いつの間にか壁に掛けられた松明が地下聖堂を照らしている。
その仄かな明かり照らされ、エイリの身体は青く輝いていた。
彼女の顔はどこか照れたように表情が緩んでいる。
「えっと…その…この方…テルルさんを助けるのは構わないのですが…一つお願いがあります」
エイリは頷くと少し落ち着かない様子でそう言った。
心なしか2人の従者もソワソワしている。
周りを見れば今まで無表情で静かだった5人のスライムも隣の仲間と何やら話し合っている。
「…だ……事…見れ…」
「…いい…わ…ほ…」
「おい……う」
「……わ……も…ら」
「…お腹減ったー」
全く聞き取れない。
声が重なって混沌としている。
最後に不穏な言葉が聞こえてきた気がする。
リーアはそんな5人を無視して、エイリに答える。
「テルルを助けてもらうんだから出来る限るの事はするぞ」
「…その……テルルさんに渡す魔力が足りないので、私に精を下さいませんか?」
「!?」
エイリはもじもじと手を動かしながらそう言った。
魔物の魔力の源…精、すなわち男性の精液のことである。
それを欲しがるということはつまり…
「えっと…つまり、俺と…」
「あ…いえ、精だけ下されば…一線を越えてしまうと、貴方自身が欲しくなってしまいますので」
貴方自身が欲しくなる。
その言葉にドキドキしながらも、リーアはエイリに精を渡すのを了承した。
「それでは…失礼します…」
「あ…ああ」
エイリはそういいながらゆっくりと近づいてくる。
だが、実際にリーアの体に触れたのは二人の従者だった。
「?」
「私はテルルさんを見ていないといけないので…僭越ながら従者がお相手をさせて頂きます」
エイリがそう言うと、下半身が繋がったままの従者2人がリーアの体を愛撫する。
「私はファイと…その娘はスイと呼んで欲しい」
「リーア様、よろしくお願いします」
「んっ…ああ…頼むよスイに…ファイ」
2人は自己紹介をする。
リーアが2人の名前を呼ぶと、2人は軽く微笑み、同時に彼の頬にキスをした。
「リーア様どうか楽になさって下さい」
「私達に任せて…」
ファイが腰に抱きつき、スイがリーアにキスをする。
腕が体をまさぐり、唇合わせ、舌と舌を絡める。
「んぷっ…ちょ…スイ…キス…上手い…」
「ん…ちゅ…」
「はぁはぁ…」
彼も女性経験が無いわけではないが、魔物娘のテクニックは見事だった。
キスをしている従者がリーアの鎧に手を掛ける。
「んっ……リーア様…もっと下さい…」
ゆっくりと、鎧を外し、衣服を脱がしていく。
素肌に直接触れるスライムの体はぬるぬるとして少し冷たく、とても心地よかった。
「くちゅ…ちゅ…はぁ…あ…すごい…大きい…」
「あっ…ファイ…それ…んっ…気持ちいい…」
ファイと名乗った従者は下半身の衣服を全て脱がし、リーアの分身を手で擦っていた。
スイと呼ばれた少女は相変わらず、リーアとキスを交わしている。
「スイ…そろそろこっちを」
「はい…」
ファイは一度手を離し、キスで惚けているスイを引っ張り、座らせると2人でリーアを愛撫し始めた。
彼女達の手に包まれる感触は今までに経験したことの無いものだった。
手で触れられているにも拘らず、粘液が滴り、適度に締め付け、擦りあげる。
その刺激だけで達してしまいそうなのを堪えていると、2人の様子が変わった。
「はぁはぁ…リーア…横になって」
「リーア様…」
「んっ…あ…ああ…」
2人はゆっくりと自分達の作る水溜りの上に彼を押し倒すと、2人で彼の物に口を寄せた。
「あぁっ…!」
「ちゅ…んぐっ…」
「くちゅ…」
ぐちゃぐちゃとスイが頭を上下させ、下から潜り込む様にして、ファイが竿から玉袋を舐め回す。
さすがの彼もこれ以上我慢できなかった。
「もう…出る…スイ、口に出すぞ!」
「むぐっ…むぅ…」
「ちゅ…出して…リーア!」
あっという間に押し上げられ、スイの口の中に放ってしまう。
「んぐっ!…んぁ…ん……ん…はぁ…はぁ」
「スイ…私にも」
「うん…ちゅ…」
「んぷ…ごく……」
2人がリーアの精液を奪うように飲み干していく。
青く透けた肢体に白い体液が混じり、薄まっていく様子を見せ付けられる。
唇を離した二人の間に銀色の糸が引いた。
だが、リーアはそれらを気にすることも出来ないほど、疲れていた。
それまで彼が経験したどれよりも彼女達との行為は快感であり、これでは親魔物派が増えるのも頷けると、そう考えてしまった。
「はぁ…はぁ…これで…足りるか?」
「ぁ…ん…足りると思います…マスター、どうですか?」
「はぁ……ふぅ…私達は足りない……」
ファイはギラギラとした目でリーアの性器を見つめているが、彼は意図的にそれを無視した。
エイリは目を閉じて自分の体調を確
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