彰人を部屋に運んでベッドの上に寝かせてから、私は一端家に帰っていた
目的は実験・・・いやいや、そんな物騒な物じゃなくて・・・どっちかって言うと練習?
うーん、どっちも何となく物騒な響きだなぁ・・・そうでも無いかな?
「美咲―、今日暇?」
被験者は同じ高校に通っている一つ年下の妹、都合よく夏休みは退屈をしているらしくて頼みの一つや二つは簡単に聞いてくれそうだった
「ごめん・・・ボクは姉さんに費やせる時間は一秒も持ち合わせてないんだ」
問題は私の事を超毛嫌いしてる事だろうか・・・同意なく始めるのは流石に彰人が怒りそうなので、何とかして同意がほしい
「やー私今日暇なんだけどさ、ちょっと試してみたい事があるから手伝ってよ」
「やだよ・・・ボクは忙しいんだ」
「彰人に、美咲が彰人の写真でナニしてることバラすね」
「なぁっ!?」
「そういえば、この前彰人の家に行ってた時・・・彰人の机からシャーペン一本盗ってたよね・・・一体何に使ってるのかなぁ・・・?」
「わ、分かった、分かったよ・・・手伝うから・・・」
妹が素直でお姉ちゃんは嬉しいです(棒
じゃぁ同意ももらったし、早速ヤってみよーか
日頃の恨みを・・・主に彰人に色目使ってるのと、身長が私より高い事を・・・
まぁ、初めてやるんだから多少のヤり過ぎとかミスとかはあるよね
「うん、まずベッドの上にで良いから座って」
「変な事しない・・・?」
「変な事するよ」
「やっぱりやm「彰人、美咲が変態だって知ったらどんな顔するかなぁ」
「・・・・・・・・・ぅぅ」
まぁ多分彰人なら何も気にせずに接してくれそうだけど・・・
それにしても・・・彰人の名前を出す度にピュアな乙女(変態)のハートを見せられると・・・こうなんて言うか・・・イラッ★ と来るものがあるよね
徹底的に調教してやろうか
「目を閉じてー、私の質問に答えて」
「・・・ぅー」
「私が嘘ついてるなー、と思ったら後で彰人に美咲の悪口を吹き込む」
「やめてよ・・・」
「姉に勝てる妹などいない!!」
「・・・幼児体型」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さ、始めよっか」
そろそろ涙目になりそうな美咲の目を閉じさせて、質問を開始する
実際にこの質問には意味は無い・・・ただのゲーム感覚である
ルールは至って簡単、彰人に関する質問をして正しい解答をするか私が嫉妬するかしたら・・・その度に狐を美咲に入れていく
ちなみにこのゲームは私の中の切り離せる狐がいなくなるまで続く予定
・・・ぶっちゃけ全部入れちゃう事に変わりは無い、その過程で美咲がどれだけ恥ずかしがったりするかを楽しむゲームだしね
ちなみに残機は12匹・・・美咲の調教が終わったら、また食べに行こうかな・・・
「はい、じゃー質問に答えていってね」
「・・・ぅぅ」
嫌そうな顔してるなー、むしろ滾るけど
「まず・・・いつから彰人の事好きなの?」
「っ・・・・・・し、小学生の時から・・・」
ふーん、まぁ私は幼稚園時代からだし・・・ここは許してあげようか
「どうして好きになったの?」
「一人称の事で苛められてたのを・・・助けて貰って・・・・・・」
はい、とりあえず一匹
「っひゃぃ!!?」
どんな感覚か、一応体験しているので大体分かる
一瞬美咲の体が跳ねて、それからゆっくりと耳と尻尾が輪郭を現す
とりあえず、成功はしたらしい
まぁ、何か変化があるのは分かっても・・・目を閉じたままでは実感できないだろうし
このまま質問攻めにしてしまえ
「彰人のどんなところが好き」
「や、優しくて良く撫でてくれる所・・・」
二匹目
「いつもやたらと彰人にくっついていくのは?」
「彰兄の体温かいなぁと・・・」
三匹目
略
「美咲は彰人に犯されてもいいと思ってる?」
「・・・・・・うん」
はいはい、12匹目
途中からやけに素直になったのは良いけど・・・なんか調教しがいが無いと言うか・・・
彰人を餌にしたら一発で釣れて面白くないと言うか・・・そう、反抗心が足りない
「・・・美咲みたいな痴女じゃ彰人は嫌だと思うなー」
「っぅ・・・・・・うぅ」
「そんなに欲望丸出しじゃ、流石に気持ち悪がられると思うけど」
「あ、彰兄はそんな事思わない・・・・・・」
「彰人に犯されたいんでしょ?」
仕方ないので、徹底的に従順にしていく方向で・・・
美咲は彼女よりもメイドとかの従者の方が似合ってるよね
彼女は私の席だし
「ぇ・・・ぅ? うん・・・?」
「じゃぁさ・・・彰人を襲っちゃえば?」
「ぇ、でも・・・何か違う」
「ん、襲われたいの?」
まさかマゾ気質があるのだろうか・・・
別に全然気にしないけど・・・私もどっちかって言うと彰人に襲われたいし
「へぇー、美咲は彰人に襲われたい
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