爆乳ドッペルたんがおっぱいミルクを噴き出してガチイキセックスするSS

 ――私、どうしてこんなことしちゃったんだろ……。

 自分が取った行動に後悔の念をいっぱいにしながら、私は正座をして大好きな彼の前に座っていました。

「うっわー……」

 彼の口からタメ息が出ました。
 感嘆の意味だったら良かったのでしょうけれど……残念ながら彼の表情は呆れ半分で口が半開きです。
 頬の方も、笑顔は笑顔でも、少し引きつり気味の苦笑い。

 私、知っています。これがいわゆる『ドン引き』っていう状態だってこと。

 ドン引きの原因は私の胸にあります。
 おっぱいのことです。
 おっぱいのサイズが……普段とは比べ物もないぐらいに大きくなっているのです。
 それが一体どれぐらいの大きさかっていうと。

「……正座した膝の上にもう一つ膝があるみたい」

 私は熱くてたまらない顔を俯かせて、奥の方がツンとするお鼻をすすります。
 そう。小ぶりだった私のおっぱいは、彼の表現がぴったりなぐらいの大きさになっているのです。
 きっと巨乳で有名なホルスタウロスさんと比べて負けない……いえ、もっともっと大きいかもしれません。
 お気に入りだったネグリジェは伸びに伸びてしまって、きっともう普通に着ることはできないはずです。

「えっと……あ、あの……」
「……で、どうしてそんなおっぱいオバケに変身しちゃったの?」
「それは……その、あなたが……」

 それは、だって、と私は理由を話し始めました。
 先日、二人で出かけた時のことです。
 彼が通り過ぎたホルスタウロスさんの胸をチラッと見て、その後でポツリって言ったのです。

『……すごいなぁ』

 別に彼は、なんとなく思った事を口にしただけだと思います。変な意味とか、いやらしい考えとか、そういうのは全く感じられませんでした。

 それでも私は心がチクリってしてしまったのです。
 私はドッペルゲンガーです。根暗でちまくて地味でちんちくりんのダメなダメ子です。
 そんな私のことを、彼は愛してるって言ってくれるけれど……やっぱり、不安になってしまいます。
 いつか彼が私を捨ててしまうんじゃないか。
 他のもっと魅力的な魔物娘さんのところに行ってしまうんじゃないか。そんな風に思ってしまうのです。

 だから私は、雑誌の『gishi・gishi』に載っていた通販ページで『バインバインのたゆんたゆん
#9825;おっぱいミルクも吹き出せる爆乳になるお薬
#9825;』を買って――

「おっぱいオバケ噴乳スペシャルになったら僕が喜んでくれるかも、と」
「……う、うん……」

 正直に自分の浅はかな考えを白状し、ますます私は悲しくなってしまいました。
 こんなことだから根暗でちまくて地味でちんちくりんのダメなダメ子なのです。
 おっぱいがおっきくなったからって、それだけでダメなダメ子が良くなるはずもありません。
 彼のことを信じられずに自爆する……心底呆れるダメな子です。

「あぁもう、君ってば可愛いなぁ。ちょっぴりおマヌケだけど」
「うぅ……おマヌケ……」
「お洋服伸び伸びの台無しにしちゃったんだからおマヌケでしょうやーいおマヌケ―」
「ふぇ……ふぇぇん……」

 ケラケラと笑われてしまって、とうとう私は泣き出してしまいました。
 私はおマヌケ……今の私は根暗でちまくて地味でばいんばいんのダメなダメ子なんです……。

「よかろう。そのおマヌケさに免じて、君の望みを叶えようではないかー」
「……ふぇ?」

 そう言うと彼は、私のことをぎゅっと抱きしめてくれました。
 大好きな彼の温もりに包まれると、さっきまでの涙は簡単に引っ込んでしまいます。

「ありがとう。ごめんね。僕のことで、わざわざこんなことまでしてくれて」
「ぁ……でも、わたし……」
「せっかくおっきくなったんだから……今日はたっぷり『悦ばせて』もらうね?」
「う、うん……!」

 優しく囁いてくれた彼の言葉に、私は期待で小さく体を震わせました。
 彼に、悦んでもらえる。
 私にとっては一番の幸せです。魔物娘として生まれた私にとって、自分の身体で悦んでもらえるのですから。
 それに、今日は自分でも初めての巨乳かつ母乳の出る体験です。胸の鼓動はどんどん高鳴っていきます。

「それではおっぱいオバケ噴乳スペシャルをベッドに運んで――」
「きゃっ……!」

 軽々と私を抱き上げた彼が、何故かその場でピタリと止まりました。

「……どうしたの?」

 私の顔をマジマジと見つめて、ポツリと一言。

「……太った?」
「っ!? そ、それはおっきくなったおっぱいの重さなの!」
「冗談だよ、冗談」

 もう、彼ってば! ……おっぱい以外には、ちょっぴり増えただけだもん!


 ◇


「そいやぁ」
「きゃふっ」

 そういうわけで、彼は抱きかかえた私の体を
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