メドゥーサ
それは本来、強力でプライドが高く、強気なラミア種の魔物である
・・・・・・筈なのだが
「はぁ・・・ぅ・・・・・・ぁぅ・・・ねぇ・・・・・・も、っとぉ・・・・・・くぅ」
「どうしてこうなった!?」
超素直に俺とラヴい(死語)セックスをしてるんですけど!?
完璧にレイプ目になって、涎を垂れ流しにして、俺に体を巻きつけて・・・・・・
場所は洞窟の小部屋・・・・・・丁寧に扉までついてるし
マジで、どうしてこうなった!?
あれは数年前――――――
すいません調子に乗りました、数日前です
俺の名前はノイル・F・リークス、愛称はリーク、歳は今年で17になる
趣味は散歩と探検、得物はサバイバルナイフ一本
仕事は、一応ハンターって事になってる
あぁ、ハンターって言うのは魔物を専門的に「退去」させる仕事で、人間風に言うと・・・なんだろう、うまい言葉が見当たらないな
とりあえず、そこは仕事の内容を見てくれれば分かるだろう
「・・・・・・と、いう訳で割の良い仕事は無いか?」
「どういうわけよ、そしてさりげなく割の良い仕事要求してくんじゃねぇわよ」
この口の悪い女はギルドのお姉さん、名前は・・・・・・忘れた
見た通り、アルラウネ・・・・・・受付の床に根を張っているらしい
まぁ、なんだかんだ言って仕事をくれるいい人(魔物)だ
「そのいい人の名前くらい覚えろってーの」
「あー、うん、無理」
「即答してんじゃねぇよ!!」
「それより、仕事無いの?」
「はぁ・・・・・・で、どんなクエストを所望してるわけ?」
あ、今呆れられた
全く、少しからかっただけなのに・・・・・・心を寛大に持とうぜ
「洞窟探索系がいい、おっと、ジャイアントアントは止めろよ?あいつら数が半端じゃねぇからな」
「チッ、そうね・・・・・・なら後は・・・」
今、舌打ちしたよね
って言うか、明らかに機嫌悪そうなんだけど・・・・・・
あ、そうか
「また振られたのか?」
「作業中に余計な事言ってんじゃないわよ!!!」
図星だったか・・・・・・ってうわ、涙目になってるし
やばい・・・・・・泣くな、泣くなよ!?
「お、落ち着け・・・・・・もうそんな歳じゃないだろ?」
「・・・・・・どう言う意味よ、それ」
「地雷踏んだ!!?」
「さて、どう言う意味かしら・・・?」
「お姉さん風に言い直さないで!?すげぇ怖いから!!」
見た目は流石に魔物なだけあって、とても秀麗だが・・・・・・性格がね・・・・・・うん
ほら・・・・・・うん、いつかいい出会いがあるさ
「痛いっ超痛い、お願いだから蔓で縛るのは勘弁して!?」
「あっ、こんな所にいい仕事があるなぁ・・・・・・メドゥーサを退去させるだけの簡単なお仕事」
「この状態で手続き進めんのか!?」
「場所は・・・よかったわな、洞窟だって」
「嫌な予感しかしねぇ・・・やめろ、俺はそのクエストを受けない」
「ごーめん、もう手続き終わったから・・・あ、キャンセルはさせねぇから安心しな」
「安心できる要素が欠片もねぇな!!!」
まぁ、こうして俺は洞窟に住むメドゥーサを「退去」させる仕事をする羽目になったんだが・・・・・・
「にしても・・・洞窟の中部辺りで道を塞いで部屋を造るって・・・・・・どんな趣向してんだろうな」
今回、俺が「退去」させるのはメドゥーサと呼ばれる魔物だ
強さ的には、中の上くらい・・・・・・つまりそれなりに強い魔物ってことだ
もちろん、話し合いで「退去」してもらえるならそれが一番だが・・・・・・今回の相手は、洞窟の中部で小部屋を造って、そのドアに禁を掛けて開かない様にしているというし、多分交渉でどうにかなる話では無いだろう
「とりあえず、万が一に備えて道具をそろえておくか」
この町は、海と山・・・それから遺跡に囲まれている豊かな場所にあり、親魔物派なのもあってとても栄えている
物資を手に入れようと思えば、何でも手に入ると言ってもいい程だ
「ようキュイ、今日の特売品はなんだ?」
「相変わらず、リークは言う事が貧乏くさいね」
「なん・・・・・・だとっ!?」
ここは町の中心街にある 雑貨屋・・・・・・と、銘打ってのエロアイテム専門店
彼女いない歴=年齢の俺には縁のない場所に思えるが、魔物相手の職業をしていると必然的に必要なアイテムがここに置いてあると言う不思議な場所だ
何気なく、普通のポーションなどが置いてあるのが地味に嬉しい
「まぁいい、それで今日の特売品は?」
「今日の特売品はアルラウネの蜜だよ」
「・・・・・・何があったかは聞かないからな」
「その様子だと、大体予想はついてる見たいだね」
あのアルラウネ、名前は・・・・・・思い出せない
ん、なんかデジャウが・・・まぁいいか
あいつは自棄になると、こ
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