3#「性欲を弄ばないでください」

皆初めましてぇ〜ワーウルフのヴァンだ。
我が家は私とシューの二人っきり。
セツは近所の森に住んでいるマンティスと一緒にどこかに出かけた。
そんでもって、私はリビングにあるソファに座り本を読んでいる彼の膝に頭を置いて寛いでいる。
彼の膝枕は丁度いいぐらいの感触だ。

「ふぅ〜んッ♪」
「……。」

私は彼の膝に頬ずりをしながら微笑む。
彼は私の頭を優しく撫でつつも読書に夢中になっている。
これは、私の特権でセツにはさせたことが一度もない。
それは、私が彼の最初の恋人兼奥様だからだ。

「……ねぇ〜ッ、しゅぅ〜」
「……んぅッ?」

私は仰向けになりシューに声をかけた。
彼は本を読みながら生返事をして答える。

「キスしてみる?」
「……。」

彼は本の間に栞を挟んだ後、私の顔を覗き込んできた。
セツが言うとおり、彼の瞳は吸いこまれそうなほど綺麗な瞳だ。
私やセツは金色の瞳をしているのでジパング人と同じような瞳や髪色をしているシューが変わっていると思えた。

「本当にするのかい?」
「うん、シューの成分が欲しい」
「何を言い出すかと思えば……それですか?」
「それですかとは何さ?私とじゃあ……イヤ?」

私は瞳をうるうるとさせながら彼を見た。
彼は片手で頭をかきながらため息をついた。
シューはこの行為がどうにも苦手らしいのだ。

「……んッ」
「……ッぅん」

私の目元を指で拭った彼は私の唇をそっと奪った。
彼の唇の感触はどこか心地の良いものだと思う。
私は瞳を閉じてから彼のキスを受け止めた。

「……これでいいかな?」
「……う、うん」

顔を話した彼の頬は赤くなっているところを見ると恥ずかしかったのだろう。
かくいう私も恥ずかしくて家の前にある湖にダイブしても良いぐらい恥ずかしいのだ。

「……なぁ、ヴァン?」
「……わふ?」

彼はちょっと寂しげに私に話しかけてきた。
私は首を傾げつつ体をお越し彼の顔を覗いた。

「二人の恋人を持った俺ってどう思う?」
「……ッ……」

彼の質問に思わず目を見開いて驚いてしまった。
それも、そうだろう…こういう質問は彼からしてこないからだ。

「どうって……何が??」
「いや、だってさ……簡単に言えば俺は浮気をしたんだぞ?そんな俺をヴァンはどう思っているのか聞きたくてさ?」
「……シュー……」

彼は悲しげに俯きながらポツリポツリと声を漏らす。
その姿はまるで何かを失うのが怖いのではないかと思えた。
だから私は彼を抱き寄せてから頬を彼の頭にくっつけた。

「……ヴァン??」
「何を考えているのかは知らないけどね?私やセツはシューのことは悪く思っていない。むしろ他の女に撮られそうなほどに魅力のある彼氏を持つ私と説は大切な宝物を手に入れたのと一緒なんだ」
「……ッ……」

彼は私の背に腕をまわしてから小さく啜り泣きを始めた。
彼は私と出会うまでは孤独なモノだったのだろう。
でも、私とセツはこんな彼を誰よりも愛しているといえよう。

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暫くして彼は泣きやみ顔を見上げた。
その両目は赤くはれていてちょっと可愛かった。

「……ごめんな?」
「良いよ、私とセツは誰よりもあなたを愛しているし、共に人生を歩むこともしようと思う」
「あぁ、こんなバカでもよろしくな?」
「何を言うんだい?バカは私とセツだよ」

何ていいながら私とシューは見つめ合った。
そして静かな沈黙が部屋を支配した後、お互いに唇を重ね合わせた。
最初は優しくて切ないキスだったけど、次第に激しさを増す接吻へと変えていった。

「……んぅッ……」
「……んッ」

お互いに舌を絡めあわせつつ強く抱きしめていく。
彼の舌を自分の舌で絡めつつ押し倒した。
これで、主導権は私が握ったようなものだ。

「んぁッ……ちょッ、ヴァン……胸に爪が刺さっていたい」
「……えッ?」

私は唇を離してから彼の胸元を見た。
そこには私の爪痕があり、彼の衣服を引き裂いていた。
自分の爪を見てみると彼の血だろう赤い液体が爪についていた。

「……ッ、ごめん」
「……良いよ、それよりもさ?」
「えッ、わふッ!?」

彼は微笑みながら私を押倒し青い短パン越しで肘を使い私の秘部を擦り始めた。
うぅ〜んッ、股がぐじゅぐじゅになってちょっと気持ち悪い。
そんなことを思っていると彼が私の短パンを下着ごと脱がせてから秘部に舌を近づけてゆく。

「……わふッ!?」
「……んぅッ……ペロペロッ……」

彼の生暖かい舌が私の秘部の割れ目を舐めて行くたんびに腰が浮いてしまった。
正直言ってこれはとても気持ち良いものだった。

「ちょッ……んぅッ……」
「んぐッ……レロレロ……」

私の腿を両手で支えながら
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