「…さあ、来て下さい♪」
寝台に仰向けに寝そべったルリエが両手を伸ばし、誘ってくる。衣服の下半身は肌蹴られ、その隙間から覗く太股が眩しい。思えば彼女の肌を見るのは初日に胸の傷を見せられて以来であった。
…ここは彼女の自室である。尋問室での口づけにより気絶させられ、目を覚ました時にはもうここへ連れ込まれていた。捕虜である自分の房よりは流石に上等だが彼女の出自を考えればむしろ質素な印象を受ける。無駄な装飾などは徹底的に廃し、最低限必要なものだけが小綺麗に纏められているのだ。・・ただベッドだけはやけに大きく、しかも新しく見えた。
自分たちはこれから所謂初夜を迎えようとしていた。彼女のものになると言葉では誓ったが、ルリエ曰く、やはり身体で誠意を示すべきとのことらしい。
いつか直接交合する日が来ることは覚悟していたのだが、今日いきなりその日が来るとは正直思っていなかった。これまでの・・愛撫と呼べるかさえ分からない程度の接触ですら満足に耐えられた試しは無く、意識を保つ事自体難しいという有様だったのだ。事実、殆どの場合最後は失神させられている。そんな自分がいきなり彼女との本番に耐えられるか・・否、耐えられるわけが無い。しかも自分・・実は童貞である。
「大丈夫です!魔力の放出は最大限抑えていますし・・初めてなので特別に私が下になってあげます♪貴方のペースで・・好きに動いてもらってかまいません♪」
そう言って手を伸ばす彼女の目は期待にキラキラと輝いていた。そしてそこに少なからぬ不安の色が同居している。・・彼女もまた、拒絶を恐れているのだ。
このような目をされて自分が尻込みしていては男が廃るというものである。覚悟を決め、彼女の股の間に立ち、股間を露出させた。
「うぁ・・!?」
漏出を抑えているとはいえ、彼女の魔力の精への渇望は強烈だ。目の前に股間を晒した瞬間、搾精の魔力が纏わりつき腰全体がくすぐったい快感に包まれる。このまま手をこまねいていれば、彼女の前に立っているだけでいずれ射精まで導かれてしまうだろう。その確信があった。
「さあ、早く・・♪」
彼女が催促する。
その声に応えるべく、蠢く極上の羽毛の中を突き進む感覚に晒されながら・・たった数十センチメートルの距離を・・数十メートルの道をゆく体感を持って・・・歩みを進めていく・・。
・・どれだけの時間が経ったか分からない、実際は数秒に過ぎなかったのかもしれないが、逸物の先端が彼女の入り口・・染みひとつ無いスリットの目前へと辿り着いた。そして一呼吸を置き、恐る恐るそこに触れる・・。
「うはぅッ!?」
「あっ♪」
その瞬間、下半身で快感が爆発した。
その柔らかな割れ目に先端を食まれ、ひとたまりも無く暴発したのだ。彼女の胎内へ入る事叶わなかった精液が下腹部へ振りかけられていく・・。
「ご馳走さまです♪でも中に入る前に出ちゃいましたね・・・これはこれで美味しいのですがやっぱり膣内で味わいたいので・・ちょっと魔法を使わせてもらいますね?」
見れば彼女の入り口にかかった筈の精液はきれいさっぱり消えている。あっという間に肌から吸収されてしまったのだ。その代わり、股間に小さな魔方陣が出現していた。それは一度だけわずかに輝くと、尿道からこちらの内部へと吸い込まれていく。
「な、何を・・」
「あとでのお楽しみです♪さあ、もう一度頑張りましょう!」
先ほどせっかく詰めた彼女との距離は射精の衝撃で再び開いてしまった。射精直後の敏感な亀頭を魔力にくすぐられ腰が抜けそうになるが、震える足で堪えながら歩みを進める。先ほどと同じ行程を先ほど以上の労力をかけ、繰り返した。
そしてまた、先ほど一瞬で敗北した彼女の門番たるそのスリットに再度辿り着き、触れる。
「ぐが・・・!!?」
やはり一瞬だった。
前回よりも敏感になった先端を好色な唇に啄まれ、屈服させられる。
「よく我慢できました!ではそのまま中へ・・」
「え・・?」
不可解な言葉を聞いた、今自分は確かに絶頂した筈である。
しかし下を見れば、本当に精液は一滴も漏れていない。
「・・?」
「きて・・♪」
こちらの困惑も意に介さず、彼女は挿入をねだる。
本当にアレに耐えたというのだろうか・・自分が?こうしている間にも彼女の入り口はやわやわとこちらを食み、より内部へと獲物を飲み込もうとしてくる。その動作がまた耐え難い快感をもたらし続けた。そのままでいれば10秒もしないうちに今度は本当に漏らしてしまうだろう・・。
どうせ漏らすならばやはり彼女の中で果てたい。歯を食いしばり、奥へ腰を進めた。
「ひっ・・・!?」
ついに亀頭全体が膣内に飲み込まれた。
そしてここでひとつ思い出す。挿入前、彼
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