第三回放送『バレンタイン……時間がなくて、これにした……』

アミ「レディース&ジェントルメン!!」

ステラ「一日早いですが……ハッピーバレンタイン!!」

アミ「作者は家族からしかもらえないけどね」

ステラ「おそらく……リスナー(読者)の皆様は次に『バレンタイン?なにそれ?美味しいの?』と言うはずです」

アミ「まあ、自虐劇はここまでにして……ステラ?」

ステラ「はい!第三回『混沌ラジオ』の放送を始めます」

アミ「司会は私、アミチエと」

ステラ「ステラでお送りします。さて、今回のゲストは『『太陽』を欲した『獣』』の主役の……」

アミ「ウシオニの瀬川 陽子(せがわ ようこ)さんとその夫で弟の晴太(せいた)君よ」

ステラ「では、お二人ともどうぞ」

晴太「はい!皆さんこんにちわ!瀬川晴太です。これからよろしくお願いします」

陽子「せ、晴太の妻の瀬川陽子です……よろしくお願いします……」

アミ「2人ともいらっしゃい。晴太君偉いわね〜元気にあいさつができて」

晴太「えへへ……ありがとうございます。アミお姉ちゃん!!」

アミ「ガハッ!?」

ステラ「あ〜……晴太君の無邪気な笑顔と『アミお姉ちゃん』呼びに強烈な衝撃を受けましたね……アミさん」

陽子「アミさん……?」

アミ「て、陽子さん!?何で私のことを今にも殴る体勢に入ってるの!?」

陽子「あ……ごめんなさい……つい、アミさんが晴太に対して、犯罪者みたいな目を向けそうだったので……」

アミ「ちょっ!?私『ショタコン』じゃないから!?と言うか、私は既に奥さんがいる男の人は狙わないわよ!?」

ステラ「アミさんに聞いただけですけど……陽子さんの嫉妬深さはウシオニなのに白蛇クラスですね……奇しくも妹さんは白蛇ですけど」

晴太「あの……ステラお姉ちゃん?」

ステラ「何ですか、晴太君?」

晴太「『ショタコン』て何?」

ステラ「え!?」

ステラ(ど、どうしましょう……確かに晴太君は実年齢は18歳ですけど……)

晴太「……?」

ステラ(無理です!!肉体年齢と精神年齢11歳の子供にそんな言葉の意味を教えるのはさすがのダークエンジェルの私でも罪悪感が……!!それに……)

陽子「………………」

ステラ(陽子さんがこっちに笑顔を向けて、拳を握りしめてます!!……と言うか、陽子さん!?あなた、晴太君にある意味性的虐待みたいなことを本編でやりましたよね!?これ……

今さらじゃないんですか!?)

晴太「大丈夫?ステラお姉ちゃん?困ってそうだけど……」

ステラ「いえ……その……大丈夫です」

晴太「もしかすると……ぼくのせい……?」

ステラ「え……?」

晴太「もしかしたら……ぼく……聞いちゃいけないことを聞いちゃった……?」

ステラ「えっ!?あ、その……」

陽子「………………」

晴太「ごめんなさい……ぼくのせいで……」

ステラ(やめて〜!!確かにその通りなんですけど、謝らないでください!!あなたのお姉さんが後ろで某麻婆神父の様に黒い笑みを浮かべてるんですよ!!助けて、アミさん!!)

アミ「〜♪」

ステラ(何、自分は無関係だと主張するかのように鼻歌歌ってんですか!?)

陽子「晴太……ちょっと私、ステラさんと『お話』をしたいから待っててくれる?」

ステラ「えっ!?」

晴太「え、うん……」

ステラ「じゃあ、ステラさん……少し……頭冷やそうか……」

ステラ「いやああああああああああああああああああああああああ!!私が何をしたってんですかああああああああああああああああああ!!?」

アミ「逝っちゃったわね、ステラ……死なないでね……」

晴太「……?」

―しばらくお待ちください―

ステラ「………………」

アミ「へんじがないただのしかばねのようね……」

ステラ「勝手に殺さないで下さい!!」

アミ「あはは……ごめん、ごめん……でも、ステラは晴太君の『お姉ちゃん』呼びは大丈夫なの?」

ステラ「確かに年下の異性の兄弟がいない方々にとってはあの呼び方は反則ですからね……まあ、リスナーの皆さんは男性が多いと思うので、年下の女の子から『お兄ちゃん』呼びされた場合を想像することをおススメします」

晴太「どういうこと?」

陽子「晴太は知らなくていいことよ?と言うか……知っちゃダメ……」

晴太「お姉ちゃん、なんか怖いよ……」

アミ(うわ……陽子さん、晴太君に『ロリコン』疑惑が湧かないように予防線貼ってるわ……)

ステラ(まあ、明さんはただ幼女に好かれるだけで『ロリコン』疑惑で散々いじられましたからね……とりあえず、話を戻さないと放送が進みませんね)

ステラ「私の場合は……養父である神父様の孤児院で年長者だったので他の子ども達からの『お姉ちゃん』呼びで慣れてるんですよ……結構、人間の男の子もたくさんいた
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