子魔物のための女の絡み蒸し、根野菜を添えて

「なんのお話をしていたのですかぁ?」
 帰りの馬車の中、シャルロットが訪ねた。社根会に赴いて二日目の夜、魔力の粒子に歪められた月光が赤く、時に紫に辺りを照らし、とても夜とは思えない。魔物の子供達は、眠ることもなく裸に近い格好で馬車のそばを通り過ぎていった。おそらくこれから男狩りでも始めるのであろう。魔界では一般的な『遊び』だが、実に微笑ましい。
「シャルと同じさ。ローライラスの奴に捕まってな。それで…。」
「そっちじゃなくて、リプラさんのほうぅ。」
 シャルロットは、ゴルドの膝にまたがり、真っ直ぐに見つめてくる。紫の瞳が美しい。こんな綺麗な瞳に見つめられては、何もかも喋ってしまいたくなるものだが、彼女の純粋さを濁したくはない。
 ゴルドは何も話さず、ただ黙って下から突き上げてやった。
「んあっ!?ダ、ダふぇえッ
#9829;、まだぁ、はなしぃいいぃ!
#9829;!
#9829;」
「じゅちゅ〜、ちゅっりゅるる、ぷっはぁ!何か言ったかね?いつも言ってるだろう、ちゃんと発音しなければ言葉は意味をなさないと。んチュ〜ぷっ!」
「ふゅああああ!!あ、あたみゃ〜、めしべぇ〜ひぃうぅぅあっ
#9829;」
 ゴルドの剛直は再びシャルロットの中に収まっている。収まっているというのは適切ではない。押し込まれているのほうが正しい。しかし、ゴルドはそれでも足りないとシャルロットの肩を掴んでさらに押し込み、目の前で揺れている雌しべをペロペロと舐めるのだ。
「あぎぃっぃぃ、いじわる、イジワルゥゥ!しつじさんに、お、おこられりゅうあああ!!」
 夜中だと言うのにはばかることなく鳴き声を上げる。媚声などそこかしこであがっているのだから気にしても仕方がない。ゴルドは妻の抗議に耳を貸すこともなく、館に着くまでひたすら膣と子宮を変形させて楽しんだ。
 その一方後方の馬車では、走りながら大きく揺れる前方の馬車に執事がやはり呆れ顔になっていた。
「まったく、あれだけ犯ってまだ足りないのか。料理長め、少しは加減を知れ。」
「ふゅあぁ///しつじ、ちょおぉさまぁぁ」
 ロゼの媚声があがる。執事と一緒の馬車に乗り込んだロゼの顔は、邸での淑女の顔とは真逆の淫猥な表情である。食いしばった口の端からは涎をたらし、拭おうともしない。
 しかし、それは無理もない。彼女は自らの脚から生えたピンク色の触手に後ろ手に縛られているからだ。脚はロゼの意思から解離しているかのように勝手に動き、執事に尻をつき出すと触手で開き、触手と同じ綺麗なピンク色をした三つの穴を見せつけていた。
 そして、執事はそのうちの一つ、人間なら小便を滴らせる穴の上に付いた小さな突起を摘まみ上げた。
「ロゼ、お前もいけない娘だ。困る私を見て笑っていたな?自らの仕事を放り出してまで。」
 ギリギリとクリトリスへの責めを強める。ロゼは半狂乱に頭を振り乱し、その度にだらしなく垂れる涎を辺りに飛ばす。その飛沫が外の妖光に照らされるとキラキラと輝くのだ。
「ぐうぅ、ぎい〜
#9829;ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛っ
#9829;
#9829;
#9829;」
「フ、フフフ、今夜は調教のやり直しだな、ロゼ?」
<グチュグチュヌプッジュプ
「はい♪ばい゛ぃぁ…ぁがっ!」
 執事が更に攻め立てようとした時、御者用の小窓が開き、御者が顔を出した。
「執事長、つけられています。」
「用がある時は先に声をかけろと言ってるだろう!」
「はぁ、ま、それよりもいかが致しますか?感じからするとずぶの素人、嫁さんの鼻からすると女だそうですが。」
「…っち、まったく。………女、か。」
 執事は少し考えるとアゴ鬚に手をやる。今だ目の前でフリフリと尻を振るロゼを見つめていると何かを思いついたようで口端をみるみる釣り上げていった。その顔はシャルロットを貪るゴルドによく似ている。あちらが下品で醜くく意地汚い笑みとするなら、こちらは他人の不幸や苦しみをワインのように味わう冷笑と言えよう。
 この二人、気は合わないが、本当によく似ている。
「そのまま気取られぬよう、つけさせろ。旦那様には私から伝えておく。」
「へいへい、と。」
 御者は呆れたような声を出すと小窓を閉めた。「また」善からぬことを考えているだろうことは分かったが、嫁とイチャイチャできればいい身分の者にとっては関係のない話である。




 悠長に2台の馬車が進む。それから少し離れた後ろから一頭の馬が蹄を鳴らしていた。息が荒く、明らかに瘴気に侵されている。馬に接したことのある者なら魔界産の馬ではないことに気づくだろう。
 さらに怪しいのはその上の人物。ボロい外套を羽おり、目深にフードをかぶっている。魔物はこんな格好はしない、既婚ならそもそも一人ではいない。それはパートナーも同じ。また、未婚の男の魔界での生
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