「「ウンチュウウウンッ」」安モーテルの一室では、男女がベッド上で絡み合っていた。「「ンンンッ」」二つの影は、もはや薄暗がりで一つのシルエットとなり、唾液と汗、そしてそれ以外の液体で互いを汚していた。
「ハアーッ、するたびに情熱的になるな?」「フーッ
#9825;フーッ
#9825;かっこつけんな、さっきからオナカになんか当たってるけどッ?
#9825;」男は、既にエモノを臨戦態勢にしていた。(このまま、中に入れてェ…けど)
小柄な女は、あらためて見てみれば、青年の身長の半分程度であった。小さな頭、すでに紅潮しきった顔、花の茎を思わせる細い首、それらはポニーテールをほどいたふわふわしミドルヘアに包まれた。
骨ばった肩の稜線、バストは平坦、程よい肉付きの胴、腰の曲線すべてが、彼を滾らせる。男はまた、彼女を抱きしめる。髪よりも大きく、より心地の良い触感の尻尾に包まれる。「この匂い、それに抱き心地これだけで、もう満足だ…」彼は、思わず声に出した。
「ムムムッ、ここまでしといて一人で満足するなよ
#9825;」「…ッ!」そういって、リスめいた女は脚を開いた。青年の下で、少女の下半身がよく見えた。腰よりも太い両腿、膝下のニーソックスめいた毛皮、そして…(なんて濡れ具合だ…)「女性自身」は今晩のメインディッシュを待ちきれずに、すでに涎を垂らしていた。それもシーツを大きく濡らすほど…
「本当にいいんだな?…」「マサキィ
#9825;…ワタシが好きでもない男にこんなことすると思ってたのか
#9825;?」(その通りだなッ)マサキは、思うが早いか自分の逸物を秘所に挿し込んだ。
「ンンンーッ
#9825;」「クウッ、キツ」彼の男性器は、デジタルスクイレルの壁に阻まれた。青年は今にも射精してしまいそうであった。(まだだ…まだこんなもんじゃあ…)男は女の膣に徐々に感覚を慣らしていった。そして、快感の波が一段落した後で、一気に貫いた。
「オウウウウーッ」ラタトスクは未体験の痛みに体をよじり、シーツを掴んでいた。「ウウッ、スマン」男は謝罪した。エモノの先端で肉を裂いた感覚、接合部で粘液とともに溢れる血を見て、彼の胸に痛みが走った。
「クウッ、イヤッ、こんなもの全然…」「まったくそうは見えなかったぜ。いいから落ち着くまで休め、オレも今度は優しくすっからな」マサキは、デジタルスクイレルの秘裂から、「己自身」を引き抜こうとする。
「ダイジョブだ…」「でも…」「いいから…」「キミが苦しむのはイヤだ」女に掴まれ、男は姿勢を固定される。「ワタシがいいと言っている…」「…」
「抜くな」「エッ?」マモノの手に力がこもる。「だからッ!抜くなって言っているんだ!」「オイッ!」
マサキはバランスを崩し、デジタルスクイレルの顔の両側に手をついた。目と目が合う。「…」「…」互いに無言であったが、男女はすぐにうなずきあった。「ハアアアアッ」「クウウウウッ」今や、この二体のケダモノを隔てる壁は最早ない。「イイ
#9825;」「フウッ」女の方は、破瓜の瞬間とは違い、痛みに慣れまた快感を得ていたようだ。男は無我夢中で腰を振るった。
「ンンンッ
#9825;」「フウウッ」「ンンンッ
#9825;」「フウウッ」ンンンッ
#9825;」「フウウッ」「フウウウーンンンッ
#9825;」」彼らのリズムは次第に一つに重なっていった。そして…「「…
#9825;」」マサキは白く粘つく欲で、デジタルスクイレルの胎内を塗りつぶした。
「フーッ」「ハーッ」ドサッ、青年はベッドに倒れこんだ。少女は、息を整えると男の胸に顔を預けた。二人は芯から互いの熱に温まっていた。そして互いに見つめあうと、どちらともなく笑った。「…ワタシの中、どうだった?」「熱くて、狭かった。」「…フフ、もっと言うべきことあるんじゃないか?」
「『言葉を弄するな』、だろ?」「モウッ、さっきのこと根に持ってるのかい…?」
彼らはまた笑った。ひとしきり笑い終えると、だんだんと微睡みの中に入っていた。「…アリガト」「コチラコソアリガト」「また明日ね…」「オヤスミ…」マサキとデジタルスクイレルは、尻尾をフートンの代わりに眠りについた。どちらも幸せな寝顔をしていた。
◆◆◆◆◆
1か月後。ニュー・トキオ、ユラクチョ。傭兵とハッカーの男女は、この街に新規開店したバーに向かっていた。歓楽街とビジネス街が、区画と通りでモザイク状に合わさるその端に、目的地のバー「不連打」は存在した。
カララララン。二人は予定時刻の十分前に到着し、店内に足を踏み入れた。傭兵は信用が重要だ。結局は、こんな荒れた都市でも社会人であり、腕っぷしだけでは縄に繋がれたも同然であろう。
内装は落ち着いており、マネキネコ、ワータヌキ、フクスケそして角笛が
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