後編2



…少年の目の前で幾度目かの絶頂を迎えてしまったおおなめくじはそのままの勢いに任せて少年に覆い被さり、抱きついた。彼女の豊満な胸と少年の薄い胸板が擦れ双方に快楽を生む。

「あはぁ、○○しゃぁん…」
おおなめくじは少年の背中に腕を回し、さらに自身のの乳房を押し付ける。
「…レノ…です…。」
まだ名前を教えていなかったため適当な名前で自分を呼ぶおおなめくじになんとかそれだけ伝えた。
「レノしゃん…」
蕩けた声で教えてもらったばかりの名前を呼ぶと少年を抱き締める腕に力を籠める。といっても快楽によって脱力した状態ではそれも微々たるものだったが…

…ふと少年を抱き締める力が消えた。前を見るとおおなめくじの姿は無い。きょろきょろと周りを見渡すも彼女の姿は見つからない。上手く回転しない頭で怪訝に思う彼を不意に強烈な快楽が襲った。既に何度か精を吐き出した彼の一物が何か温かくぬめるものに飲み込まれる。
驚いて下を見ると樹液の中に潜った彼女が少年のものを口にくわえていた。
左腕を少年の腰に回し、しっかりと抱えながら右手で肛門から嚢までを撫で回し、舌を絡み付かせる。その口内はおおなめくじの特性である粘性の高い唾液により異様なぬめりを見せている。彼女はその唾液をさらに分泌して口内を満たし、樹液で敏感になった少年の性器に強烈な舌技を浴びせた。普段の緩慢な動作からは想像できない程素早く動き回る長い舌が竿に巻き付いたかと思うと高速で上下に扱き上げ、同時に舌の根元を蠢かせて裏スジを擦る。と思ったら次の瞬間にはカリに巻き付き回転させるように横に舐め回す。舌が唾液のぬめりと共に口内で渦を巻き、敏感な亀頭を蹂躙した。

「いひぃぃぃっ!!」

樹液に侵された性器に加えられる容赦の無い責めに堪らず腰を引こうとするも回された腕がそれを許さない。
「ひぁ、…いっ、あ…ぁあっ…」
少年は泣きそうな、しかし同時に快楽に歪んだ名状し難い表情でその刺激を受け入れるしかなかった。そしてそれを岸で観賞するドリアードはホクホク顔である。いつの間にやら木で出来たテーブルと椅子まで用意し、樹液から作ったカクテルで一杯やっていた。

やがておおなめくじの口撃にとうとう屈した少年の肉棒が精を放つ。しかし、1回程度では満足しない彼女の舌は動きを止めない。むしろ更に激しさを増して彼を責め立てた。股間を愛撫していた右手の中指は今は肛内に潜り込み、体内に樹液を塗りたくりながら前立腺を優しく撫で回していた。
少年はもう何がなんだか分からず、暴力的な快楽に流されるまま上体を仰け反らせて口内に精を捧げ続ける。
…それは4回目だっただろうか、ようやく許しが出たのか少年の肉棒は執拗な口撃から開放された。
そしてゴポリと粘った音を立てておおなめくじの上体が浮上してくる。

「…あ………ぁ……」

少年はもはや正気を保っているかどうかも怪しい。時折意味の無い喘ぎ声を洩らすがその目はとうに光を無くし、今にも気絶しそうである。
そんな状態の彼を見ておおなめくじは気付けのように一回軽い口づけをすると言った。

「あと一回だけ、がんばれますか?」

彼女の表情も快楽と初めて味わった少年の精の味によりこれ以上無いほど蕩けているが、喋れる程度には意識自体はしっかりしているようである。そしてなにより幸せそうだった。

「はぁ〜、いいわぁ〜…」その様子を眺めるドリアードが溜め息をつく。



「それでは…繋がりましょう♪」

もう一度少年の背に腕を回すと身体を密着させる。そして少年の顔を自身の胸に預けさせるように位置を調節すると軟体の下半身を股の間から向こうへ通し、少年の下腹部から股間を通って背中までを粘膜で包み込んでしまった。そのまま横方向にも下半身を広げ、前後から展開してくる粘膜に脇腹も覆われてしまう。
結果…、少年の体は胴体を半分以上ナメクジに覆われた形となった。少年からすればまるで生きた下着を穿かされているような感覚である。しかもそれは包まれている部分に心地よい温かさと柔らかさとぬめりを与えながらうにうにと蠢いているのだ。
その感触にとうに疲れ果て萎えてしまったかと思われた少年の物がやや硬さを取り戻す。

…それで充分だった。
軟体部分に開いた女性器が一瞬で少年のものを吸い込み咀嚼し始める。その中は唾液と同様、異様なぬめりを見せる愛液で満たされており、無数に備わった大きめの襞の蠢きによりまるで全方位から舌で舐め回されているような感触を与えた。先程たった一本の舌であれだけ悶えさせられた刺激を今度は性器全体で余す所なく受けることになるのだ。そして同時に少年の体を包み込んだおおなめくじの下半身の蠢きも激しさを増した。
「うあぅ…はぅ……」
背中から尻とその間の穴、嚢に至るまでを満遍なく舐めしゃぶられ、余計な力を脱力させら
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