昨日、俺の部屋に突然刑部狸がやってきた。
…いや、突然ってのはおかしいか。正確にはサンタが届けてきてくれたんだっけか?
「ハァ……あんさんの御陰でお肌がツヤツヤや〜。」
「はいはい、そりゃどうも。」
「むむ、何だか喜んでへんな?
あんさんとウチ、両方気持ち良い思いしたって言うのに。」
確かに気持ち良かったさ。
だけどな、いきなりダンボールプレゼントから出てきて、その後いきなり告白されて一緒のベットに入るまでは良しとしよう。
「その後がなぁ……。」
「その後って、子作りの事かいな?
まぁ、あんさん必死で腰振ってはウチの子作り部屋のドア叩いてはったからなぁ?」
「そういう事は、あんまり言わんでくれ。
こっちが恥ずかしくなるだろ。」
「はいはい、かんにんな?」
くそぅ、こんなに可愛いヤツなのに………でも許す!!
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一日も早夕方を迎えバイトを何時もより早く切り上げた俺は、愛しの刑部狸が待つ我が家へと戻って来た。
「う〜い、ただいまぁ。」
「おかえりなさいまし。
夕食にします?それともウチにします?」
「帰って早々に難しい2択だな……。
じゃあ、夕食の方で。」
「はいはい、それじゃあ今から準備するからチョット待っとってな?」
「あいよ。」
その後、数十分ほど待った俺は今日の夕食に心底驚いた。
「……何で人1人入れそうなお椀に、いっぱいの蕎麦。しかも具が無しってどゆ事?」
「エヘヘ……それはな、こうゆう事なんよ?」
と言ったと思ったら、刑部狸はいきなり服を脱ぎ始めた。
「おいおいおい、お前何やってんの!!」
「まぁまぁ、まずはウチのストッリップショーでも楽しみなさってな
hearts;」
「いやいや、そうゆう訳にもいかんだろ!!」
そうこうしている内に、刑部狸のストリップショーが終わってしまった。
形の良いおっぱい、少しくびれたウエスト、控えめだがしっかりと自己主張しているお尻などなど俺にはこれ以上ないくらいの眼福だが、なんと刑部狸は大きな具無し蕎麦の中に入っていった!!
「はい、これでウチの特製たぬき蕎麦の完成や!!」
と蕎麦の中で、胸を張っている刑部狸さん。正直かなりシュールな絵図だった。
「まぁでもいいや。いただきます!!」
とほぼ同時に食べ始める俺。
「おぉ、この蕎麦美味いなぁ!!」
「そうやろそうやろ!!
この蕎麦はウチの自慢の一品なんやからな!!」
「うんうん、ありがとな。」
「そんな…急にそんな事言われても………もっと言って〜な
hearts;」
やっぱりコイツはこんなだけど、可愛いヤツなんだよな。
こんな贈り物くれたサンタに感謝の敬礼!!
ありがとう御座いました!!
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