現在俺と彼女ら三名で湖の浜のような場所に来ている。
俺はそこでバーベキューセットを使って高価な魔界豚の肉やらを焼いている最中だ。
「ねぇ〜ッ、シューは着替えないの?」
「あぁ、食べた後にでも泳ぐさ」
ヴァンが俺の肩に顎を乗せて抱き着いてきたので振り返った。
「……先に泳ぐ」
「わかった、それじゃあ焼けた時にでも呼ぶ」
「はぁ〜いッ、それじゃあ行こうセツ♪」
彼女らはそう言って湖の方へと駆けて行った。
彼女らの姿を話しておこうと思う。
ヴァンは藍色の旧スクール水着、セツは競泳用水着。
俺の服装は黒い海パンに裸の上にフード付きパーカーを着ている。
しかし、彼女らの姿を見ていますと…こう―
彼女らが着ているのを見ていると…こう理性がね?
「あんなのを着て破れないのだろうかね?」
俺はバーベキューセットの上で焼けてゆく肉をひっくり返した。
肉の焼ける音と共に目の前を確認した。
「……じーッ」
「じゅるりッ♪」
気づいた時には彼女らが紙皿と割り箸を持って目を輝かせていた。
俺が思うに…今の彼女らは食欲の固まり状態になってしまった模様。
そう思いながら丁度いい焼け具合の肉を彼女らのお皿に盛る。
「……頂きます」
「わふぅ〜ッ、頂きます♪」
彼女らは微笑みながら肉にかじりついてゆく。
因みにヴァンは俺特製の焼肉のタレで肉を食べている。
セツは大人しく、近くにあった大きな石に座って塩で食べているのだ。
美味しく食べている彼女らを見ていると何だか嬉しいものだよ。
「おいおい、野菜も食べろよ?」
「……うん」
「わ、わかってるよぉ〜ッ?」
苦笑いを浮かべて言ってはいるけど…本当に分かってますかヴァンさん?
何て思ってしまった俺はため息を吐いた。
最近はため息を吐いている回数が増えてきた気がする。
「シューは僕たちといて何で溜息なんか付くかなぁ〜ッ??」
「……それ同感」
「いやぁ……なッ?」
お前たちが野菜をちゃんと食べてくれない…っと言えない。
まぁ、俺の言うことを三分のしか守らない彼女らにこれを言っても意味が無い。
「野菜喰わなかったら…一週間は俺との性行を禁じます」
『有難く野菜を食べます』
「分かれば良いんだ…まぁ、ほどほどの量で頼むよ?」
「はぁ〜いッ♪」
「……コクコク」
そう言って俺たちはバーベキューの食材を全て食べ終わった。
さすがに5kg食べても平然としていられる彼女らの胃袋が知りたくなりました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「さぁ、泳ぎに行こうかね?」
「わふぅ〜ッ♪」
「……うん」
俺たちはバーベキューセットやゴミを片づけて膝が水で沈むほどの場所まで歩いてゆきビーチボールで遊んでいる。
最初はヴァンからのサーブらしい。
「いくよぉ〜ッ?」
「……コクッ」
「いつでも良いぞ?」
「それじゃあいくよぉ〜ッ……そぉ〜れッ♪」
彼女はボールを上に投げ飛ばして落ちてきたところでサーブをした。
その時にヴァンのないすおっぱいが『ぷるんッ♪』と揺れた。
「……よッ」
ボールがセツの方にゆっくりと飛んできた。
彼女はそれをレシーブで俺の方にボールを飛ばした。
彼女の腕に挟まれた柔らかおっぱいは『むにゅッ♪』と言う効果音がするように変形していた。
うん…理性が飛びそうです。
「……。」
俺の目が彼女らの胸にロックオンをしていた。
そして、ボールが飛んできたので微笑んだ。
「それじゃあ……ヴァン、行くぞ?」
「…えッ、わふぅッ!?」
俺は彼女の胸にめがけて軽めにサーブを撃った。
ヴァンは慌てながらそれを変えそうとするが失敗。
彼女の胸にボールが弾かれたのだ。
「……シューのスケベ」
「男は皆スケベでしょうに?」
セツがジト目で俺の方を見てヴァンに近づいて首を傾げていた。
「……大丈夫?」
「うん、有難うセツ。大丈夫だから心配しないでね?」
ヴァンは両手を点に伸ばしてから背筋を伸ばす。
その後、セツに彼女は微笑みながら言う。
セツはヴァンの笑みを見てから微笑んだ。
彼女らを見ているとやっぱり姉妹にしか思えないほどの仲の良さだ。
「うんッ、それじゃあ……少し休憩する?」
「さんせぇ〜いッ♪」
「……同じく」
「わかったッ、それじゃあ……」
そう言って俺たちは湖の近くに設置したテントに戻った。
テントの中に入れば俺はバスタオルが入った大きなカバンのチャックを開けて取り出す。
それを俺がヴァンとセツに渡した。
「有難うシューッ♪」
「……感謝する」
「いいさ、それよりも今日は家には帰らずにここで一夜を共にする?」
「……もう、馬鹿……」
「わ、わふぅ〜……」
何ていいながら俺は彼女らを抱き寄せて暖まることにした。
彼女らは俺
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