内側のフェンスを開くとアーゴとイルデに話しかけられる。
アーゴ「おぉ!戻ったか!」
イルデ「今日も戻ってこれたねぇ!」
アッシュ「ええ、お陰さまで。」
フィラー「成果もまぁ十分だーよっと。」
フィラーがリュックを下ろす。自分も下ろす。
フィラー「燃料と少しの食料。やっぱ重いなぁこれ……。」
アッシュ「東にあるコンビニが併設されたガソリンスタンドに行ってきました。本当はその後に食料品店にも行くつもりだったんですけどね……。」
フィラー「化け物が沢山いて、それどころじゃなくなった。これ背負って戦うのも嫌だからねぇ。」
アーゴ「化け物達も食べ物が要るのかもしれないな…。とにかく、お疲れ様。」
イルデ「その成果やら遠征で見たものとか、ヴィスタ警部補に報告してきな。あたし達も気になるけどね。」
フィラー「そうすっか。行こうぜ、アッシュ。」
アッシュ「だな。」
リュックを持ってヴィスタ警部補の元へ向かう。
ヴィスタ「おぉ!戻ってきたか!二人とも!(咳払い)…おかえり、二人とも。その荷物を見るに……成功か?」
アッシュ「ええ、食料は微妙ですが。」
フィラー「食料品店に化け物が集まらなければねぇ。他はいつも通り。」
ヴィスタ「過ぎた事にどうこう言っても仕方がない。今は二人が戻ってきてくれた事が一番だ。」
アッシュ「予定通り東にある、コンビニが併設されたガソリンスタンドに行きました。ただ、既に誰かが来ていたような形跡がありました。」
ヴィスタ「外にも他の生存者がいるかもしれないということか……。」
アッシュ「恐らく。」
フィラー「で、この荷物どうしますー?」
ヴィスタ「こちらでやっておこう。デア!ちょっと来てくれ!!」
デア「うぃーーーーーー。」
奥から金髪のウザそうな男性が出てきた。デア・イスパー巡査。ヴィスタ警部補と同期らしい。
デア「おー、お前ら戻ってきたかー。で、何ですヴィスタぁー。まぁ見れば分かりますけど。」
ヴィスタ「二人が持ち帰ってきた荷物を運ぶぞ。」
デア「まぁーーーそうなりますよねぇーー。ちぇっ。」
デアが渋々荷物を持ち上げる。ヴィスタも荷物を持ち上げる。
ヴィスタ「二人は遠征で疲れただろう。休んでいてくれ。シャワー室は使える状態だぞ。タオルもいつもの場所に置いてある。」
アッシュ「分かりました。では、失礼します。」
フィラー「シャワータイムだシャワータイム!」
フィラーとシャワー室に向かう。
デア「あー俺もシャワー浴びてスッキリしてぇなぁ〜。」
ヴィスタ「シャワー室は遠征組が優先だ。私達は後だろう。」
デア「ちぇーー。」
デア巡査とヴィスタ警部補は一見相反する性格に見えるが同期故かかなり仲が良い。
今度昔の事でも聞いてみようか。今日にでも。
そうこう考えている内にシャワー室に着いた。
フィラー「シャワータイム!これの為に遠征してるようなもんだな!」
アッシュ「どうだかな。」
しかし遠征で体動かした後のシャワーが気持ちいいのは確かだ。
脱衣場で服を脱ぐ。
・・
・
フィラー「なぁ……アッシュ……。」
アッシュ「どうした?」
フィラーが俯いて黙り込む。
アッシュ「フィラー?どこか怪我でもしてたか?」
フィラー「いや……何でもない!」
フィラーはまたいつものようなへらへらした表情になる。
アッシュ「……何かあったら言えよ。」
フィラー「わーかってる、わーかってる!」
服を脱ぎ終わり、シャワータイム。
至福の一時、束の間の休息。
……避難生活が始まってからか……?
自身の愚息……チン○が日に日にほんの少しずつ大きくなっているような気がする。
まぁ、大きいに越した事はないだろう。
・・・
・・
・
シャワータイムを終え、カゴに入ってたタオルを取り、体を拭く。
アッシュ「さっぱりしたな……。フィラーは……もう出てるか。」
恐らくシャワー室の前にいるのだろう。
自分も早く服を着てシャワー室から出る。
フィラー「おっ、出たな。」
アッシュ「待たせたな。」
フィラー「へへ、……もうそろそろ飯か?」
時計を確認する。
アッシュ「もう配ってる時間だろう。食堂に行くぞ。」
フィラー「はいはーい。」
食堂へ向かう。避難生活故に一人に対する量は多くない。
時々不満を漏らす生存者がいるが、ヴィスタ警部補や他の警官がどうにかなだめている現状だ。今日の遠征で食料品店にも向かうべきだっただろうか?
食堂に着いた。既に人が並んでいる。
フィラー「まぁそうだよな。」
アッシュ「良いのが残ってるといいが。」
・・・
・・
・
自分の番になり食料を受けとる。
この生活もいつまで続くのだろうか。
フィラー「アッシュー、こっ
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