朝、目が覚めたら布団の中でデュラハンが全裸で抱きついてきていた
覆いかぶさるように、しかも手足でガッチリホールドして
「・・・・・あの、デュラハン?」
「ん〜〜〜?」
僕の頭のにおいをくんかくんかしながら答える
見えないけど、きっと幸せそうな表情なんだろう
「デュラハンは今日、休みだからいいですけど・・・・・
僕、今日普通に仕事あるんですよ?」
「うんうん♪」
そう答える間も離す気配が無い
顔におっぱいが当たって柔らかい・・・・じゃなくて
「え・・・と、だから、離してくれませんか?」
「やぁ〜〜だあ〜〜〜〜♪」
デュラハンはそう言ってますます身体をすり寄せる
すっごい良い匂い・・・・・・・じゃなくて
「後でいくらでもエッチしてあげますから・・・・・
今日は急ぎの案件があるので・・・・・」
「やぁ〜〜のぉ〜〜♪ 今すぐするの〜〜〜〜っ!」
デュラハンが腰をグラインドさせ始めた
既にぬちゅぬちゅ、という音が聞こえる
やばい、凄い興奮してきた
と、その時
誰かが部屋の扉をノックした
「お〜い、そろそろ起きないとまずいぞ〜?」
この声はDエンジェルさんだ
助かった・・・・のか?
「Dエンジェルさ〜ん、ちょっとデュラハンを何とかしてください〜」
そう言うと、Dエンジェルさんが様子を見ながら入ってきてくれた
そしてこの光景を見て納得したような顔になった
「あ〜・・・・そういえば最近忙しくて二人っきりの時間無かったからね」
なんでも、Dエンジェルさんの話ではデュラハンが書類整理の合間に
「マイハニーとちゅっちゅしたい〜」などとぼやいていたそうだ
夜も最近遅くて、帰ったらすでに片方が疲れて寝ていた、という感じだったのだ
「無理矢理引き剥がすなりすれば?」
「拒絶してるみたいで嫌なんですよ、そういうの」
Dエンジェルさんは少し考えるような素振りを見せた後
凄いこちらが申し訳なくなる提案をしてきた
「じゃあさ、君も今日休んじゃいなよ 案件は全部私がやっちゃうからさ」
「え・・・・いいんですか? 確かDエンジェルさんも今日休みだったはずじゃ・・・・?」
「いいのいいの、どうせいっつもオナったりしてるうちに休日終わっちゃうし
ストレス発散は最近手に入った"椅子"で発散させるから」
でもあれ、ショタじゃないのが残念だな〜、などとよくわからないことを言っていた
なにはともあれ、ありがたい
「今度何かおごりますよ」
「おっけー、んじゃごゆっくり〜♪」
去り際に「デュラハンめ羨ましい・・・・もげろ、胸とか」とぼやいた後
Dエンジェルさんは部屋から出て行った
もしかしたら、ここの拠点は彼女がいなかったら持たないんじゃないだろうか・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お昼時、僕はデュラハンと手を繋いで食堂へ向かっていた
朝はDエンジェルさんが去った後、だいぶ搾り取られた
まあ、デュラハンと出会ったときの例のゼリーのおかげで精力が尋常でないので
やつれたりなんかはしていないのだが、普通の人間だったら動けないくらい絞られた
なんかデュラハンは心なしか肌がツヤツヤしている気がする
「んふふ〜♪ こうやって歩くのは久しぶりだな〜♪」
「Dエンジェルさんに感謝しなくちゃいけませんね」
そうだな〜♪、とデュラハンは生返事をする
そういえば他のデュラハンを見ていて思うのだが
うちのお嫁さんは他と比べてとりわけ本音を出しまくっている気がする
あとエッチだし
うちのデュラハンは首の固定にチョーカータイプの固定台を使っているのだが
古いらしいのでガタが来ているのかもしれない
今度職人さんに見て貰って修理に
・・・・・・・・・・・出さなくても良いか
今のままの素直なデュラハンのほうが好きだし
そんなことを考えていてふとデュラハンを見ると頬を膨らませてこっちを見ていた
「・・・・・・・私と一緒にいるのに考え事してる」
「あ、いや」
まさかデュラハンのことを考えていた、なんて言えない
僕が言いよどんでいると
「私と一緒にいるときは考え事をしたらダメ!」
怒られてしまった
「は、はい・・・・」
僕が素直に返事をすると、それに気を良くしたのか笑顔で僕の頭を撫でてきた
くすぐったい
「うん、エライエライ♪」
たまにデュラハンは僕をこうやって子供扱いする
いやまあ、まだ子供なんだけど・・・・・男としてなんかこう悔しいような・・・・・
そして、僕の頭を撫で終わったデュラハンは僕の手を引いて
「さ、早く食堂に行かないと混んでしまうぞ♪ 早く行って向かい合わせにすわろう?
食べさせっことかもしたいしな♪」
と、笑顔でそう言った
・・・・・・・・・まあ
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