伊藤カレンはふらふらとおぼつかない足取りで狂祐の前まで歩み寄った。呼吸は荒く、顔は上気し、床にぽたぽたと液を垂らす彼女は明らかに異常だった。
あまりの状況に、狂祐も正気に戻り、自分が組み敷いている『伊藤カレン』に問いかけた。
「おい!!これはどう言うことだ!彼女に何をした!」
間近で怒鳴られるも、怯えた風も見せずにドッペルゲンガーは答えた。
「別に何もしてないよ。彼女は狂ちゃんのことが好きなだけよ。」
「嘘だ。嫌われていないにしろ、あんな状態になるわけないだろ!」
「嘘じゃないわ。私は彼女を完璧にコピーしてるもの。身体も記憶も感情も。狂ちゃんが気づいてくれなかっただけ。私は彼女を正直にしてあげただけ。」
「そんなこと・・・!!」
言葉を継ごうとした時、後ろからカレンに抱きすくめられた。
「はぁはぁ・・・狂くぅん///」
「カレン。正気に戻れ。君は操られて・・・。」
「ううん、違うよ。私は狂くんのことがだぁい好きなの/// ずっと前から見てたんだよ、狂くん。」
カレンはそう言うと、うなじをぺろぺろと舐めながら狂祐の服を脱がしにかかった。
「うぁ、やめ、、、。」
「いぃや。それにさっき散々私のことむちゃくちゃにしたくせに。」
「さっ・・・き・・・?」
「そう、さっき。」
今度は、いつの間にか狂祐の下から抜け出したドッペルゲンガーが、はだけさせられた狂祐の胸板に吸い付き始めた。
意味が解からない。さっきからしてるのはドッペルゲンガーのほうで、本人には指一本も触れてない筈なのに。
「何のことだって顔してる。(くすくす」
「からかっちゃ可哀想。(くすくす」
二人がかりで素っ裸にされた狂祐は、同じ身体に前後から挟まれ、ちろちろと敏感なところばかり舐められていた。少しだけ戻った正気もだんだんと薄れてしまい、思考もぼやけてきた。
「良いこと教えてあげる。私と彼女はね、魔力で完璧にリンクしちゃったの。だから、私の記憶は彼女も持ってるし、彼女の記憶を私も持ってる。私達の身体は魔力で繋がってるから。彼女の快感は私にも伝わるの。」
「私も解かるようになってきたよ。狂くんのどこが弱いのかとか、何をして欲しいのかとか。」
「くはぁ、そんな舐められると・・・!!」
前後からの快感に身体が震えだした瞬間を見はからい、二人のカレンは狂祐を押し倒し、それぞれに狂祐の乳首に吸い付いた。
「「ほら、ここが良いんでしょ。」」
まったく同じタイミングで話しかけ、まったく同じ力加減でシンメトリーに責め立てる。
瓜二つの愛しい顔が迫り、分け合うように唇に吸い付く、双子、いや、それ以上の連携だ。
「でもね、まだ私と彼女では決定的な違いがあるの。」
左側のカレンが唇を話し、語りかけた。
ここまで見事にそっくりな二人にまだ違いなどあるのか?
「違い?」
「そう。ほら見て。」
カレンはそう言うと右側のカレン(服がぼろぼろだからこっちがドッペルゲンガーだろう)の股に指を突っ込み、ぐちゃぐちゃとわざとらしく音をたてた。
ドッペルゲンガーはビクビクと震え、感じているのを我慢していたが、不思議なことに責めているカレン本人も感じているようで、口を結び我慢している様子だった。
「「んん、くあ、んあ、イクぅ」」
しばらく二人分の痴態を堪能していると、カレンが責めるのを止め、狂祐の顔の前に白くどろったした液体がこびりついた指を見せ付けた。
考えなくても先ほど自分が放った精だとわかる。
「私もね、狂くんの精が欲しいの。ちゃんと二人分くれないと不公平よ。」
「でも、・・・いいのか?」
「今更だよ。ここまでしといて。それに私のほうが本物、彼女がして欲しいかったことは私がして欲しかったことなんだから。」
「・・・わかった。」
狂祐は身体を起こすと、カレンと位置を入れ替えた。
「一応、言って置くけど彼女はまだ処女だから、優しくしなきゃだめよ。」
「わ、わかってるよ。」
「はじめてを二回も失うなんてなかなかできる経験じゃないわよね。」
「あの時の記憶もあるのか?」
「当たり前じゃない。私の『はじめて』なんだから。あのときったら狂くん私の中にたくさん出して///。 うらやましかったんだから。」
「こ、今回もがんばるよ。」
狂祐が秘部に触れると十分なほどに濡れていたので、そのまま剛直をあてがい、ゆっくりと沈めていった。
「あ、あんんう!入ってくるよぅ。」
「くっ!きつい・・・!」
本物のカレンの膣内はきつく、痛いくらいだ。そして、すぐに抵抗にぶつかった。
「いくよ。」
「うん、いいよ。私のはじめておねがい。」
狂祐は一気に腰を下ろし、抵抗を突き破った。
「ぐううう!い、痛いぃ!ううう。」
「だ、大丈夫!?」
カレンはかなり痛そうな様子で目に涙を溜めている。前にド
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