とぅるるる とぅるるるる...がちっ
「はい、もしもし?」
「もしもし隆二?あのs」
「おおー!ダイちゃん!元気しとったん?びょうきどうなっ」
「なあ、隆二、」
「たー...おお?はい?」
ぴっ ぴっ ぴっ
「お前さあ、いっつも先に切り出してよぉ、
最期くらい先に言わしてほしかったなぁ...まあ、いいか」
「え?ダイちゃん さいごって....何? え?」
「りゅうじぃ..は、あ ぁ」
ぴっ ぴっ ぴっ
「ちょ ダイちゃん!? な、にいって」
「ばぁい...ばい」
ぴっ ぴっ ぴーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ダイちゃん! だいちゃっ 嘘だ..今の音..そんな
だいちゃああああああーーーーーーーーーん!!!!」
ここに すわって、どれくらい
ときが たったのだろうか
くらい このへやは すき だし
きみも このへやが すき、だろう?
そして もうすぐぼくはこわれていく
ちりとなり きえてゆく
そのしらせが とどくころ
きみはこのへやに いるか
だからそばにいて
だからそばにいて
もうすぐ町は夕闇に包まれる、
「..もう2か月か..はやいねぇ」
親友の写真を手に取り、眺め、呟く、
この町で無駄に時間を消費して、もう2か月が経つのか、
からから 窓を開け、空と、遠くに見える立山連峰と空を眺める、
...親友、ダイちゃんが死んで、もう2か月か、
なんで最期、俺に電話したんだ..
後から聞くと、呼吸器のチューブが切れ、窒息したのだという
何故、残り少ない肺に残った空気で助けを呼ばなかったのか、
泣いた 泣いた 泣いた 濡れて 眠った、
ふと
「ダイちゃん、俺、そろそろダイちゃんのトコ行くよ」
叶わぬ夢を呟いた、
「二人で、また一緒に、 なんでもしよう?」
届かぬ願いを吐いた、
空はもうすぐ深い海になる、蒼く 暗く 深く..
ぶちいっ
ぎゅいいらあ ぐらああ ぐじゅうう ぎゅちゅっ
ふいに視界が揺らめいた、
訳の分からない感情が湧きあがり胸をいっぱいに染めた、
怒りのような 悲しみのような もどかしく やるせなく
ベッドに突っ伏し叫んだ
くそっ! くそっ!! くそおおおおおお!!!
涙も流した、息をひきつらせて、泣いた
く、、そっ! くっそお...! お おぉ..
なんでだなんでだなんでだくっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
そのときだった 音がした
とん ととんっ かたかたん かつつっ
「はあ はあ、うう....?」
雨は降ってない、 雨音ではない、
何? 何? 恐怖心が煽られる だんだん音が近付き..
「ほいっ ほいっ とっとっとっ...」
可愛らしい女の子が窓の上辺から逆さに顔を覗かせてきた
「はあ はあぁ はあ..」
さほど驚きはしなかった、というより興味が湧いた、
少女の腕、肘のあたりから真っ黒な羽が生えそろっており、
足も、膝のあたりから カラスのそれになっていた
「や、ニンゲンさんではないの、こんばんは♪」
聞こえてなかったのか、さっきの俺の
凄まじい叫びを、嗚咽を、泣きじゃくる声を、
ああ くそっ、また....
この女の子には泣き顔を見られたくない、
俺は、ベッドに入り、少女に何も告げず、体を丸めた、
「はあ、は あ うう、くそ...ひっく、ぐずっ」
掛け布団の外の気配は、もうどこかへ消えてしまっただろう、
というかあれは夢だ、俺の死神だ、俺を旅立たせに来たんだ
ああもうどうでもよくなった、目が痛い、喉渇いた、
もぞ 掛け布団をずらし、水を飲みに行こうとたちあが
「なにかあったろうニンゲンさん、言ってみ」
「う わあっ!! まだ居たのか?」
さっきの鳥女が、ベッドの横に立っている、
細く、吊り上った目が、俺のことをじいっと見ている、
「お、まえには関係の無いことだよ、帰ってくれよ」
そうだよ、早く帰れ、大体人んちに勝手に侵入しといてなにを
「そういう訳にはいかない」
ぐい どっ どさっ
「えっ え? お前何すんだ??」
彼女にベッドに押し倒された、
「問いに答えて、何があったの?」
彼女の目、さっきより怖い、睨んでくるみたいに、
「だから、いいからそういうおせっか」
「お仕置きが必要か、なら んっ...んむっ、く..」
「んっ!? んんん! んん..////」
彼女の舌が、下唇が、俺の口の中へ押し入ってくる、
「ん、はむ んん ちゅうっ/////」
濃厚、甘い、慈しみのような、
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