城が落城した後、リリムは後から来た占領部隊に後の処理を任せると、彼女率いる襲撃した精鋭部隊は一旦魔界に帰っていた。リリムは魔界にある自分の城に着くと、自分の部屋のベッドにリントを寝かせて彼の頭を自分の膝枕の上に乗せた。リリムは彼の寝顔を見てると眠くなり、彼を美味しく頂く前に一眠りする事にした。
リントは彼女の膝枕の心地よさによって、次の日の夕方まで眠りに落ちる事になった。
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リントは目を覚ます。しかし、意識は半分ほどしか覚醒しておらず起きてるのか寝てるのか自分でも分からないまどろみの中を漂っていた。
―そろそろ起きる時間よ。
どこかから、女神のような美しい声が聞こえる。しかし、彼はもう少しこの状態を楽しみたかった。
「もうちょっと、もう少しで今度は良い夢が見れそうなんだ。」
リントは寝言のように小さな声で返した。
―嫌な夢を見てたの?
「うん、お城が攻め込まれちゃう夢。勇者様や聖騎士の人たちがみんなやられたけど、王様が出てくる前に終わっちゃった。」
―夢じゃないわよ、あれは現実。
「そうかあれ現実だったのか…って!」
リントの意識ははそこで完全に覚醒して、そのまま飛び起きたのだった。
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リントは状況を把握する為に辺りを見回す。そんな彼にリリムが声をかける。
「おはよう。もう夕方だけどね。」
「だれだっああああああああああ!!」
リントは声のするを向くが、リリムと判断した途端すぐにベッドから飛び降りて手で顔を覆う。
「?…何してんの?」
「お前の顔を見たらその…魅了魔法で情けない事になったが、今度は負けないぞ!」
彼は顔を手で覆ったままその場で打点の高い蹴りを見せて臨戦態勢のアピールをする。リリムは思わず笑いがこぼれる。
「…ふふっ。」
「何がおかしい!」
「ああ、ごめんなさい。今は私を見ても大丈夫よ。」
リントはその言葉を聞いて思わず顔を覆ったままだった手を離す。すると視界にリリムの美しい体が飛び込んできた、が彼は射精する事は無かった。
「え?あ、ほんとだ…」
「あの魅了魔法は戦闘モード時にしか発動しないのよ。」
「”戦闘もおど”?」
「え〜と…ようはちょっと気合いを入れた時に発動するの。」
ちょっと気合いをいれただけで発動する…魔力を持たないリントでもその程度であのレベルの魅了魔法が発動できる事の凄さに驚き、感心していた。が、彼はすぐに肝心な事を思い出した。
「って、敵とそんな話してる場合じゃない!貴様が侵略を中断してこんな所に閉じ込めた理由はどうであれ、俺はどんな拷問にも耐えるし我が祖国の機密は持っても無いし口を割る気もない!」
「そんなことしませんし、貴方のいた城はもう攻め落としました。」
「そんな夢みたいな事信じれるか!」
「夢じゃないって言ったでしょう…」
リリムに言われたリントは一旦落ち着いて記憶を掘り起こす、確かに夢と言うには妙にな現実味がありすぎたあの光景、そしてついさっきリリムに夢じゃないと指摘された事…
「…本当?」
「本当。」
「でも王様がどうなったかわからないし…」
「王様は兵隊を見捨てて逃げる準備してた所をとっ捕まえました。今頃私の部下たちが彼に「無条件降伏する」とか「これからは親魔物派の国家に鞍替えする」とか書かれた色々な条約に判子押させてるでしょうね。」
「でももしかしたら勇者様がリベンジするとか…」
「彼はナンシーにお持ち帰りされちゃいました。」
そう言うとリリムは指パッチンする。二人の目の前に映像が流れ、そこには裸で壁に貼り付けにされた勇者と恐らくナンシーという名前なのであろうサキュバスが写し出された。
「これは…!?」
「この城のホールからの映像よ。…ナンシーってばSっ気ありすぎなんだから…」
リントは映像の意味がわからなかったがこれが何処かにいる勇者のいる部屋の様子であることは理解し、映像に釘付けになるのであった。
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ホールではナンシーが細長い棒を持って立っていた。周りでは部下のサキュバスが5人ほど裸にされた勇者を見ている。彼女達は暇を持て余したので観客としてナンシーの「見せ物」を見に来ていた。
勇者はナンシーに向かって叫ぶ
「やるならひとおもいにやれぇぇ!!」
「ヤる…?ああ、そっちの意味ですか。大丈夫、この棒に殺傷力はありませんよ?」
ナンシーの持つ棒は確かに木製のただの棒であった。
「じゃあ今から何をする気だ!」
「そうですね...あなたへのレッスンって所ですかね。」
そう言うとナンシーはフェンシングの構えをして持っている棒
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