ある日の昼下がり、ある山にぽっかりと開いた、ある洞穴の中にて。
お腹をいびつに膨らませたサンダーバードが一人、男を両翼両足でがっちりホールドしたうえで組み敷いて、盛大に腰を前後に振るっていた。どうやらここは、サンダーバードの巣穴のようである。
「ブリッツ、お腹の子は大丈夫なのか?」
「大丈夫大丈夫!」
いびつな膨らみ――お腹の子を心配する男――クラウドに対し、サンダーバードのブリッツはどこ吹く風で放電する。密着しているのだから、威力も計り知れないぐらいに跳ね上がっている。その瞬間、クラウドはアッー! という間にイってしまい、無論、精液もブリッツの胎内に溜まっていくのであった。
「オラぁ、クラウド! もっと出せ出せ! 娘が育たないぞ! わっはっはっはっは!」
クラウドから精を搾り取ると、高笑いを上げる。彼女は娘のために、クラウドから精を搾り取り、より強く育てようともくろみ、さらに腰の振りを速くする。
「ようし、クラウド! 今度はもっと、もっと搾り取ってやるぜ!」
「おい、ブリッツ。無理はするなよ……」
「言われなくてもわかってるよ。ほら!」
クラウドの心配もどこ吹く風。ブリッツは電撃を浴びせながら腰を振り、さらにクラウドから搾り取る。クラウドの方はというと、搾り取られすぎているのか疲れは想像を絶するほどに見えているが、ブリッツと繋がっている息子だけは元気な様子であった。
「おいおい、クラウド。情けねえなあ。そんなんじゃ娘が喜ばんぞ? わっはっはっはっは!」
もうひとつ高笑いを上げ、ブリッツがさらに腰を落とした瞬間だった。
「うおっ!?」
イケイケになっていたブリッツだったが、子宮口がクラウドのモノによって貫かれたことに気付いた時には、腹に違和感を感じた。その直後、胎内の卵がわずかに震え、鋭い痛みが体中に走る。と同時に、身体に溜まりに溜まった電気が放たれていく。
「うおっ、また出るっ……!」
「あはっ、出したなぁ……ほら、ご褒美だ!」
放電された瞬間、卵が下りてきているブリッツの胎内で、クラウドのモノが爆発した。ブリッツは射精と同時に放電する。
「うおう、勘弁してくれ……!」
すると、クラウドはまたしてもあっけなく射精してしまう。
「ひ、ひ、ふー。ひ、ひ、ふー。いいねぇ……」
息も絶え絶えなのに、さらに放電するブリッツ。クラウドのモノが挿さっていることもあってか、卵はなかなか下りない。それをいいことにしているのか、ブリッツはクラウドの精を求め、更なる放電を開始するのだった。挙句にはクラウドが射精すると、ブリッツはさらに放電と、収拾のつかない状況になっている。
「ううっ、クラウド……苦しくなってきたっ」
「とはいっても、思いっきり食い込んで外れないっ!」
陽がさらに傾き、空の色が変わり始めたころだった。ブリッツの余裕は吹き飛び、腹に居座る異物感と快感がせめぎ合う状態になっていた。卵はゆっくりと産道を降り始めているのを感じてか、ブリッツは両翼両脚のホールドを解く。クラウドの亀頭が卵の底とキスをした瞬間、押し出される形で一気にブリッツの秘所から抜けた。それを確認した彼は、放電されないうちに一目散にブリッツを押しのけ離れた。
「ブリッツ……がんばれ」
「あっ、ふぁぁ……」
モノが抜けた後も、産卵で快感に浸っているためか、ブリッツは立つこともままならず放電し続けている。一方のクラウドはブリッツの産卵中も電気を食らっているため、息は荒く、足は震えている。しかし、理性で何とか衝動を抑えている。そんな彼は母子の無事を祈っていた。
「あはっ……! はあああんっ!」
そして――今までにないくらい盛大に放電すると、ブリッツの秘所から卵が産まれ落ちた。巣穴には眩しいくらいに、西日が差しているが、それくらい、ブリッツは産卵に時間を要していたのだった。
「はぁ、んはぁ、はぁ……」
卵を産み終え、息も絶え絶えのブリッツ。しかし、そこに影が伸び、覆いかぶさった。
「……ヤらせろ」
「は?」
「卵産みながら電撃直撃させられたら我慢しきれねえよ! ヤらせろっ!」
「はっ、あはぁん……」
その影は言うまでもなく、電撃を散々食らいながらも理性を保っていたクラウド。その後ブリッツは、産卵の間散々お預けを食らって理性がぶっ飛んだ彼にしっぽりと種付けされてしまったのは言うまでもない。
これでは、第二子の誕生もそう遠くはなさそうだ。
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