股間に、彼女はもう一度手を伸ばしてくる・・
「という夢を見たんだ、統里(とうり)。」
「・・帰路について早々そんなこと言うなよ天香(てんか)・・
一言言うぜ、妄想乙。」
にべもなくそう言いきられる。
だが、今日の俺はひと味違うぜ!
「いやいや、本当なんだって!感覚とかやけにリアルだったし!」
「あーそーですか、はいはい良かったねー」
そう言って、なま暖かい視線を向けられた。
こいつ、いつもながら言い方がうぜえ・・
「どうせ、エロゲやってそのまま寝たんだろ?
コ○ナあたりか、ああん?」
「ふ、甘いな統里。
昨日俺がやってたのは聖もん○す学園だ!」
「どっちでもいいっつの・・エロゲやってたんじゃん、結局は。」
そう言って、呆れ顔のままため息を吐く統里。
対して俺は、あきらめ悪く粘っていた。
「いや、でもあれはマジで・・」
「・・なぁ、俺だったから良いがそれ他の奴に言うなよ?
確実に絶対に、引かれるから。」
「え?お前引いてねえの?絶対引いてると思ったのに。」
「・・分かってるならわざわざ聞くなよ・・
まぁ、お前が変なのは知ってたから。」
「変!?変態じゃなくて、変!?」
「おう、変態っつうほど煮詰まってねえから。」
「・・要するににわかって事かよ。」
「何で落ち込んでんだよ・・」
その日の夜。
風呂入って歯磨きして、ちょっとアイス食って。
俺はジャージを履いて自室のベッドに寝ころんでいた。
「・・くっそー・・結局信じなかったなあいつ。」
天井を見上げつつ呟く。
統里は最後まで信じなかった挙げ句、最後に。
「明日も同じ夢見たっつー話してきたら信じてやるよ」
なんて言いやがった。
「夢なんて同じもん見る訳ねえだろ・・」
またしても呟く。
・・つか、同じの見たっつって信じるかよ、普通。
「そうか・・!すまなかった、疑って悪かったよ!」
「っ・・ぅくっ・・ぷ、はははははは!!
有り得ねえ!絶対有り得ねえわ!」
一人ベッドの上で笑い転げる。
破壊力抜群だ、ピシッと腰が直角に曲がってたりするとさらに良い。
こんなに笑っていれば普通なら、誰かが気になって見に来るだろうが、
俺は一人暮らしなので問題ない。
ああ素晴らしきは一人暮らしか。
「ふー・・ふー・・よし、寝るか。
とりあえず、嘘で一回言ってみるかな・・」
後で殴られたらそれはそれで良いや。
そう思って俺は目を閉じた。
俺は寝そべっていた。
・・妙な感覚だ。
体がそこにあると分かるのに、自由に動かせない。
勝手に体は、動きたいように動いている。
そして、視点は引いたり寄ったり。
・・ああ、そうか・・また、夢見てんのか。
「・・夢か・・」
夢の中で俺が呟く。
口だけは自由に動いていた。
「うん・・夢だよ、これは夢・・」
「!?」
女性の声が聞こえた。
その瞬間、体が文字通り硬直する。
首から下が自由に動かせなくなった恐怖を味わいながら、
ゆっくりと声がする方、すなわち背後に首を回す。
・・うそーん・・
そこには、あの女性が立っていた。
「えへへ・・昨日ぶり、ですね。」
女性はそう言って、俺の正面に回り込んでくる。
そして・・
「また、気持ちよくしてあげますね・・」
俺のジャージを脱がしてきた。
「あっ、ちょっと何を!?」
止めようとする、が手なんて動くはずもなく。
・・動いてたとしても止めたか、俺よ?
俺に対して、彼女はこう言って立ち上がる。
「分かってるくせに、訊いちゃうんですね。
そんな人には・・」
そして、足を持ち上げ俺のペニスの・・!?
「足で十分ですよね?」
「や、ちょっと待って・・!?」
止めようとするが、彼女はそのまま足を下ろし・・!
「っ・・う・・!!」
親指と中指の間で挟み込んできた。
そのせいで俺の体はピクリと震え、
意志と関係なくそれはむくむくと大きくなっていく。
「あ・・ふふ、待ってって言った割には、
体は準備万端みたいですよ・・?」
そして、挟んだまま指
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