朝起きると、やけに寒い。
というか、股間だけがやたらめったら熱くてそれ以外の部分が寒く感じる。
目を覚まし、起き上がってみると布団がこんもり盛りあがっている。
「つい最近あったよなこのパターン。」
布団の中に入り込んだ猫姉妹が俺に寄り添っているという定番を考えて、
「にしてはなんか……」
ぴちゃ……ぺろ…ちゅぷ…
股間が、というか息子が何やら心地よい刺激を訴えて来るんだが?
しかもいかにもって感じに水音するし。
考えようもなく「そう」だとはいえ確認のため布団をめくってみる。
昨晩一緒に寝たはずのクリムだけではなく、なぜかシェンリも一緒に俺の布団の中に侵入して、
「おい……見ればわかるが一応聞いとく、何してる?」
二人して熱に浮かされたような顔をして一心不乱に俺の愚息を舌で愛撫している。
やべぇ、チョー気持ちいい。
道理でいつもの朝よりもずっと愚息が元気なわけだ。
つーかこれ発情期来てるな? 来ちゃってますね?
とりあえず表情確認。
甘くトロンと緩んだ目つき、紅潮した頬、触れているところから伝わるいつもより少しだけ高い体温。疑いようもなく発情期真っ盛りだよこいつら……
昨晩は大丈夫そうだったから油断してた……
「あしゃの…ぺろ……」
「ごふぉうひ……ちゅる…」
懸命な舌の愛撫を全くとどめることなく、俺の質問に答える。
「いや朝のご奉仕じゃねぇだろ発情期に入ったのはいいとしてそれしたら俺尻尾の毛を刈るって言ったよな? よし覚悟しろよ俺を解放したらお前らの尻尾を丸裸にしてやるからな。」
俺が矢継ぎ早に文句を浴びせかけると、
「クリム、下任せた。」
そう言ってシェンリは俺の愚息から舌を離し、俺の顔に近付いてくる。
「うるさい。」
据わった目で一瞬だけ俺をにらむと、唇に唇を合わせる。
頭が押さえつけられて抵抗もできず、口の中に舌が侵入してくる。
唾液を全部奪い去って飲み込もうとでもしているかのように、シェンリのざらついた舌は俺の口の中をまんべんなく犯す。
「ンちゅ……じゅる……ちゅくちゅく……ちゅっ」
対抗しようと俺も舌を動かすが、
「ちゅるちゅる……ぴちぴちぴちゃっ……レロぉ〜」
息子を刺激してくるクリムの絶妙な刺激によって下半身にも意識が逝ってしまい、反撃すらままならずになすがままにされてしまう。
発情期に入ったこいつら相手は一対一でも互角が限度なのに、二対一になったりなんかしたら俺にどうやっても勝ち目はなくなる。
「ぴちゅ……ちゅる…ンちゅ……」
俺の口の中を犯すシェンリの手が、俺の服を脱がせていた。
破り捨てるでなく、ボタンを一つずつ丁寧にはずして胸元を露出させる。
そして、爪で俺の乳首をひっかいてきた。
「グムゥっ!」
痛い!
せめて優しくやってくれ、爪で力入れてひっかいたら血が出るだろ!
と、言ってやりたいけど口ふさがれてるから無理。
とはいえ痛がっていたのは理解してくれたらしく、攻め方が変わる。
柔らかな肉球で乳首を圧迫したかと思ったら、そのままくにくにと弄ってくる。
あ、これちょっと気持ちいいかも。
「む……お姉ちゃんにばっか集中するにゃ……」
そう不満げにいったクリムはまた大きくなった俺の息子をその小さな口で無理に頬張る。
喉の奥まで呑み込んだと思ったら、
「じゅるれろりゅくりゅくりゅく」
始めっからエンジン全開のイマラチオ。
いきなり浴びせられるには強烈すぎる快感に、
「出るっ」
びゅるるるるる
たまらず俺は一回目の絶頂を迎えてしまった。
「ぷぁっ……ランス、次はうち。」
「ング……ごきゅごきゅごくん……そうだにゃ、次はお姉ちゃんが出してもらうばんだにゃ。」
姉妹はそう言って納得するとすぐに、位置を入れ替えた。
クリムが俺の頭の上をまたぎ、シェンリは俺の腰の上に腰を持ってくる。
「おい、ちょっと待て中にださせる気か!?」
「うん。」
「無論だにゃ、恋人なんだから今更孕んでも問題ないにゃぁ。」
そう言うわけでもないだろう、恋人だからが問題なんじゃないと思うぞ。
反論は許されなかった。
降りてきたクリムの股間に俺の顔は埋まり、
ずぶぶぶぶぶぶぶ ごちゅん
俺の息子はシェンリに捕まっていた。
「ふぁはぁ……やっぱり、このために生きてますなぁ……」
お前はどこのおっさんだ。
というツッコミのための口の動きはクリムの淫唇を刺激したらしく、
「ふにゃぁ……」
甘くとろけた声が俺の前方から飛んでくる。
少し悩んでから、口に密着しているクリムの下の唇を軽く舐める。
ぴちゅ ぺろ れろれろれろ
腰を振り始めたシェンリの動きに合わせて腰もゆする、
ずっく じゅぐ ぐりゅ にゅる
「んあっあんっ ひぃあっ!」
「あ…気持ちいいにゃ…もっと、もっとぉ……」
さらに刺激を求めて少しずつシェンリの動きが激しくなっていき、それと同様にクリムが俺の
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