エイプリルフールという日がある
そういえば、あっちの国でもあったなぁ、軍の俺は、確か上司に単独急襲極秘任務を指示されて、戻り際に嘘だと言われたことがある
・・・いや、うん、笑えませんよ?
よりによって兵士一人をそのまんま死地に放り込むなんてどこの地球防衛してる奴らだよ、普通に死ねって言ってるようにしか聞こえんわ
ただまぁ、常時ステルス+音もださない竜騎士なら可能だろう、あの速度で対地火炎砲なんてしたら街も簡単に壊滅できそうだ
・・・したくはないが
それはまあどうでもいい
「だんなさま!テレビでやっている、エイプリルフールとはなんですか!?」
この上目遣い・・・、卑怯ダッ!
「エイプリルフールっていうのはね・・・、嘘をつくと幸せになれる日らしい(適当)」
「でしたら私!嘘を考えます!とっとおきの嘘をつきます!」
嘘をつくといった時点で・・・、いやまあそこは伏せておこう
「そうだね、でもほどほどにしてね?」
そうして、今日も1日が始まる
「ふふふ・・・、わらわがそちの娘は頂いたっ!」
彼女はうちの常連の一人、ハクである
白蛇の魔物娘であり、旦那様とではなくプライベートで嫁に色々教えている人だ
・・・悪いことを教えて貰わなければ嬉しいのですがそれは
「嫁は図書館に出掛けてるだけなんですケド」
「チッ!・・・何やら真剣に勉強しておったぞ、そちの娘は気性も荒くなく、真面目な子じゃなあ」
「・・・まぁ、あの子は群れから卵を盗まれ、他のドラゴン族とはあってないとききましたし、・・・ああなるんじゃないですか?」
「そうかそうか、それよりもなちと見て欲しいものがあるぞ」
ごそごそと取り出したものには・・・
「そち、人気者になったのう」
指名手配の紙であった
「・・・嘘だろ、ついに俺も追われ身か」
「大変なご時世じゃのう」
「早速、リーファに連絡・・・」
と、真剣に考えていると
彼女は大笑いする
「カッカッカ!!そち、今日は何の日じゃ?」
「・・・はぁっ?」
「嘘じゃ♪本命に引っ掛かってくれるとはのう!まったくもって単純じゃなぁ!ひゃーっほほほ!」
と、扇子でパチリ頭を何度も叩かれる
「フザケンナ!」
「あっひゃひゃひゃ!!」
その数時間後に
「私と結婚して下さい(真剣)」
ハーピーのエリにそう言われたので
「申多魔N(申し訳ないが多重結婚はタグが魔物娘いろいろになるのでNG)」
もうこれわかんねぇな?
「そんなぁ・・・、ますたぁならオッケーしてくれると信じてたのにぃ・・・」
「あの、えっと泣かないで・・・」
実は本気だったり
今日はお客さんが楽しい嘘をついてくれた
さて、・・・何の嘘をつこうか
そうだ、さっきのあの野郎と同じものを作るか
そっと、パソコンを立ち上げる
あんまり触れたくないけれど・・・
「よし!嘘をつきますよ!」
「ほう!わらわを喜ばしてみぃ」
「私、ワイバーンじゃなくてドラゴンだったんです!」
「・・・なら、ですます言葉から改善する必要があるのう」
「うっ・・・、い、いいえ!ですます使いのドラゴンなんです!」
どんと机を叩く
周りの人がピョンと跳ねる
「苦しいぞよ?」
ニヤニヤと笑う白髪の女性
「ブンブンッ!そ、そんなわけないですっ!ドラゴンになりたいんですよ!あっ!?いいえ!ドラゴンなんです!認めないと火吹いちゃいますよ!」
「おーおー、気性が荒いのはドラゴンそっくりじゃのう」
「うううううー!!!・・・なんちゃって!嘘です!」
「タイミング悪いのう」
「そうですか?」
「早く嘘だと言わないと相手が飽きるぞい」
ビシッと指摘され、彼女はションボリとした
「・・・そういえば、ヌシの旦那にはすでに嘘をついたのかえ?」
「ついてないので今練習させて頂きました!」
「ヌシ、幸運じゃな・・・、今のを奴にやったら一言目で『俺の竜なんだから、最高で最強のドラゴンさ』なんて言われそうじゃなぁ」
「それはそれでやぶさかでもないで「エイプリルフールとは何ぞぇ?」
「へくしゅ!なんか今噂されたな・・・」
「よし、できた」
流石に彼女のトラウマを掘り出してしまうか・・・?
タイミングは考えないと
「ただいま帰りました、旦那様」
「リーファ・・・」
「だんなさまぁ?」
そっと、用意した赤紙をみせる
「行かなくちゃ・・・」
すると、リーファは強く強く抱き締めた
「旦那様の行き先が死地でも、そこで朽ちたとしても後悔はありませんよ」
「えっと・・・」
嘘だろおい、ここからどういえばいいねん
「旦那様、・・・生きて帰りましょう」
いや、あの、その、えっとな、これ嘘なんだ・・・・
「リーファ、そのね・・・」
ええい!いってしまえ!
「はい」
「嘘」
・・・
・・・・・・・
・・・
「えええええええええええぇ!
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