二句「側近と領主の初夜」

時刻は夜の零時頃に修夢は目を覚ました。
彼は体を起こした後に和服の上に羽織を羽織って部屋を出た。
修夢は縁側から下駄を履いて躑躅(つつじ)の下に向かい夜空を眺める。

「……今宵も綺麗な満月だ」

彼は満月を見ながら一人呆然と立ちすくむ。
その後ろには桜色の着物を身にまっとた者が修夢に近寄る。
修夢に近寄る者は新たに領主の側近となった茉莉だった。

「こんなところで何をしてるの?」
「……んッ?あぁ、茉莉かい?」
「うん、綺麗なお月様だね?」

茉莉は修夢の隣に立ってから寒そうに両腕を擦る。
それに気づいた修夢は彼女に羽織を多い被せて一緒に入った。

「……修夢?」
「これなら寒くないでしょ?」
「うん、修夢……暖かいね?」
「うん、そうだね」

彼らは躑躅の木の下にある椅子に寄り添うように座り満月を見上げた。
月の光に照らされた彼らの影が白い砂利の庭に映し出される。
茉莉は修夢の体温を感じながら彼の肩に頭を乗せてから丸い尻尾を揺らし始めた。

「ねぇ、修夢?」
「うん、何?」
「あ、あのさ……今夜……」
「……今夜、なに?」

彼女は「何でもないと」小さく言ってから目を閉じた。
そんな彼女を修夢は優しく抱き寄せてから微笑む。
彼女の顔を見つめてから小さく呟いた。

「……有難う茉莉」
「うん、どういたしまして」
「あははッ、綺麗だよ?」
「うん、知ってる」

彼らは短めに言ったり返事を返したりしながら見つめ合う。
二人の影が重なり合うのを満月が照らし出す。
それはまるで二人を祝福するかのようだった。

「……ねぇ、修夢?」
「……どうかした?」
「わ、私をさ……抱いてくれない?」
「それは誘ってるのかい?」
「皆まで……言わせないでよ……バカ」

茉莉はそっぽを向いてから顔を赤くしてから唇を尖らせる。
修夢は優しく微笑み彼女を抱きしめた。

「僕の部屋で……するかい?」
「も、もう……本当に馬鹿だ……」
「クスクス、ごめんよ」

そう言った後に二人は立ち上がり領主の間である修夢の部屋へと足を運ぶ。
彼らは手を繋ぎながら廊下を歩き部屋の前に来てから襖をゆっくりと開けてから中に入り襖を閉めた。

――――――――

部屋に入った二人は部屋にある一つの灯篭に火をつけた。
それから修夢は和服を脱いでから茉莉を見つめる。
茉莉は帯を緩めてから着物を乱して修夢に近寄り脱ぐ。

「あのさぁ、修夢?……あんまり見ないで欲しい」
「何をそんなに恥じらう必要があるの?」

修夢は彼女の生まれたての姿を見ながら首を傾げた。
彼女の体は少し子供っぽいのだが彼女の乳房は大きすぎず小さすぎずのものだった。
腰回りには無駄な脂肪もついておらずスマートな体つきだと言えば分りやすいだろう。
彼女は恥ずかしそうにしながら胸と下腹部を手で隠しながら言う。

「だ、だってさ……こういったのは初めてなんだよ?」
「うん、知ってる。僕も初めてだから安心してよ」
「……バカ」

修夢に近寄った茉莉は彼の両肩を持ってから口づけをした。
彼はそれに応えるかのように茉莉の背中に腕をまわしてから口づけを受け入れる。

「んちゅ、んぅッ……はぅッ……うんッ」
「んぐッ……ハァハァ……あむッ……」

彼らは舌を出してから絡めつつ布団に倒れてから横になって接吻を続けた。
部屋の中をピチャピチャという水音が鳴り響いている。

「はぐッ……んぅッ、うん……」
「ちゅッ……ハァハァ……修夢……」
「ハァハァ……どうしたの?」
「修夢のが……私の腿に当たってる」

茉莉は修夢の大きくなった愚息を優しく撫でながら言う。
修夢は刺激で肩を震わせた。

「ぐッ……茉莉……くすぐったい」
「へぇ〜……くすぐったいの?それじゃあ……これは?」

茉莉は修夢に密着するように体を近づけてその太腿に彼の愚息を挟んだ。
彼女の太腿に挟まれてから修夢の愚息はピクピク動いた。

「あぐッ!ま、茉莉……」
「ふふッ、気持ち良い?」

茉莉は色っぽく修夢の耳元で言ってから太腿を擦り始める。
彼女の太腿による刺激に修夢は大きく反応した。

「……うッ!?」
「ふふッ、まだ射精したら駄目だよ?」

グリグリと太腿で刺激しながら彼女は彼の愚息の亀頭に手を伸ばしてから揉み始めた。
そんなことをされれば彼は果ててしまいそうになったが…―

「ごめん……もう、うぐッ!!」ビュクビュクッ!!
「ひゃッ……もう、こんなに射精して……」

彼女は精液塗れの手を自分の顔に近づけてから精液を綺麗さっぱり舐めとってゆく。

「……ま、茉莉」
「んッ、きゃッ!?」

彼は肩で息をしながら茉莉を見た。
我慢できずに彼は彼女に覆いかぶさり両足を開いてから愚息を彼女の愛液が溢れる蜜壺に宛がう。
彼はそのまま愚息で茉莉の蜜壺を擦り始めた。

「あんッ
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