僕は幼馴染とエッチする

僕にはダンピールの幼馴染がいた。
太陽みたいな笑顔が良く似合う活発な女の子だった。駆けっこをすれば何度も追い抜かれて喧嘩をすれば何時も泣かされた。小さい頃は同性だと本気で勘違いしていた程だ。
胸や尻が出っ張り始める時期になっても気付かずに、うっかり着替えを覗いた時になって初めて幼馴染が異性だと気付いた。その時の、大事な部分は布で隠したまま顔を真っ赤にして暴れ回る痴態は本当に女の子らしくて、数年経った今でも昨日の事みたいに思い出せる。

彼女と初めて出会ったのは何時だったのかは覚えていない。忘れてしまうくらい遠い昔から一緒にいたのは確かだ。同じ産湯に浸かった仲だと両親に言われても驚かない。
両親よりも長い時間を共有してきただろう。多感だった頃はお互いに手を握っていないと相手が何処かに行ってしまいそうだと不安になるくらいに依存していた。

そして、幼馴染であっても、思春期になれば異性の身体として見てしまうようになるのは不思議な事では無いと思う。彼女の容姿は僕の好みドンピシャだった。ふわふわの金髪も、たわわな胸も、すらりとした足も、ぷりっとしたお尻も、凛とした瞳も、少し強引な性格も、何かもが恋しかった。やった後の罪悪感が凄かったけど何度か彼女を思って自慰をした事だってある。
もしも僕達は見ず知らずの赤の他人で、何気なく彼女が僕の前を通り過ぎたのなら、僕は彼女を追い掛けていただろう。けれど幼馴染として産まれてしまった僕達は安心してしまって、自分の気持ちを正直に伝える事も無いままに、友達以上恋人未満の依存生活をずるずると送り続けてしまった。

僕達が成人になった時、僕達の関係が一変する。僕達は結婚してセックスした。
地方の一貴族である「鏡」は代々から多種多様な魔族の血を取り込んで優れた継承者を作り繁栄を目指してきた。そして新たに「鏡」が取り込む事になる魔族の血が人間と悪魔の力を兼ね備えたダンピールというわけだ。此の事は百年以上前から決まってらしく、僕達は二人で一つであるように産まれる前から設計されていたらしい。
父上からそれを聞かされた時、僕は人生でこれ以上無く困惑した。自分の出生の秘密にもそうだけど、今まで幼馴染だと思っていた女の子が許嫁だった事に衝撃を受けた。何故それを黙っていたのかと問い詰めると返されたのは、二言。

「二人が別々の道を歩む事はありえない。そういう風に作られているから」

何も言い返せなかった。僕は自分の人生の中で彼女が居ない人生と言う「もしも」を考えた事が無かった。僕達は一緒に生きて一緒に死ぬのが僕にとっての当たり前だった。
それだけじゃない。僕は幼馴染以外に欲情をした事がなかった。彼女以外に綺麗だと思った女性は沢山居た。ただ綺麗だと口にする事は出来ても心が揺れ動かされることはなかった。幼馴染以外の女性は沸き立つものがない。幼馴染こそが唯一無二。その依存的な思考を、父上から指摘されるまで僕は不思議だと疑う事すらもしなかった。

そうして今みたいに自分の過去を見つめ直せるようになったのは、幼馴染との結婚を強いられてから三日後の朝。それまでの間は流されるがままに結婚式を開いて初夜を迎えていた。
自分を失っていた中で僕は何をしていたのかは頭に入ってない。初夜での脳髄が焼き切れそうな快楽だけは覚えていた。
それは当たり前なんだと今なら思える。僕と彼女は産まれる前からそうなるように決まっていたのだから。僕達の交わりはただ性欲が刺激されるだけではない、夫婦の酒杯で飲む酒のような心地良さがある。交わる度に神にでもなったかのような全能感で満たされて、浮世の事はどうでもなるくらいに快楽に沈んでいく。

ただそれでも、幼馴染の処女を奪った日から今までずっと、そしてこれからも、僕は深い深い自己嫌悪に囚われている。妻との子作りに誰が何を咎めようかと唱えても奥底ではそんな自分に吐き気を催している。それでも貴方は欲情したのでしょうと否定したくとも否定出来ない罪悪の坩堝に見られている。どうして僕達は、こうなってしまった。



「んんッ…ん…」

彼女が股間に顔を埋めて懸命に奉仕をしてくれている。昼間はレイピアを握る指で陰茎の付け根を持ち上げながらも、ちろちろと舌で優しく、男の魔羅を。
魔性の魅力を持つ女性が跪いてグロテスクな肉棒を愛おしげに口にしているという視覚的な衝撃と、それが他ならぬ自分の分身である事実に、陰湿な優越感と征服感が湧き出る。
激しい刺激こそないけれど、彼女の口を中心に大袈裟に響く水音が頭の中で波を打ち、控え目ではあるけれど、熱の込められた吐息が敏感な部分に当てられる。人肌温度の唾液を、男根の皮膚に溶け込ませるように擦りつけられて、体が温まらないはずがない。次第に尿道口から粘着性のある先走りが漏れ始めた。

「あはッ、いただ
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