ひとしきり楽しんだ後、ゴルドは起き上がり、上機嫌な大声で大皿の外へと声をかけた。
「素晴らしい!素晴らしいぞ!!料理長!今度の『仕込み』は最高だな!一体、何を使ったんだ!?」
ゴルドが料理長を呼ぶと大皿の縁からこれまたゴルドに負けず劣らずの意地汚そうな顔が姿を現した。
「ヒヒヒ、ゴルド様。その程度、まだまだ序の口でございます。それにまだ味わって頂いてもいないのにネタばらしなど出来ませぬ。」
「よい!この娘をここまで淫らにさせたその仕込み!どうしても知りたいのだ!それに料理の説明をするのは料理長の勤めであろう?」
主の言葉に確かにと頷くと淡々と料理長は説明を始めた。
「まず、奥方様にはとろけの野菜で作ったお菓子をいくつか食べて頂きました。
これにより体外からの魔力に対する抵抗力を下げ、その後、ホルスタウロスミルクとウンディーネの天然水、少量のハーブで作った特製牛乳風呂に入って頂いたのでございます。
元々、魔力を吸収しやすい植物型の奥様の抵抗力を下げ、さらに天然水によりミルクの吸収を助けることにより、ホルスタウロスの栄養と淫乱な魔力を存分に吸収する事に成功したのでございます。」
なるほど、部屋に運び込まれた際の甘い香りはホルスタウロスミルクの香りだったのだ。風呂一杯分ものホルスタウロスの魔力。さらに言えば、この料理長が格下のものを出す訳がない。最高級品の牛乳風呂に入れさせたに違いない。それほどの魔力を吸収すればどんな奥手な娘も淫乱になり、身体は剥き出しの性感帯になるというものである。
そして、料理長はさらに説明を続ける。
「しかし、それだけではまだ足りません。
折角、魔力を吸収させても体に不釣合な魔力は母乳やおしっこと言った形で溢れ出してしまうのです。
そこでその粘液の出番だったのでございます。
それはネバリタケ200本を煮詰めたソースでございます。ネバリタケは煮詰めれば煮詰めるほど余計なものが無くなり、透明度の高い薄紫の粘液になって、精や魔力の残留効果も高くなるのでございます。
これをウンディーネの天然水で冷やし、奥様にかけることで魔力の流出を抑え、溢れ出た魔力を再び吸収させていたのでございます、ヒヒヒ。」
一通りの説明を聞いたゴルドは感服した。ここまで手の込んだシチュエーションを作り出せるとは思ってもみなかったからだ。
美食に生きてきたゴルドの人生。魔界の美食も食べ尽くしたいと伝手を頼って紹介されたこの男を最初はかなり訝しんだものだ。しかし、次々に出される魔界料理の味に信頼を置くようになり、極めつけにこの至高の一品である。ゴルドは、今ほどこの男を雇って良かったと痛感した事はなかった。
しかし、執事はどうやら別意見の様であった。頭痛がするとアピールするかのように目頭を抑えると眉間にしわを寄せて料理長に訊ねた。
「今度は一体いくらつぎ込んだのだ?貴様のせいで当家の台所は火の車だぞ。」
「ヒヒヒ、心配しなさんな。ミルク以外は領地で採れたもんだ。まぁ、先の魔界豚とミルクは値が張ったがね、ヒヒッ!」
執事はさらに頭が痛くなったと大きなため息と頭を振る仕草で答えた。
「かまわん。どうせこのレスカティエでは金など大した役には立たん。精々、反魔領から土地を買う時ぐらいだ。むしろ、金で済むなら安いものだ。」
と、さも自分が偉いかの様に腕組みをしてゴルドは言い放った。
「ヒヒ、代金に使ったのは旦那様の秘蔵ワイン100本だがね。ヒヒヒ!」
ゴルドはそれを聞いて一気に顔が青くなり、執事は逆に気が晴れたような雰囲気になった。
この二人はまったく気が合わないが、タイミングだけは合うのである。
「さあさあ!旦那様!お食事はまだ終わってはおりませんよ!しっかりと奥様を味わってあげなければ!ヒヒヒッ!」
「………ん、っぅあ。…あ、ゴルドさ…ま…?」
男共が話に夢中になっている間に、シャルロットは目が覚めた。シャルロットはそれまでの淫乱な様子とは違い、恥じらうように脚を閉じ、両腕で胸を隠す様にゴルドに背中を向けた。一度イって、理性が戻ってきた彼女は可憐な少女であり、これこそがシャルロット本来の持ち味なのである。
「おお!目が覚めたようだね。随分と派手にイってしまったようだね。雌しべにかけられただけで気を失ってしまうとは。いつもなら二度三度は耐えるじゃないか。」
ゴルドがシャルロットの肩に手を伸ばすと、シャルロットはその手を避け、手を顔に当てて、泣くような仕草をした。
「ううぅ…。ひどいです。わたしが正気じゃない時にあんなこと…。」
「そんなことを言っても気持ちよかったのだろう?こんなにも雌しべがぷっくりと膨れているじゃないか。」
そう言いながら精液と粘液で汚れた黄色い雌しべをゆっくり撫でるとシャルロットは体を震
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