第6話 2日目その5「よかった?この人を好きになって本当によかった……っ?」

「しょ……っと」
呆気に取られているレイから自分の首を取り戻すと、ヴァネッサはもどかしげに着ている鎧を脱ぎ捨てはじめた。
(邪魔、この鎧、邪魔……!!)
篭手、胸当て、肩当てと投げ捨て、草摺(腰当て)に関しては回転しながら飛んでいった。
普段は自分の鎧をぞんざいに扱う事など決してしないのだが、今は一刻も早くあの白濁液が欲しくてたまらなかった。
腰の部分で紐を結ぶショーツも投げ捨てるとあっという間にほぼ全裸となり、レイの両肩を掴み迫っていく。
「お、おいおいおい、落ち着けって!!」
鬼気迫るようなその雰囲気に、若干引き気味にレイが押しとどめようとする。
しかしヴァネッサは即答した。
「ムリ」
「おい!」
「あなたが悪いのよ。何回も私の首を外したりするから……」
そのまま手を押し退けると、レイの股間に手を伸ばす。
「うおっ!?」
不意打ちにビクリとレイの腰が震えた。
「まだ大きくない……」
手を這わせたヴァネッサが不満げに漏らした。
いきなりの事態に、まだレイの愚息が臨戦態勢に入っていないのだが、今のヴァネッサはそこまで頭が回らない。
(私が脱いだのだから、勃起してもいいものを……それなら……)
小さいなら大きくすればいい。
そう結論付けたヴァネッサは、しゃがみこむとレイのズボンを一気にずり降ろした。
「うおっ!」
ボロンと萎びたレイのモノが目の前に飛び出したその直後、
「あむ……!」
「あひぃっ!!」
自らそのモノを口に含んでいた。
「うむ……じゅる……ちゅぱっ……」
「うくっ……いきなりかよ……」
ガクガクと笑う膝が崩れないように必死で抑えつつ、レイがヴァネッサの頭に手を置いた。
どうやらこの男もその気になってくれたようだ。
その証拠に、恋人が懸命に股間にしゃぶりついている姿に興奮した肉棒がみるみると膨らんでいった。
(大きくなった。これで精液が出せる)
ヴァネッサは嬉しそうに小鼻を膨らませ、
「ぷは……大きいから、もういいわよね?」
愚息から口を離すと、上目を使いレイに問いかけてくる。
嫣然とした笑みを前に、ここまでされて応えない奴は男じゃない。
「ああ、わかったよ」
レイはヴァネッサを立たせると、壁に手を突かせた。
(後ろからするのね……)
レイの意図に気づいたヴァネッサはヒップを突き出すように腰を掲げる。
岩肌がむき出しの洞窟内では確かにこの体位が一番だろう。
全裸に脚甲(と膝当て)だけという、情事には似つかない格好であるが、それを差し引いても今のヴァネッサは扇情的であった。
太過ぎず細過ぎず全身これバネともいうような背からは、よく鍛えられているだろうという事がわかる。
そして肉付きの良い大腿の間、ソコはすでに自分でも分かるほどしとどに濡れていた。
「なんだ……もう準備万端じゃねえか」
それを見て取ったレイがからかい口調で、ソコに触れる。
「ひうっ……」
それだけで、突き抜けるような快感が背筋を上っていく。
たかが指一本、アレではないのにも関わらず、だ。
(凄い……これで、アレなんて挿れられたら……!)
先ほど咥えたレイの肉棒を思い出し、期待に胸が高鳴っていく。
もう手などではなく、あの熱く硬いモノで自分を満たして欲しい。そんな欲求がどんどん溢れ出てくる。
「すげえな。ちょっとしゃぶっただけでこんなに濡らして……そんなに期待してたのか」
が、ヴァネッサの欲求を知ってか知らずかレイの揶揄する声が背後から響く。
(く……こいつ、わざとなの?わざと焦らしてるの?)
もう泣きたくなるほどに子宮が疼いているのだ。これ以上の焦らしは拷問に等しい。
とうとう一向に挿入してくれないレイに向かって焦れたヴァネッサは、
「……そうよ。言ってるでしょう。もう我慢できなくなってるのよ。だから……早く……して」
哀願のセリフを口にした。
同時にそのセリフを裏付けるように、秘孔からさらにたぱたぱと密が太腿を伝う。
処女とは思えぬその淫靡さに思わずレイが喉を鳴らし、肉槍を蜜溢れる場所へとあてがわれた。
(あ、来る……来る……)
「じゃあ……いいか?」
先端が触れるところで、ヴァネッサに問いかける。
「ええ……だから早くぅ……」
破瓜の恐れなどまったくない。
愛する男の精を受け止めたいと願った瞬間、レイが一気に腰を押し進めた。
「はぐぅぅぅっ!!」
呻くような悲鳴と共に、ヴァネッサの処女膜が引きちぎられた。
「か……は……」
「悪い……やっぱり痛いか?」
興奮のあまり、思い切り突いてしまったレイが、体を震わせてじっと耐えるヴァネッサを呼んだ。
鍛えられたヴァネッサの中は、処女という事も相まってかなりの狭さだった。
それ強引に突き進んだのだ。破瓜の痛みも相当なものだというのは想像に難くない。
しかし、その予想は裏切られた。
「違うの……気持ちいいの……」
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