早朝5時、昨日結局夜まで寝てしまった私は何を思ったのか起きてすぐ廃寺に向かった
そこで一晩中堂内に籠り、何処からともなくフヨフヨと湧いて来る狐を食べた
ふと我に返ると午前3時、不思議と眠くなかったので適当に一時間程狐を「内側の方で食べて」それから彰人の家に直行した・・・・・・・・・ここまではよしとしよう
「・・・・・・・・・・・・・・・美咲、何やってるのかな?」
返事は無い、眠っているのだから当たり前だ
別に寝ている事が問題な訳じゃない、私も妹の睡眠を妨害するほど鬼畜ではないし・・・ただ問題があるとすれば彰人の布団の中で彰人を抱きしめながら、彰人に抱きしめられて
超満足そうな顔で微妙にメスの匂いをさせながら寝てる事かな
救いがあるとすれば彰人の雄の匂いがしないことだろうか・・・つまりそれは美咲が勝手に彰人の布団にもぐりこんだって事なんだけど・・・
「・・・・・・許せないかなー」
自分でも口角が今までに無いくらい吊り上っているのが分かる
彰人についてる美咲のメスの匂いを私の匂いで上書きして、美咲には大好きな彰人の前でペットに調教しちゃおう・・・うん、ちょうどいいよね・・・
美咲はドMだし、この様子だと大好きな彰人に密着してオナニーしちゃうような痴女みたいだし・・・ペットよりも性奴隷の方が似合ってるよ絶対・・・
「ほら、起きてよ美咲♪」
言いつつ思いっきり美咲のほっぺを抓って見る
「むー、むぅー・・・・・・いひゃい、ひひゃいっふぇ!!」
「いつまで寝てるのかなー、この寝坊助痴女は」
現在午前5時、この時間で寝坊助なら彰人は寝すぎなのだろうけど・・・まあ彰人は特別枠だし、そもそも私が魔法とか無いと起きないし
つまりノーカウント、私の魔法を利用して(知ってたかはともかくとして)彰人と添い寝をした挙句、勝手に彰人にメスの匂いを付けたこのメス狐にはお仕置きが必要だと思っただけだから、何の問題も無いよね
「・・・・・・・・・あ」
「ん?」
私の顔を見てフリーズした美咲に、私は天使のような笑顔を張り付けて後ろから破壊神のような殺気を出して反応を見てみる
「ね・・・姉さん・・・?」
寝起きで回らない頭でも現状が理解できたのかそれとも一瞬で目が冴えたのか、とにかく美咲の頬には嫌な感じの冷や汗が流れ始めていた
「どうしたのかな? 美咲?」
尻尾が輪郭を崩して、炎に近い形態になっているのがよく分かる
・・・つまり、私は美咲に嫉妬している
そしてかなり怒っている・・・・・・別に美咲が抜け駆けしたことに怒ってはいない、どうせ美咲は抜け駆けしても性奴隷ルートまっしぐらなのは目に見えてるから
私が怒ってるのは、ドMの美咲が彰人に黙って彰人に抱きつきながらイロイロしてたって事だけ
「あ、あの・・・あのね?」
首だけこちらを向いているため、まだ腕は彰人を抱きしめたままである
この状態でいい始めるのなら、こちらにも考えがある
「・・・とりあえず布団から出て、話はそれからね?」
言い終わらない内から美咲を布団から引きずり出す
若干物欲しそうな目で彰人を見ていたが、そんな事は知らない
これからちょっとばかりお仕置きをするんだから、心を鬼にしないと・・・初めから鬼だろとか言った奴前に出ろ
「正座」
美咲をベッドの脇に正座させて、私は彰人のベッドに座る
彰人は魔法が解けるまで起きないから、どれだけ騒いでもせいぜい近所迷惑になる程度だ
「え、えと、あの・・・その・・・これは、ね」
正座した状況でパニックに陥っている美咲を横目に、私は彰人の顔に自分の顔を近づける
美咲へのお仕置きも大事だけど、まずは内側で落ち着きなくざわめいてる狐の嫉妬をどうにかしないと・・・
そんな訳で彰人の唇と自分の唇を重ねる、舌を唇の隙間から入れて歯の隅々まで滑らせていく
朝特有の口臭が舌伝いに鼻腔に侵入してきて、何ともいえない熱に魘されるような感覚に陥る
「ん・・・・・・んー、ん・・・っふはぁ・・・」
一通り口内を舐め終わって、口を放す
僅かに唾液で張った糸が滴となって彰人の唇へ落ちる
「ね・・・姉さん?」
その光景を唖然とした様子で見ていた美咲を完全に無視して、私は彰人の布団に潜り込む
「美咲は正座のままそこで待機ね、何も言うななんて鬼な事は言わないけど・・・正座を解いたらあとでもっと怖いお仕置きがあるから」
そう言って、布団の中で彰人のズボンとパンツをずらす
匂いで感知したのか、布団の外で美咲がビクリとしたのが分かる
「んふふ・・・凄い匂い、こんなに大きくしてさー・・・すぐ楽にしてあげるから」
苦しそうに固まったソレの先端に、舌の先端を乗せる程度に当てる
彰人の腰が一瞬ビクッとしてソレがさっきよりもさらに硬くなる
「んっ、ふ・・・これだ
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