恋に破れて失った恋心を　私は影となり塗り替える
大好きなあなたの涙を見たくないから…

ずっとずっと消えない理想　きっときっと変わらない思い
私はそれを模してできた偽物です
それでもそれでも思っています　「あなたが好きな姿で」

でもそれは幻想でしかないんだ　偽物でも…

※愛してくれるあなたの「好きだよ」って言葉は
　それは私ではなく　理想の姿の私への言葉ですか?
　でもそれを本当の私に　言ってくれると嬉しいな

ぽっかり空いたその心　私は「理想」で塗り替える
大好きなあなたの笑顔を見たくて…

そっとそっと寄り添って　だってだって大好きだから
偽物でも私を愛してくれますか?
そしてそして感じているんです　「貴方が好きだから」

愛してくれたあなたは私の「偽り」を見破り
それが怖くて　貴方の元を逃げ出してしまう
大好きなあなたに　嫌われぬように…

そして私は一人で泣いているんです
だからあなたに見つけてほしくて
大きな声で泣き叫ぶんだ…
それが叶わぬ恋だとしても…

「大好きなあなたと一緒にいたいから…。」

※リピート

それでもあなたは「本当」の私を抱きしめて
こういったよね…?
「影の君を愛してあげる」　私はその言葉が嬉しくて
あなたと一緒に寄り添ってこういった
「光のあなたは私を照らしてください」って…

・・・・・・・・・・・・
解説

この歌詞を見て「意味が分からない」思う方がいるかもしれません。
しかしこれは彼女「ドッペルゲンガー」を見て思ったことを作詞しました。
そしてこれは「男性の理想」で大好きな人を愛す「偽り」を衣装にした彼女たちの本性だと思います。
「もしばれたらどうしよう?」、「大好きな人に嫌われないか」
そう思いながら「偽り」の衣装を着た彼女たちが思うものではないでしょうか?
それでも彼女たちは大好きな人を思って傍に寄り添うのだと思います。
そしてもし彼女たちの「本当」の姿を見たあなたはどうしますか?
それでも彼女たちを嫌いにならないでやって下さい。
これのはそういう思いを思って作詞しました。

そしてこの曲を歌ったあとの彼女は…。

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曲が終わって歌い終わった私は頭につけているヘッドホンを首にかけてから一息つくために近くに置いている水を飲む。

『お疲れ様ですクロちゃん』
「はい、お疲れ様です」

クロというのは私のあだ名で「黒井　闇」というのが私の名前。
名前は私を拾って育ててくれた人がつけてくれた名前です。

『どうだったかな?緊張してたみたいだったけど?』
「はい、最初は緊張していました。
でも…私のために作詞してくれた方の為に歌いました」
『それはよかったね?それじゃあ…もう一度歌おうか』
「はい、宜しくお願いします」

私はヘッドホンをつけてプロデューサーの合図を待つ。
そして合図とともに音楽がヘッドホンから流れる。
そして私は歌うのです。
いつか出会えるだろう素敵な「あなた」を思って…。

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