※これは、今までの俺得物語の特別編です〜ドッペルゲンガー〜「あっちぃ…」「暑いよぉ…」俺達は、家の中で暑さに耐えているクーラー?んな高級品は持ってない「つか、そんな真っ黒な服だと余計暑くないか?」「でも、これ以外の服ないし…」この子がきてから約2ヶ月位がたったあれから、何とかバイトをやったりやめたり、相変わらずな感じだ「…に、しても」「暑いよぉ〜」さて、こんな時を打開するには…「…そうだ、祭りいこう」俺達は、何の脈絡もなく祭りに行く事にした・・・「さて、祭りに行く事にしたが…」「浴衣なんて、持って無いよ?」そう、浴衣なんて持っていないだが…「大丈夫、なんとかなるよ」そう言って、俺は友人に会いに行くことにしたそう、こんな時こそ持つべき物は友人だ・・・「と、言う訳で…」「格安で譲ってもらってきた、と」これから一週間、その友人の所で格安で働く条件でかなりの安値で譲ってもらってきたのだ「そんな無理しなくても…」「たまには、こんな事してでも一緒にどっか行きたいんだよ」そう、彼女は基本あまり外に出たがらないなんでも自分に自信が無いんだとか―――可愛いのに、勿体無い「だから、さ…」そういって、俺は彼女に手を伸ばす「一緒に、祭り行こうぜ」「うん…」恥ずかしそうに、頬を赤らめて、彼女は俺の手を握ってくれた〜ネコマタ〜「祭りだまっつりだ♪」目の前の俺の恋人は非常に浮かれながら歩いている「なぁ…」「なんだい?」その可愛らしい、満面の笑みを見ると、俺も嬉しくなってしまうだが、俺は言わなければならない俺のために、彼女の為に「祭りに参加し過ぎだろ!!」そう、今月5回目の参加である・・・そりゃ俺だって祭りは好きだだが、毎週色んな祭りに出てると、流石に疲れてもくる「う〜ん…参加し過ぎかな?」「間違いなくし過ぎです」俺は心を鬼にして、彼女に言う「大体、祭りにきて、屋台見て終わりが殆どなんだし、こんなに何回も出る必要あるのか?」そういうと、彼女の顔が少し曇る「でも、君と一緒に回りたいし…」そう言われると、俺も心が痛む「…来年も回れるだろ?」「今年の祭りは今年しかないんだよ!」どちらも平行線になりつつある話彼女の言い分もわからなくは無いが、それを許すと俺も彼女と他のデートが出来ないどうしたものか…そう、考えながら彼女と歩いていった・・・さて、どうしたものかさっきから彼女と気まずい雰囲気が流れている―――なんであんな事言っちゃったかな、俺あるのは少しの後悔俺だって彼女と一緒に楽しみたいのだなのに、なんでさっきは…「ねぇ」「…ん?」不意に、彼女から声を掛けられる「…そろそろ、だよ」「へ?何が…」そう言った瞬間だった―――不意に聞こえてくるのは、花火の音夜空一面に、綺麗な花火が咲いていた「…これは、今年で最後なんだ」「え?」―――彼女が言うには、花火は今年で最後になるらしいだから、今回はどうしても来たかったんだそうだ「この花火、私が始めてお祭りに行き始めたときに見た物なんだ…」「…思い入れ、あるんだ」「だから、君とみたかったのさ」そう、悲しそうながらも綺麗な笑顔を浮かべる彼女「…そういうのは、今後言ってくれ」「にゃ?」「そういうのは、俺も行きたいから。…来年もやるイベントは自重して、さ。こういうのは優先していこうぜ?」な?と彼女に俺は微笑みかけるようにする「…そーゆーところが、君のくさいところであり、良い所だよね」そう言いながら、彼女は俺に体重を預けてくれた〜サハギン〜さて、今日も俺は川に行くあれから、仕事の無いときには川に行く習慣がついてしまった勿論、食い物を持って、だ「おーい、きたぞー」と、川に声を掛けると…ザッバァン!その音と共に、あいつが出てくる「よっ」声を掛けると、向こうも手を上げてくれる「今日も食い物持ってきたぞー」さて、これから遅めのランチタイムだ・・・あいつは、今日も黙々と、しかし美味そうに俺が買ってきたものを食っている「うめーか?」コクン、と頷き、すぐさまかぶりつき始める今日持ってきたのは、お好み焼きだ自前で作った、ボリュームだけには自信がある一品である味も満足らしく、俺も嬉しい限りだと、食いながらあいつは前を見始める―――向こう岸には、屋台が並んでいる「…行きたいのか?」こちらを向いて、しかし、なんか残念そうに首を横に振る―――ホントは行きたいくせにこいつは、どうも俺以外の人間と距離を置きたがるまぁ、確かに異形な見た目だから仕方ないのだろうが…俺は軽くため息をつきながら、ある提案をした・・・「ほら、買ってきたぞ」そう言って、彼女に持ってきたのは…焼き鳥、から揚げ棒、たこ焼き―――そう、屋台の食べ物を買ってきてやったのだ「祭りには参加できないがよ、雰囲気くらいは味わえるようにしてやっからさ」そう言って、俺は買って来た物を見せてやった「…とう」「ん?なん
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