鴉が鳴く夕焼けで…

現時刻は午後五時に当たる時間に友達の家から出てから自転車をこぎながらヘッドホンをつけて家に帰宅をしていた。
この時間帯に母さんが帰ってくるから料理の手伝いをしたりもする。
俺はそのことを友人に話すと「お前らしいよ」と言われた。

そして横断歩道を通ってから家の近くまで自転車を走らせていると俺の部屋にあるベランダのフェンスに一羽の鴉が羽を休ませていた。
そして俺は気にもせずに自転車を母さんが止めている車の後ろに止めてスタンドを下してから我が家の玄関を開ける。

「ただいま〜母さん」
「お帰りなさい正志君。手と嗽をしてきなさいな」
「はーいッ!!」

あぁ、自己紹介が遅れたな俺の名前は山野正志(まさし)と言う名前である。
周囲からは「正志」か「正志君」と呼ばれている。
そして俺は部屋にある愛用の黒い膝まであるエプロンを取りに二階に上がってから部屋のドアを開けると…。

「…ハァハァ、あぁ〜正志殿の匂いがする〜
#9829;…あッ…」
「………すみません、部屋を間違えました」

俺は目の前で俺のトランクスタイプの下着をクンカクンカしていた黒髪ポニーテールの女の人に一礼してから部屋のドアを閉める。
うん…、どういうことだよーーーーーッ!?
何で人様の部屋で俺の下着をクンカクンカしていたんだッ!?
…OK、落ち着こう…落ち着こう俺よ。
そして俺は部屋のドアを少し開けてから中を覗くと…。

「ハァハァ…はぁん
#9829;…お股がジンジンすりゅぅのぉ
#9829;」

lt;(TToTT)
gt;Oh…」
「はぐッ!…ハァハァ…ここを正志どにょので…ズポズポさりぇたいぃ
#9829;…」

本日二度目の自分の部屋を閉めることにしました。
何でかと言うと…、俺のベットの上で水色下着姿でオナニーをしているカラステングがいました。
…えッ?おっぱいの大きさはどのくらいかって?
それは…まぁ、メロンぐらいの大きさでしたよ…はい。

「正志君、御飯よぉ〜?」
「あぁ、ちょっと待ってってくれないかな?」
「わかったわ、なるべく早く降りて来なさいよ…クスクス」

一階から母さんが俺を呼ぶ声がしたから返事をした。
どうして、母さんはクスクス笑っていたのだろうか?
まぁ、母さんは狐憑きだから何か分かったのかな?

…って、ちょっと待て。先にやらないといけないことがあるよな?
そして俺は、覚悟を決めてから部屋のドアを開けた。

「勝手に俺のベットでオナニーしてんじゃねぇよッ!?」
「はぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

とりあえず俺は部屋に何故かあるハリセンであらカラステングの頭に一発入れる。
すると、夕焼け空に一匹の鴉の悲鳴が響いていく。
ツッコむところがおかしいよね…俺は?


lt;暫くお待ちください…
gt;

「勝手に部屋に入ってすみませんでした」
「いやいや、もう良いって…」

俺は椅子に座ってからベットの上で土下座をしている下着姿のカラステングの菫(すみれ)さんを見ながら土下座を辞めさせようとしている。
だって…下着姿に揺れる二つのメロンがベットに「ふにゃん♪」みたいな効果音がつくぐらいの潰れようだぞ?
青少年の俺にはちょっと…目のやり場に困ってしまうからとこっちに何故か罪悪感が湧いてくるからだ。

「それで…?どうやって侵入したんだ」
「はい、神通力を使って窓のロックを外して侵入しました」
「…神通力?」
「はい、そうです。我々カラステングが持っている特技でもあります」

神通力…確かカラステングが山で何十年もの歳月をかけて修行してから身につけるものだったよな?
だとしたら才能の持ち腐れですよ菫さん?

「それで…、そのカラステング様が何のようなんだ?」
「はい…、実は…その…」

ベットにちょこんと座ってから黒い羽根をちょんちょんと合わせながら真っ赤な顔で上目遣いでこっちを見てくる。
なんつう破壊力(可愛さ)だよチクショー…
そして菫さんは決意をしたかの様に一度深呼吸をする。

「私、山鴉菫18歳は…山野正志殿を夫にしたく思い参りました」
「…Wath??」

…ま、まさかの逆プロポーズをされましたよッ!?
俺は顔を真っ赤にしながら菫さんに近寄ってから肩に手を乗せる。

「その気持ちは嬉しいのだけど…どうせなら恋人からと思うのだけれど?」
「その婚約を許可します」
「母さんッ!?」

何ということでしょうか…、母さんがいつの間にかニヤニヤしながら口元に手を添えてからこっちを見ていた。
どうやら遅いから直で呼びに来たのだけれど…。

「えぇ、その通りです正志君?」
「人の心を勝手に読まないでくれ」
「クスクス、さて…菫ちゃんだったかしらね?」
「は、はい…海咲殿」
「不法侵入はいささか宜しく御座いませんが…うちの正志君を何卒宜しくお願いしま
[3]次へ
[7]TOP
[0]投票 [*]感想
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33