なかよしユニコーン一家

 ぬるぬるぐちょぐちょぬっぷぬっぷと、夫婦の寝室に愛を交わす名状しがたい音が響く。
夜の帳に包まれた二人っきりの愛の巣では、ユニコーンの妻が醜悪な触手と化した夫に
絡みつかれ、膣といわず菊門といわず全身の性感帯を徹底的に犯しぬかれていた。
 夫のヒロシは後背位から肉体の大半を愛するマリアの子宮へと潜り込ませると、
一部の触手を前後の膣口からローパーのように伸ばしては、たわわに実った乳肉や後ろの
窄まりへ突き立て本能のままに快楽を貪っている。
 最愛の夫を胎内に宿し、随喜の涙をとめどなく溢れさせながら幾度となく精を注がれる
マリアの顔は、だらしないほどに悦楽に蕩けきっていた。
 そういえば、プレイの最中に下の子がおなかに赤ちゃんがいるんだと勘違いして
話しかけたことがあったわね。あのときはヒロシさんが返事して泣かせちゃったんだっけ
……などと微笑ましいエピソードを思い出しながら、子宮を埋め尽くす夫によって
卵管へ直接射精されたマリアは何度目かも知れぬ絶頂を迎える。
 この夫婦が渾然一体となった奇怪極まる体位こそが最近の彼らのマイブームであり、
エロゲ脳に支配された夫、ヒロシによる調教……もとい教育の成果であった。
 さて、この「夫を妊娠するとかついていけない」「あんたたち未来に生きてるわ」と
ご近所からも絶賛される夫婦が盛んに励んでいる頃、よいこはもう寝る時間だというのに
部屋を抜け出す者が居た。二人の愛の結晶にしてもうじき思春期へ足を踏み入れんとする
長男、ヒロ少年である。
 防音こそされているものの、うっかり閉め忘れたドアの隙間から漏れ聞こえる両親の
喘ぎ声に悩まされていた彼は、硬くそそり立ちパジャマのズボンを押し上げていた分身を
扱いかねる様子で、もじもじと自室を後にし、妹の部屋のドアを控えめにノックした。
「おいリア、起きてるか?」
 返事は無い。妹が眠っていることを確認したヒロは、忍び足で中へ踏み込むとすやすや
寝息を立てるリアの布団を慎重にめくり上げ、その下半身を露わにする。
 来年から小学校へ通うことになる妹の白い馬体は、ユニコーンらしく野を駆ける獣の
しなやかな優美さを備えているものの、まだまだいささか頼りなく見えてしまうほどに
幼く可愛らしい。
 そんな妹の可憐な寝姿に胸高鳴らせ尻へ手を伸ばすヒロは、ぴったりと閉じた割れ目の
真上に位置する桃色の窄まりへ躊躇無く指をねじ込むとくぱぁ、と左右に押し開き、
淫乱なケツマンコと化したそこへ弱冠十歳にしてインキュバス特有の発育を遂げた剛直を
あてがうと一思いに奥まで貫いた。
 逸物に吸い付いて離さない腸内粘膜の温もりはいつハメても心地良い。無意識にも
精を絞ろうとリズミカルに蠕動し、一心不乱に雄を求める貪欲さは幼いながらも一人前の魔物娘だ。
 ヒロは数度の抽送の後、たまらずおびただしい精液をまどろみつつ甘い声を上げる
妹の腸内へぶちまけると、射精してなお硬さを失わぬ剛直を名残惜しげにゆっくりと
引き抜き、大きく息を吐く。
 もっとしたいのは山々だが、これ以上やったら目を覚ましてしまう。
明日も幼稚園がある妹を寝坊させるわけには行かないと頭ではわかっているものの、
ヒロは未練がましくチラチラと夢心地で絶頂の余韻に浸る妹の尻へ視線を向けながら、
ムスコをしまうべきか続けるべきか悩みに悩みぬき、結局煩悩に全てを任せることにした。
「……お、お前のアナルがエッチなのがいけないんだぞ」
 起きないように気をつければ大丈夫だよな。と自分を納得させたヒロは、
リアと繋がったまま彼女の下半身を抱き枕のようにして添い寝するのだった。

 翌朝、眠い目を擦りながら作り置きのカレーで朝食を済ませたヒロは、いつも通り
食後の運動に忙しい両親に代わって妹を着替えさせ幼稚園へ送りに行く。
 水色のスモックと黄色い通園鞄、チューリップを模った名札の三点セットが目に刺さる。
四、五年前には自分も同じ格好をしていたはずなのに、妹のそれには妙なときめきを覚え、
毎日のことだというのに自然と繋がれた手と平静を装う頬に熱が宿る。
「おにいちゃん顔あかいよ? お熱あるの?」
「な、なんでもないよ!」
 ポクポクと蹄を鳴らして進む通学路。徐々にだが確実に近づいてゆく別れのときを思い、
ヒロは妹の尻で女の身体を知ったあの日以来、胸のうちで燻り続ける欲求に
身を焦がさんばかりに耐え忍んでいた。
「……じゃあ僕が迎えに行くまでいいこで待ってるんだぞ」
「うん! おにいちゃんまたね!!」
 離れてゆく小さな手。少年は消えうせてゆく掌の温もりに泣きそうになりながら、
踵を返して学校へ向かう。
 彼女を迎えに行くまでのほんの数時間が、永遠にも感じられるほど長く思えた。

「はあ…………」
「なんだよヒロ、またリアちゃんか?」
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