後編〜本番〜


ちゅう ちゅう ちゅう



「ああ……あ……はぁぁぁ……ふぅ……」



キフィは射精の余韻を長引かせるように優しく、しかし執拗に精液を
吸い取る。尿道から一滴残らず吸いつくす程丹念に……


ちゅぽんっ


「美味しかったのだ〜
#9829;」


やっとの事で俺のペニスを開放したキフィは満足げにため息をつく。
彼女の口から出されたモノは。欲望を吐き出した事で堅さを失って……


「えっ……!?」


いなかった。俺のイチモツは先程とは比べ物にならない程……いや、
今までの人生でかつてない程に勃起していた。俺の手と比較するに
ざっと20cmくらいに膨れ上がっていた。赤黒く充血したそれは
見る者に恐ろしさを感じさせる程にグロテスクだ。


そんな恐ろし気なモノを、キフィはまるで小動物を愛でるように
愛おし気な目で見つめている。



「あはぁ
#9829;早速効果が出てきたんだな、私の毒が
#9829;」

「ど、毒?」

「そうだぞ〜
#9829;おちんちんを欲張りにする猛毒、まだまだ精液を
 出したりないだろう?私の牙から出るその毒をお口一杯に満たして〜
 さっきから舌でなでなでしたりお口に含んだりして〜、ずぅっと
 毒を擦り込んでいたいたんだぞ
#9829;」

「……はあっ……はあっ……こんなのありえないだろ……ッ!」


俺のペニスは魔界豚による情欲とは比べ物にならない位の激しい疼きに
襲われていた。例えるなら猛毒に冒された状態で必死に毒を外に出そうと
しているような感じだ。


今俺は理解した。この疼きはどうあがいても耐えることはできない。


俺は昔から生真面目な所があって、学業などを真面目に頑張っていた。
そして志望した大学に進み、順風満帆な学校生活を送っていた。

しかし、周りにいる奴らはやれ彼女がどうこうだの、やれサークルで
飲み会だのと話すだけだ。崇高な目標などは立てず、猿のように欲望の
赴くままに行動する奴らと接してるうちに、俺は自身がやっている事が
馬鹿らしくなってしまった。

その後俺は地元に帰って仕事を見つけたが、今まで勉強したことなど
何にも生かせていない。自分は目標がなんだのと偉そうなことを
思いながら、結局は周りの奴らと同じように逃げるだけの道に入って
いってしまったのだ。


それ以来半ばトラウマのように欲望を満たす事、とりわけ性欲に関わる
事が嫌でたまらなくなってしまったのだ。そんな俺に対して、何故
キフィは俺を襲おうとしているのか?



「俺はもう……っ、お前から逃れられることはできない……。
 最後に……聞きたいことがある」

「ん〜♪なんだ?」

「ハァ……っ ハア……っ 何でこんなことをするんだ…?俺はただ、
 平穏に過ごしていたっていうのに……なんでここまでして俺に
 関わってくるんだ!」

その言葉の後、俺たち二人の間にしばしの間沈黙が流れる。キフィの
顔から先程の満足げな表情が消え、だんだんと氷のような冷たい表情へと
変わっていく。


しばしの沈黙を破り、キフィは口を開く。


「この世界の生き方がむかつくから」


「……え?」


「人間の人生は魔物よりも数倍も短いのに、勤勉さや真面目さを美徳にして
 息抜きの時間とかをバカにしているだろ?そんなんだから苦労ばっかしてる
 うちに人生が終わっっちゃう。それがむかつくんだ。自分に欲張りは駄目だ
 って言い聞かせながらそれで自分は幸せだって偽らせてるこの世界が大嫌い
 だから。」


ぎゅうっ


ぶつぶつと不機嫌そうに口を開くキフィは、俺に巻き付いた尻尾をさらに
絡ませながら、俺の体に強く密着してきた。



「はっ、いやちょっと……キフィ……?」


シュル……  パサッ


キフィは腰回りに巻き付いていたショーツ(ラミア種用だろう)を脱ぎ、床に落とす。
そこには毛一つないつるつるの女性器があった。まんこだ。生まれて初めて見たわ。


「こんな世界を変える為に、こんな世界に毒されてしまったお前を変える為に、
 私はお前を犯す。」



くぱぁ



「お前の意志で私のおまんこにぶちこめ。もう我慢できないんだろう?
 もう二度と我慢できない体にしてやる。」


キフィは両手でおまんこを広げた。ねっとりと滴る愛液と相まって
まるで蜜に濡れた花のように思った。彼女の顔を見てみると相変わらず
不機嫌そうな顔だったが、興奮を隠しきれないように顔が紅潮している。



あっ、コレもう我慢できないわ。



「どうしたんだ?早く挿入れ」






ずにゅっ




「てぇぇぇぇぇぇぇぇ
#9829;
#9829;
#9829;
#9829;
#9829;」


にゅるるるるるっ

「うおっ……すっげえ、ヒダがうねうねしてる
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