愛の行方

リーゼが彼との関係を知ってから数年の月日が流れた。
彼から注がれる愛情の深さを認識し、元の生活に戻った二人だったが、14歳程になったリーゼは新たな問題に直面していた。

「ちょっ!ちょっとパパ!自分の分は自分で洗濯するって言ったでしょ!」
「言ってたけどさ、やっぱり一回でやっちまった方が効率的だろ?」

リーゼは洗濯物を干していた彼に、すごい剣幕で声をかけた。

「効率的とかそんなの…そ、それ!わ、私の、パ…パンt…!」

リーゼは言い切る前に彼が干そうとしていた下着と洗濯カゴを引ったくった。

「あ…ったく、そんなに言うなら洗濯の当番はリーゼで固定するか?」
「パパのパンツを私に洗濯させる気!?パパのバカ!」

そう捲し立てると、リーゼは引ったくった物を持ってかけて行ってしまった。

「なんなんだよ一体…」

彼の呟きはリーゼには届かなかった。

もうお気付きだろう。
14歳の娘、それは異性に過剰な照れを抱き、つい親に反発してしまうという、父親にとって最も難しい時期だ。
リーゼの場合は彼が実の父親ではなかったり魔物であったりと特に複雑である。

「はぁ、またやっちゃった…」

洗濯物をひったくったはいいが、洗濯物は干さねばならない。
結局リーゼは彼のいなくなった物干し場まで戻り、残りを干し始めた。

「なんでよりによってあのパンツなの…。もっと可愛いの履いてればよかったな…」

リーゼは彼への愛情が変化していくのを感じていた。
抱き付けば暖かい気持ちの湧いてきた胸板は今では発情を促し、撫でてもらえば自然と笑顔が浮かんでいたのに最近は嬉しいと同時に顔が真っ赤になってしまうのを感じた。
親愛が恋愛に変化しているのである。
しかしリーゼの恋のお相手は父親である。
普通の魔物なら構わず突き進むのだろうが、リーゼは人間としての育てられてきた。
父親との恋は倫理観が邪魔をするのだが、魔物としての本能は彼を求めて止まないのである。

「こんな娘じゃパパも困るよね…」

しかし、自分の想いに気付かれまいと思えば思うほど過剰で辛辣な言葉が出てしまう。
もしバレて拒絶されても彼は今までのようにそばに居てくれるだろうが、二人の関係は完全に元通りには決してならない。
そう思うとリーゼはなかなか素直になれなかった。

「あ、そろそろ夕飯の仕込みしなきゃ」

そう言うと洗濯物を干し終えたリーゼは家の中に入っていった。





「うん、よく味が染みてて美味い!リーゼ、随分上達したな!」
「べ、別にこんなの早めに準備さえすればいいだけのものだし…」
「そんなことないぞ。焼き加減も絶妙だし、これだけいろんな香りがするんだ、複雑な味付けのはずだ」

彼はリーゼの頭を笑顔で撫でてやった。

「な、撫でないで!もう子供じゃないんだから!」
「お前が何歳になろうが、親にとって見りゃ息子や娘はいつまでたっても子供のままなんだよ」

一度は跳ね除けられたが、彼は構わず再度リーゼの頭を撫でた。
今度は抵抗せず、リーゼは顔を真っ赤にして俯いていた。
一仕切り撫で終えると彼は手を離す。

「ご、ご馳走様…」
「え、もういいのか?」

そう言うとリーゼは食器を片付けはじめた。

「しょ、食欲ないから…」
「熱でもあるんじゃないのか?ちょっとじっとしてろ」

彼はリーゼに近付いていき、腰に手を回して捕まえると、逆の手をリーゼの額に当てた。

「熱あるな。顔も赤いし」
「ちょっとパパ!近いよ!離して!」
「こら、熱あるんだから暴れるなって」

そう言うと彼は額にあてていた手を頭の後ろに回し、引き寄せた。
彼の雄独特の匂いが鼻腔を通してリーゼにある魔物の、雌の部分を刺激してくる。

「ふわっ!は、離してったら!く…くさいの!」
「く、くさっ!?」

愕然とした彼が腕の力を緩めると、リーゼは彼の腕を振りほどき、脱衣所に駆け込んで行き、何かを抱えて自分の部屋に閉じこもってしまった。
その様子を彼は呆然と眺めていたが、しばらくするとリーゼの作った料理を猛然と平らげると、湯を沸かし始めたのだった。

「はぁ…はぁ…」

リーゼは熱い息を吐きながらベッドに倒れ込んだ。
手には脱衣所から持ってきた、彼が猟に出るときに使う肌着がある。

「パパぁ…。スー…ハー…」

リーゼは汗の乾いたそれの匂いを嗅ぐと頭が沸騰しそうになるのを感じていた。
布団を頭から被り、肌着の匂いを嗅いでいるとリーゼの右手は次第に自らの恥部に伸びていく。

「んっ!」

リーゼがそのぴっちり閉じた割れ目を撫でると未だ幼さの残る身体は不慣れな性感を強く感じさせる。
リーゼは布団の暖かさと彼の雄の匂いで彼の腕の中を擬似的に創り出し、彼との情事を想像した。

「パパぁ…そこ…気持ちいぃ…!」

リーゼはゆっくりストロークさせていた
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