西暦2012年1月上旬
新しい年を迎え日本に古来より存在している妖怪達は、毎年12月31日になると全国各地から数え切れない位の妖怪達が集まって大宴会を開くのであったそうな
東西南北から豪華なお節料理を持って来る者、日本各地の銘酒を持って来る者、珍しい食べ物、山海の珍味等が毎年並び食べ放題、飲み放題の宴が一ヶ月も続くのであったそうな
妖怪達の朝昼夜時間関係無く祝いの宴は、酒飲み合戦、大食い競争、一芸披露、歌を歌う者、世間話しながら食べる者等皆好き勝手に騒いでいたそうな
因みに宴会をしている場所は、普段から人間達は近付けない妖無園界と言う謎の場所で毎年行われている
「今年も酒が美味しいぜ!!ウィッヒック・・・お〜いつまみが足りないぞ!ジャンジャン持って来い!!」
「そうだぜ!酒もそろそろ無くなるぞ〜、早く持って来いよ〜」
そう言いながら酒やら食べ物を豪快活勢い良く飲食いしているのは、アカオニとアオオニの二人である
二人の周りには、大量の数え切れない位の酒の樽やらトックリと皿が乱雑に置かれていた
「ウィ〜・・・なあアオよぉ?今年は、良い男見付けたいもんだねぇ〜?去年は最悪な年だったぜ」
「その台詞毎年且つ毎日言ってる気がするがな?さぁな・・・出会いと別れは突然と言いますよ?アカよ・・・ヒック〜」
「チッ確かにそうだがな!最近の若い人間は、酒の飲み方、楽しみ方が全然わかってねぜぇ〜・・・お陰で張り合いのあって飲み方が豪快な野郎が居なくて寂しいねぇ・・・昔は、良かったな〜、今は面白い奴が全然居ないぜ・・・お〜い酒と食べ物まだかよ!早く持って来ねぇと暴れるぞ!!!」
「まあ確かに最近の若い人間で面白くて張り合いのある飲み方をする人間は、居ませんねぇ・・・時代が変わったと言う事でしょうかねぇ、アカ暴れても来ませんよ?気長に待ちましょう」
「がぁああああああああ!!!!早く持って来いよぉ!!!!イライラする!!!」
イライラして今にでも暴れそうなアカオニをアオオニは、何とか押さえ付けていました
アカオニとアオオニから離れている所では、河童、ジョロウグモ、ウシオニ、提灯おばけ達が世間話しながら豪華なお節料理を食べていました
「この松坂牛超美味しいぜ!!!生きてて良かったぁ〜・・・まだあるよなぁ」
「さっきからそればっかだねぇ〜・・・野菜も食べないと体悪くするよ〜、ウシオニ?」
「五月蝿いなぁ〜・・・俺は、肉食だから良いんだよ!お前こそさっきからキュウリとかっぱ巻きばかりじゃねえか?お前こそ肉を食えよ?年に一度しか食えねぇぞ?こんな高級和牛はよぉ〜・・・本当に美味い!!」
「私は、雑食だし・・・肉は嫌いじゃあ無いけどねぇ〜、キュウリにかっぱ巻き美味しいけどなぁ、う〜ん美味♪」
「うふふふ〜、まあまあウシオニはん種族が違うんやから、気にしてたらきりが無いですぇ」
「まあそうだけどよぉ〜・・・俺昔好奇心から生の野菜を食べて腹を壊して以来野菜を見る度にその時の事を思い出して、気分が悪くなるんだよぉ」
「生で食べたんですか!駄目ですよ〜、ウシオニ姉さん?生で野菜食べたら誰だってお腹壊しますよ?ちゃんと火を通すか、炒めないと駄目ですよぉ」
ウシオニは、提灯おばけにそう指摘されえっと言う顔をした、どうやら普段から生で食べ物を食べている様で炒めたり煮たり等の調理を知らない様子である
ジョロウグモ、河童は食べながら調理の基本だよと教えたがウシオニはこう言ったそうな
「そう言われてもなぁ?俺の母さん一度も調理している所見た事無いしなぁ・・・と言うかウシオニ一族は皆新鮮なそのままの肉をその場で食うから焼くとか炒める煮るなんて無いんだよなぁ」
「ウチも肉食ですがちゃんと料理しますぇ?今は料理出来ない男女何て粗大ゴミと人間のある雑誌に書かれておりましたなぁ」
「お前は、普段から人間に化けて旅館経営してるからそう言えんじゃねぇのか?まあ今更料理の勉強なんて興味も無いがなぁ・・・それにしてもこの米沢牛美味すぎるぜ!!おかわり!おーい調理係り肉1000人前追加!」
「まだ食べるのかよ!良くお腹持つなぁ」
「お前だってかっぱ巻き何皿目だよ?俺の事言えねぇぞ?」
「毎年の事ですねぇ〜・・・おほほほほ〜」
「そうだねぇ〜・・・このウサギの漬物美味しいなぁ〜」
河童、ジョロウグモ、ウシオニ、提灯おばけ達は、そんな会話をしながらお節料理を食べていた
さて食事の席から少し離れた所では、舞台上では一芸披露や歌を歌う者が集まっていた
今舞台に立っているのは、ゆきおんなであった・・・どうやら歌を披露するらしい
「では次は、ゆきおんなで雪桜散る頃を歌います、聴いて下さい」
「うぉおおおおおおお!!!!!待って
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