昼休み。学校の屋上階段。
この学校の屋上は解放されておらず、近くに人が来ることはまず無い。
人知れずにナニカを行うのには実に都合がいい。
「先輩……。今日のお昼…ください……」
後輩がスカートをめくりあげる。そして下から現れるピンク色の触手。
自分たちにとってこの光景はもう日常だ。
一年生が入学しもう慣れただろう頃。
大して親しくもないクラスメイトに声をかけられた。
「なあ、オマエ彼女はいないか?」
いきなり何なんだ。一人身の自分を馬鹿にしたいのか?
「いや、バカにしてるわけじゃねぇよ。彼女のいない寂しい奴だけの耳寄りな話があってな……」
声を潜めて話し出すクラスメイト。
その話というのは―――させっ子のことだった。
「今年の新入生なんだけどよ、手当たり次第にオトコを喰っちまってる女がいるんだ。
それも普通のエンコーじゃなくて、金を取らねえ上に生でやらせてくれる」
金を取らない? ただの痴女じゃないのか?
「そうだ、痴女だ。その言葉を使えば良かったな。まあとにかく一年に痴女がいるんだよ。
ただ、そいつは金を取らねえ代わりに毎回毎回新しい男を紹介しろって言うんだよ。
で、オレもときどき世話になってる身なんだが、もう知り合いがいないんだ。
だからさ、助けると思って……一緒に来てくんね?」
なんで自分が行かないといけないんだ。他のクラスメイトでもいいだろう。
「それが……もうこのクラス、オマエしか残ってないんだ」
なにっ!? 自分以外の男全員その女と寝たのか!?
「全員というか、彼女がいる奴はダメなんだそうだ。
女付きを除くともうオマエしかいない。なあ、頼むよぉ……」
手を合わせて拝まれる。しかし、自分はそんなビッチと寝たくなんかないぞ。
「たのむ、顔見せだけでも! そうすりゃ気分が悪くなったって帰っていいからさ!」
顔見せも面倒だが、余り断り続けると暴力に訴えられるかもしれない。
何かもう目が血走ってるし。
……わかったよ、いつ行きゃいいんだ?
「ありがてぇ、ありがてぇ。んじゃ、今日の放課後、部活が皆終わった後体育倉庫に来てくれよな!」
体育倉庫。部活動が終わった後となると、結構時間があるな。
それまでなにして時間を潰そうか。
特にやることも無く、校内をブラブラして回る。
カーンという打球の音。野球部は青春してるんだな。
廊下の窓から校庭を眺めそう思った。
日も傾きそろそろいい時間。
約束通り、体育倉庫へ向かうとクラスメイトが出迎えてくれた。
「お、来てくれたか。じゃあ早速顔見せを……」
ゴロゴロと音を立て倉庫の扉を開くクラスメイト。
…大して開いていない。隙間を通れというのか。
顔だけ見せてとっと帰ろう。
そう思い隙間に近づいたら中の光景が見えた。
「んっ……! ぷぁっ…、次、ちょうだぁい……」
裸の女生徒。髪はショートで可愛い。
一対一ならお付き合いをお願いしたかもしれない。
しかし……。
「ほら、さっさとどけ! 次は俺の番なんだからな!」
「汚ったねーな! 出した奴ちゃんと掻き出せよ!」
「後ろは初体験なんだよなー。どんなもんだろ」
その女生徒に群がる局部を露出した男たち。
……なんだよこれ。マジで気持ち悪くなってきたんですが。
男どもは女生徒全ての穴にかわるがわる挿入し、出すだけ出して交代。
集団で婦女暴行していますと言われても通るんじゃないかこれ?
「ほら、さっさと入れよ。お前が入らないと約束破りになっちまうからな」
クラスメイトは背を押して隙間から押し込む。
とたんに鼻に充満するムワっとした匂い。
「ほら、センパイ新しい男連れてきたよ! これでいいよね? ね!?」
媚を売るように自分を見せつけるクラスメイト。
他の男どもからも視線を集める自分。コッチ見んな。
「新しい男の人…? ありがとぉ……。あなたぁ、いっしょに気持ち良い事、しよ?」
自分を見る視線が厳しくなる。どうも新入りは第一優先でヤれるらしいな。
しかし自分はこんな痴女とセックスなんぞしたくない。
嘘でなく気分が悪いと言って帰ることにする。
「うーん、残念だったね!」
「でも、俺たちが良くしてやるからさ!」
辞退した自分に興味をすっかりなくし、女生徒に向き直る男たち。
まったく、こなきゃよかった……。
次の日。
「おーい、お前にお客さんだぞー」
ドア付近の奴がニヤニヤ笑いながら話しかけてくる。
一体何なんだと思ったら。
「こんにちは。先輩……」
昨日の女生徒だった。
後輩の女生徒に廊下に連れ出される。
えーと、なに? 自分に何か用?
「その、先輩は…昨日しませんでしたよね?」
……なんだ? 痴女は自分の裸を見た相手を逃がさないとでもいうのか?
「ちょっと…お時間貰えませんか?」
おい、まだ午前だぞ。
だいたい、ヤリ
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