朝日が昇り始める早朝の時間帯に目が覚めた。
部屋の襖を開けてから大きく背伸びをする。
眠気覚ましに浴びる朝日は心地が良いものだ。
……これがなければな?
「……ぅん〜……」
「……。」
俺の部屋からは女性の艶やかな声が聞こえた。
部屋の方を見てみると小麦色の肌をした黒髪美少女が俺の布団をいつの間にか独占して眠っている。
俺は、少しムラムラしたのだがそこは押さえ、俺はこの寝坊助を起こすことにした。
「いつまで寝ているんだメグミ」
「うぅ〜ん……あと十分……」
「……(・ω・＃」
彼女の上に馬乗りでのってから思い切って尻を引っ叩く。
「きゃいんッ!?」と言う彼女の悲鳴は聞かないことにしてだ。
「せっかくの眠りをどうして邪魔するのよッ!?」
「五月蝿い、早く起きないと……」
ちょっと待て、どうしてメグミが俺の部屋で寝ているのだ。
俺は彼女から離れ、部屋にある座布団に正座をして彼女に聞いてみた。
「なぁ、どうしてメグミは俺の部屋で寝ている?」
「……(・ω・;」
俺は携帯電話を取り出してからとある場所に電話を入れた。
「もしもし、警察ですか?」
「わぁ〜ッ!?ごめんなさい、だから警察に電話をしないで〜ッ!!」
彼女は抵抗するかのように俺の腰に抱き着いてきた。
それも涙目で上目遣いときてしまったらどんな男でもやめるだろうが……―
「お巡りさん、我が家に不法侵入したノームが居るのですが?」
「だからごめんなさい……もう、しないからッ!?」
彼女にゆすられながらも俺は警察に連絡を入れくことを止めない。
だって、不法侵入をすれば人魔問わずに罰せられるのが当たり前のこのご時世だ。
しかし、警察の方からはこんなことを言われた。
『痴話喧嘩で連絡をされるのは……ちょっと……』
―ぷつりッ……ツー……ツー……―
おい、お巡りさんッ!?あんたそれでも市民の味方ですかッ!?
俺は通話が途切れた携帯電話を充電器に差してからいつまでも腰にしがみ付いているメグミの頭にひじ打ちを入れた。
我が家からまた「きゃいんッ!?」と言う悲鳴が響き渡るのであった。
まぁ、こういう日々が続くのではないかと思いながらため息が出た。
「何を溜息なんか付いているの?」
「それの原因に言われる必要はさらさらないのだが?」
「えぇ〜ッ、良いんじゃないの?」
彼女は俺の背中に手をついて、耳を背中に当ててきた。
彼女の手から伝わる暖かいようでひんやりとしたメグミの体温が俺に伝わってくる。
説明が下手なのは駄作者にでもいっておいてくれ。
「朝飯でも作るか、メグミも食べるか?」
「えッ、良いの?」
「あぁ、少し虐めてしまったお詫びと言うことでね?」
「……う、うん」
彼女は俺の顔を見た瞬間にそっぽを向いて顔を赤くした。
はて、俺は笑みを浮かべながら言ったのだが、何か可笑しかったのかな?
そんなことを考えながらキッチンの方に向かった。
俺はとりあえず彼女の苦手なものを聞いてみた。
「メグミは嫌いなものは無いの?」
「うぅ〜ん、マヨネーズと昆虫かな?」
「誰も食卓に昆虫を出す家は御座いません」
「そうだよね〜ッ、修は嫌いなものはあるの?」
「俺もマヨネーズはダメかな?アレルギーみたいな症状がでるからさ?」
「それだと卵と酢もだめまの?」
「いや、それは大丈夫なんだがマヨネーズがだめなだけだ」
そんなこんなの会話をしながら彼女はリビングにあるテレビをつけてからお茶を啜る。
俺はキッチンでメグミと会話をしながら朝食の陣日に取り掛かるという平凡な日々がこれから続くということがここ何日と続いている。
朝の起きたことの出来事もあれが一回だけではなくて、ここ数日と続いているのだ。
「今日の朝ご飯は何にするの?」
「近所の御爺さんから貰った鶏卵で卵焼きでもってね?」
「えぇ〜ッ、出汁巻き卵が良いんだけど?」
「それは、お昼の弁当に入れるから朝は我慢してくれ」
「ぷぅ〜ッ」
彼女は抵抗するかのように俺の方を向いて頬を膨らます。
俺はそれが分かっている為にこういう一言を彼女に送るのだ。
「そんなかわいい仕草をされると包丁を投げたくなるからやめてくれ」
「何で包丁なのかは疑問だけど……修に言われると何だか照れるかも……」
彼女は身を丸めながらテレビの方に視線を向けた。
どうやら、恥ずかしいのか照れているのかの二択になっていることだろう。
「ほらもう少しでできるからご飯を器にもってくれないか?」
「は〜いッ♪」
彼女は微笑みながら炊飯器を開けてしゃもじでお眼を器に盛ってゆく、それも俺の分も持ってくれているのはちょっとした彼女の気使いだろうと俺は重い目玉焼きを平ザラに持ってからテーブルに置いてゆく。
こんな感じで俺は彼女を居候として受け入れることとなったのだ。
しかも
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