幼馴染が誘ってきたら…ヤるっきゃない

俺は高校を卒業してもう一年が経った。
今は就職活動をしつつ家から三十分で着くフリーマーケットでアルバイトをしている。
今日はそのアルバイトの休日で俺は部屋で一人本を読んでいる。

「あぁ〜…暇だやってやれない」

ベットの上で漫画を読んでいてもこれと言ってやることが無い。
俺はベットから起き上がってから部屋を出て階段を降り、リビングに向かってからテレビを視ることにした。
彼女居ない=年齢の俺にとっては時間を持て余すようなものだ。
テレビを視ながら欠伸をすると…『ピンポーン♪ピンポーン♪』と家のインターホンが鳴ったので俺は立ち上がる。

「こんな時間に誰だよ?」

俺は玄関の方に向かい前に立つ。
まぁ、玄関の曇りガラス越しに見えるシルエットで大体想像がつく。

「開いてるぞ?」
「お、お邪魔しまーす……」

玄関を開けて家へと入ってくる者を見てから一息漏らす。
綺麗な短めの金髪でサファイアの様な青い瞳、白いダウンジャケットの下に黒のセーターでジーンズに黒いブーツを履いている。
隣に住んでいる幼馴染の如月理紗(りさ)という名前のダンピールだ。

「何をしに来た?」
「決まってるじゃないか?君の物を借りに来たのさ」
「おしッ、帰れ」

俺は玄関を指さし彼女に買えるように言う。
しかし、理沙は不満そうに唇を尖らせる。
コイツが家に来る=俺の私物を借りるもといお持ち帰り)のだ。
彼女に貸したものは一度も帰ってきたことは無い。

「良いじゃんか……ケチッ!!」
「ケチで結構だ。いい加減俺が貸したものを全て返せ」
「嫌だと言ったら?」
「お前の母親に訴える」
「すみません、それだけは勘弁してください」

俺の一言で彼女は勢いよく土下座をする。
それもその筈で、彼女の母親は大手企業の信頼を持っているヴァンパイアだ。
彼女が幼いころに調教をしようとしたら簀巻きにされて海に放り投げられたのだと聞く。
その為に彼女は母親を怒らせることは一切しなくなった。
小中高共を首席で卒業をしたのだ。
俺も一度理紗の母親にあったことがあるのだがとても親切だった。

「まぁ、どのみち……今日は帰ってくるとは思っていない」
「ごめんなさい。反省はしています、でも後悔はしていない」

自慢げにこんなことを言ってきた理紗に俺は拳骨を入れた。
彼女は「きゃんッ」と可愛い悲鳴を出した後に頭を押さえながらその場で蹲った。

〜now loading…〜

暫くしてから理紗が痛みを忘れた頃にリビングへと連れてくる。
すると彼女は白いダウンジャケットを脱ぎ捨ててからソファに座り横になった。

「あぁ〜……お腹空いた〜ッ……」
「何だ?昼飯喰わなかったのか」
「起きた時かな丁度お昼だったからね?」
「お前の親は何とも言わないのか?」
「今日は大学が休みだから大目に見てくれているみたいなんだ」

理紗の母親は随分と飴と鞭の使い方を分かっているようだ。
しかし、コイツの父親は大手企業の社長だという。
何とも裕福な暮らしをしているのだろうと常に思っていた。

「カップ
#40629;ならあるぞ?」
「うん、それでいいから頂戴」
「分かったよ……」

だらしなく手を振る理紗を見てからダイニングへと向かう。
黒のセーターが肌蹴てから綺麗な脇腹が見えたのは内緒だ。
俺はポットにお湯を入れてから沸くまでの間にリビングへと戻る。
そして、そのまま理紗が俯せてソファで寝ているのでその上に座る。

「ぷぎゅッ!?」
「他人の家でだらしなく寝ている方が悪い」
「だ、だって……君の香りが、ってかボクの上からのいてくれないかな?重いんだけれど?」
「……この臭いフェチめが」

毎回理紗は俺の家に着てはソファに横になり顔を埋めるのだ。
何でも俺の香りを嗅いでいると落ち着くのだと言っていた。
もう、ここまできたらただの変態である。

「それじゃあ、退いてやるから普通に座れ」
「うん、わかった」

俺は彼女の上からのきました。
そして、彼女が起き上がり座ったのを確認してから俺が座った。
待ってましたと言わんばかりに俺の膝を枕にしてから寝そべる。

「……おい、理沙?」
「良いじゃんか……ボクはこれが好きなんだから」
「はぁ〜……勝手にしなさい」
「それじゃあ、お言葉に甘えて♪」

理紗は俺の方を見ながら寝返りを打つ。
理紗の顔の前には俺の大事なところがあるので是非別の方向に向いて欲しい。
俺は、上を向き一息漏らすと段々眠気が襲ってくる。
しかし、次の音によってから眠気が一瞬で冷めるのだった。

『ジーッ…』
「お、おい……何してんだッ!?」
「決まってるじゃんか?ボクが君のを舐めてあげようと思ってね
#9829;」
「ば、馬鹿……やめろッ!!」
「やだ
#9829;……スンスン、あぁ、美味しそうな臭いがする
#9
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