今日、クリスマスだけど予定が無い
友達はみんな魔物娘とイチャついてるっていうのにな!
一人暮らしにこれは厳しいぜ・・・・・・
あんまり暇なんで冷蔵庫の中を漁ってみる
なんというむなしい行為
あれ、なんだっけコレ?
木の実?
・・・・・・ああ、そういえば知り合いのゴブリンに貰ったんだっけ
あいつ、ちっこいくせに商人なんてやってるからなあ
たまにこういう、わけわからんものを押し付けるんだよな
そういえば、「クリスマスに帰ってくるからそのとき食べよう」って言われた気がする
でも、もう夜だしなあ・・・・・今日はもう帰ってこないんだろうか
いいや、ちょっと食べちゃえ
もぐもぐ・・・・・・・・
美味っ!?
なんだこれ!?
めっちゃクソ美味い!?
成程・・・・コレきっと秘蔵の木の実だったんだろうな・・・・・
あんま食いすぎないようにしよう・・・・もぐもぐ・・・・・・
ぴんぽ〜ん♪
ん、は〜い
「こんばんわ〜、ちょっと料理作りすぎちゃったんだけど、よ、良ければ一緒に食べない?」
あ、お隣に住んでる
よく料理を作りすぎちゃうドジっ娘のメドゥーサさん
「だ、誰がドジっ娘よ!? 人の気も知らないで・・・・・・」
どうしたん?
「なんか・・・・今日のあんた・・・・・ちょっと素敵・・・・♪」
え? 何事?
「あ、ヤバ・・・・・ちょっと我慢できそうにないかも♪」
あの、なんか目が据わってますよ?
ちょ、なにを!?
「好き! 前からあんたのことが好きだったの!!」(がばっ!)
な、なんですとぉ !?
いつの間にフラグが!?
とにかく美人のメドゥーサさんゲット!
今年は寒さに震えない、いい冬になりそうd
ぴんぽ〜ん♪
なんだなんだ、人がこれから盛り上がろうって時に
「こんちわ!」
「おっす!」
「どうも〜」
ああ、なんかいっつも俺の家でイタズラしていく
魔女とワーラビットとグリズリーの悪ガキ三人組か
「悪ガキとはひどいなあ・・・・一応理由はあるつもりなんだけど・・・・」
「あれ? なんかお兄さんカッコ良くない?」
「うん・・・・・なんか見てると興奮してくるね〜」
え? なにこれ?
この子達も様子がおかしい
「お、お兄ちゃん・・・・なんか我慢できないよぉ・・・・・♪」
「じ、実は私達みんなお兄さんのことが大好きで・・・・・♪」
「はあはあ・・・・・・お兄さん、お願い・・・・抱いてください〜」
な、なにいいいいいい!?
普段からウチに入り浸ってたのはそういう意味だったのか!?
「ちょ、ちょっと! こいつの嫁になるのは私よ!!」
「でも私達もお兄ちゃんのこと大好きだし・・・・・・」
「いっぱい気持ち良くしてあげたいなあ・・・・・♪」
「そうだ、いっぱい気持ち良くしてあげたほうがお兄さんのお嫁さんになるっていうのは〜?」
「の、望むところよ!!」
え、ちょっとメドゥーサさん?
「し、仕方ないでしょ? 私、あんたのお嫁さんになりたいんだもん
それに、そろそろ我慢できなくなってきたし・・・・・♪」
やべ、そのデレは反則っすよ・・・・・
こうなったら俺が判定してやる!
かかってこいやあああああ!!!!!(内心大歓喜)
ぴんぽ〜ん♪
なんだ? 今日は来客が多いな・・・・・・
「お〜い、いるかぁ〜?」
あ、仕事先の先輩のオーガ姐さん
どうしたんすか?
「いやあ、いい酒が手に入ってさあ・・・・一緒に飲もうと思ってたんだが、こりゃなんだ?」
「邪魔しないで下さい! これからお兄ちゃんをいっぱい気持ち良くしてあげるとこなんだから!」
魔女さん・・・・そんな大声で・・・・・
「お兄さんを一番気持ち良くしてあげたら、お兄さんのお嫁さんになれるんだ♪」
「ぼくが考えたんだよ〜♪」
「ま、まあ私が勝つに決まってるけどね!」
・・・・・まあ、そういうわけっす
「ほお・・・・・じゃあ私も参加しようじゃないか
お前をいつか食ってやろうと思ってたところだしな♪」(性的な意味で)
「「「「え、ええ !!!???」」」」
「ちょっと!? あんたどんだけフラグ立ててんの!?」
メドゥーサさん、落ち着いて・・・・
「むむむ・・・・強力なライバル出現です・・・・」
「これは頑張らないとね!」
「ぼくも頑張るぞ〜♪」
いや人数増えたしさ、そんなに頑張らなくても、いいよ?
「「「「頑張るの!!!」」」」
はい・・・・・・
ぴんぽ〜ん♪
・・・・・・なんか、このチャイムが地獄からの呼び声に聞こえてきた
「こんにちわぁ〜〜♪」
ていうか、勝手にドア
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