野外でヒーロー?

「カズ...トっ...んっ...」
アルヴァン草原到着後。食料を捕獲しに行ったエストレアが帰って来た。
捕獲されたのは.....なんか牛みたいな生き物だ。ナニコレ?
まぁ、そんな事はどうだっていい。問題は。
「カズトっ、ん...れろ...んんっ..」
何故俺が押し倒されているのか?これだ。
いきなり押し倒されて、ディープなキス。何故いきなり。
チラッと、俺の後方をみると。
「すぅ.....はぁ.....すぅ....」
フィアは睡眠中だった。腹減ったんじゃねぇのかよ。寝るの早ぇよ。
「んっ....はぁ....もぅ...無理っ...んっはぁ...」
唇を離したエストレアは、久し振りの興奮でテントを張っている俺の下半身に手を伸ばし、ジッパーを降ろしてしまう。
そしてそのまま自分の下半身に手を持っていき、下着を下へずらす。
エストレアの秘部から垂れた体液が、下着に糸を張っていた。
彼女の柔らかい太股にも、体液がつー、と流れていて...。
ヤバい。このままではいつもと同じ事になりかねない。そう思い、彼女に制しの声をかけようとした時。
_____ドクンっ。
俺の心臓が、跳ねた。いつも無表情で、性行為の最中でもあまり表情を変えないエストレアが_____。
その瞳に涙を貯め、頬を紅潮させていた。
これは.....いかん。ギャップの差が半端ねぇ...っ!!
「カズ...トっ..」
そんな事を思っている内に、彼女が腰を降ろし、結合。
そのまま俺の両肩をガッシリとホールドして、腰を動かし始める。
「んぁっ、あっ....ふぁ、あっ...カズっ、ト...んっ」
俺の首筋に顔をうずめ、一心不乱に腰を振る。その度に与えられる極上の快楽。だが。
「くっ...エス..トレアっ!フィアが、居るか、ら...止めろ..」
頼み込む。が。
「いやっ、だ...んっ...!!」
返ってきたのは拒否だった。
「ずっと...ぁっ..待ってた、ふぁっ!?..のっ、に!」
私の相手をしてくれなかった。と、彼女が言う。
「んっ...ぁ..ひゃあんっ、あっ...んぁっ...」
さらに強く、しがみつくエストレア。
ああ。おそらくコレは...。
「ヤキモチ...焼いてた、のか?」
「ちがっ..ぅ...ひゃんっ!?んんっ...ぁ..」
違わないだろ?フィアと話してばかりで、自分があまり構ってもらえなかった。
だから押し倒した訳だ。素直に構って欲しいって言えばいいのに。
「可愛いヤツだな、お前...」
つい、呟いてしまう。
「ひゃぁっ!?んっ、あ!かわいっ、いとか..いうなぁっ...!んっ、はぁっ!?」
急に締まりが強く変わる。いや、さっきもかなりキツかったのだが。
というか、エストレアは性行為中性格が多少かわるな。何故かは知らんけど。
「ふぁっ!!んっ、はぁっ!...んっ、んぁ...」
エストレアの動きが速くなる。それに連れて、快楽がどんどん強く変わり...。
「もう、出そうだ....ッ!」
「出して、良いよっ..ふぁ!?んんっ!」
激しく動いていた彼女の腰を掴んで、引き寄せる。
亀頭が最深部を貫き、そこで白濁を放つ。と、同時に彼女の膣内の肉壁が蠢き、強く締まる。
「ひゃあぁ!?んぁあ♪っあ♪」
彼女の腕に籠もる力が一瞬強くなり、その後急速に弱くなってゆき....。
「はぁ...ぁ....カズ、ト....ちゅ...」
顔をあげた彼女にキスをされた。
「はぁ...カズト.....沢山、でて...」
まだ結合している性器からは白濁が大量に溢れ出ていた。どんだけ出してんだよ俺...。
エストレアの体液と俺の精液で出来た白濁は、俺のズボンへと垂れていて....。っておい!?
俺ズボンこれしか持ってないのに!?どうすんだこれ....。
「...だぃ..しゅき....」
彼女が呟く。いや、疲れて眠ってるみたいだから寝言か?
てか寝るの早いってば。そして....。
「俺のズボン.....ぐすっ(涙」


性行為は計画的に。
俺は、それを学んだのだった。
11/10/17 22:54更新 / 紅柳 紅葉
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