若き勇者リュートは、自らの状況に困惑した。
「ここは、一体どこなんだ?僕は、宿で寝てたはず…」
そこは宿の中というにはあまりに不釣り合い。
前も上も後ろも果てが見えないほどの闇が続き、広く何もない空間だった。
「武器も防具もない…っていうか、何で僕裸なんだ…?」
まるで記憶にないこの空間で一人、全裸で佇んでいるというあまりに非常識な有様だ。
さすがのリュートも疑い始める。
「きっと夢を見てるんだな僕。絶対そうだ。こんな変な夢早く覚めないと」
ぎゅうっ
「…痛い」
頬をつね、確かな痛みを感じ取りコレを現実と認識する。
リュートの頭はますます混乱していく一方だ。
「明かりもない真っ暗闇なはずなのに、自分の体がハッキリ見える。変な空間だなあ」
また、この空間への違和感はそれだけではない。
「それにこの、モヤは…?」
足元全体が、とても濃いピンク色の霧のようなもので覆われていた。
自分の足が隠れてしまう程の濃さだ。
わずかにだが、その霧から甘い匂いが漂っているのを感じる。
恐る恐るしゃがみ込み、その霧に顔を近づけようとすると…。
『待ちなさい。まだその香りを嗅いではだめ』
「!?誰だ!」
『慌てないで。今そっちに行くわ
#9825;』
突然響いた女性の声に、リュートは困惑する。
リュートの態度とは裏腹に、女性の声は余裕さに溢れている。
カツッカツッカツッ…
空間内に響くヒールの音。
リュートの正面の奥に声の主と思われる人影が現れた。
「(あれが…今の声の正体……え?)」
カツッカツッカツッ…
「あ…」
カツッカツッカツッ…
るん…ぷるん…
「あ、あぁ…」
カツッカツッ…
だぷん
#9825;ぶるん
#9825;
「は、ぁ…」
だっぷん
#9825;ぼゆん
#9825;ぶるん
#9825;
「…はじめまして、リュートくん。私はデーモンのネムっていうの。よろしくね
#9825;」
「あ…ふぁ…」
ただただ驚き、見蕩れてしまった。
姿を現した声の主は、青い肌に角・翼・尻尾を持つ魔物だった。
デーモンはサキュバスの仲間に属し、その美貌で男の精を搾り取る事に特化した存在。
それはこのネムと名乗った者も同じで、スリムでありながらムチムチとした肉付きの良いスタイルで
その美しさは例に漏れず、一瞬で男の射精欲をイタズラに強く刺激する身体だ。
しかし、そんな彼女の一番の特徴は…。
「(お、おっきぃ…
#9825;)」
彼女のとてつもなく大きい、大迫力なサイズのおっぱいであった。
爆乳以上超乳未満と言うべきであろうか、彼女自身の顔のサイズをも優に超える、男の掌にだって収まらない大きさなのは人目で見てわかる程だった。
2つのおっぱいの横幅も肩幅を超える程に広く、彼女のお腹も自身の胸の影に隠れてしまう。
確実に100センチを軽く超えるバストサイズであろう、とにかく自己主張の激しい乳房が姿を現したのだ。
「(あ、歩くだけ…いや、呼吸するだけであんなに揺れて…
#9825;)」
ただでさえ男の情欲を強く刺激する彼女の美体には、金色のハート型ニップレスしか身に着けられていない。
そのニップレスのサイズは、とても彼女のおっぱいを包み隠してるとは言い難い小さなサイズで、デーモン独特の青肌を更に濃くしたような乳輪が、ニップレスからはみ出てしまっている。
ほぼ裸体でありながら、申し訳程度に身に付けている物も満足に役目を果たさず彼女の美貌をまろび出しているアンバランスさが、より一層エロさを強め興奮を誘う。
胸を支えるものなど何も付けていない。なのに垂れているわけでもなくツンとハリが合って、ぶりゅん
#9825;という音が聞こえそうな程に重く柔らかく揺れる。
ネムの背がリュートよりも高く、ちょうどリュートの顔の高さが彼女のおっぱいの高さとなる為、否が応でも視界に入ってしまうのだ。
「(あぁ…
#9825;)」
そんな魅惑的なデカパイを眺めてるだけで、リュートの思考が多幸感に包まれる。
ペニスもビクビクと脈打ち、無意識に手を伸ばそうとして…。
「どこ見てるのかしら?エッチなリュートくん
#9825;」
ネムはリュートに顔を近づけ、からかうように言う。
それにハッとしたリュートは慌てて飛び退いた。
「な……っ何も、見ていない!お前は何だ!ここはどこなんだ!僕に何をした!」
「慌てないで。一つずつ説明してあげるわ。時間もたっぷりあるんだし、ね
#9825;
まず、この空間は眠っているリュートくんが見てる夢の中なのよ」
「ゆ、夢?だけどさっき…」
「ええ、自分で頬をつねって確認してたけど痛かったでしょ?だから現実だと思ったんだろうけど、それは違うの。私が眠っているリュートくんに魔力を流し込んで作り
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