give rise to/だーくねす。

―何が、起こった…?。
それを理解するまでに数秒を有し。
―嫌だ、違う…そんなハズは…!
恐怖が体を縛り付けるまでに、時間は必要なかった。
脂汗が滲む。
歯がカタカタと鳴る。
恐怖が眼前を支配する。
それと反比例して、身体の一点が痛いほど熱を帯びている。
今、目の前には『黒き太陽』が瞬いている。
浮遊する闇そのものが、貪るように少女を陵辱する。
ただ快楽を求めて、ただ少女の肉体を求めて、拘束し、口内も、尻穴も、膣穴も、全てを犯す闇。
聞こえる音は、無数の触手が蠢く音と少女の嬌声。
そして、その少女と目が合い、その闇が俺に向かって―



始まりは、とある晴れた日。
今年で23になる俺は、しがない漁師をやっていた。
その日は本当に良い天気で、こんな日なら魚も穫れるだろうと船を出す。
…が。
何かがおかしい。
俺しか知らない穴場には、いつもなら水面からも大量の魚が見て取れる。
だが、今日に限っては何も居ない。
魚はもとより、空を飛ぶ海鳥も、何もかもが、見当たらない。
「…どうゆう、ことだ…?」
俺以外の漁師がまとめて網でかっさらったのか?
…そんな訳がない。それに、鳥すら居ないんだから。
そう思った時、空が影った。
一体何が? そう思い、上を見上げる。

………闇。

一言で表すなら、闇。
日蝕のように、その闇は太陽を影らせていた。
…ボト。
「うっ!?」
上を見上げる俺の頬に落ちる、闇の一欠片。
頬に感じる気持ち悪い程の生暖かいそれを手で拭い…
「…う、ぁ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
拭った手に着いたそれを、振り払う。
蠢いていた。ヌチュヌチュと嫌悪感を催す音を立てながら、黒い粘液を吐き出しながら。
ボト。…ボト、ボト。
黒き太陽から落ちる、黒い異形。
次から次へと落ちる闇。
そこから逃げ出したい。だけれど、身体が上手く動かない。
「…うぁ…ぁ…ぁぁぁ……っ」
情けない声だけが虚しく響く。
嫌だ…っ! 死にたくない…っ! こんなバケモノに喰われて死ぬのは嫌だ…っ!
そう思った時、その声は聞こえた。
「ぁっ
#9829;やぁっ
#9829;ん、んっ、はぁっ
#9829;あぁ、んゃあっ
#9829;」
…っ!
聞こえたのは、少女の嬌声。
―何ん、だ…?。
それを理解するまでに数秒を有し。
身体が反応するまでに、時間は必要なかった。
脂汗が滲む。
歯がカタカタと鳴る。
恐怖が眼前を支配する。
それと反比例して、身体の一点が痛いほど熱を帯びている。
今、目の前には『黒き太陽』が瞬いている。
浮遊する闇そのものが、貪るように少女を陵辱する。
ただ快楽を求めて、ただ少女の肉体を求めて、拘束し、口内も、尻穴も、膣穴も、全てを犯す闇。
聞こえる音は、無数の触手が蠢く音と少女の嬌声。
そして、その少女と目が合い、その闇が俺に向かって向かってくる。
そのまま、黒い闇は異形へと姿を変えた。
四方へ広がる闇の触手が、俺の身体を拘束する。
拘束されているのは少女も同じようで、手足を闇に掴まれたまま少女が此方へと向かう。
その瞳には光が無く、口からは延々と嬌声が漏れていた。
俺も、彼女のように狂わせるのか。
そう思った途端、闇の触手が一層恐ろしくなった。
俺の服はもとより、下着すら無残に破き、溶かす黒い粘液。
闇の触手は身体を這いずり回り、上がってくる。
嫌だ…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!
恐怖が、嫌悪感が身体を蹂躙する。
その時だった。

…れろ…くちゅ…ちゅっ…じゅるじゅる…ちゅっ。

下半身の一点に、生暖かくてザラつきのあるモノが絡みついた。
視線を下へ移すと、少女がその口や、唇、舌を使って股間にむしゃぶりついていた。
闇の触手に縛り付けられた少女は、触手が蠢き、突き上げる度に喉奥まで俺のモノをくわえ込む。
「んぅ…っ
#9829;やぁっ、んっっ! ちゅ…れろ、ちゅる、ぁっ
#9829;」
「く、ぅ…や、め…っ!」
恐怖感と、今まで味わった事の無い快楽が身体中を駆け巡る。
…絶頂するのは、直ぐだった。
途方もない快楽の舌使いで責められたモノは弾け、子種を少女の口内に吐き出した。
そして、その絶頂と共に、身体を浸食する闇は一瞬にして広がった。
口、耳、鼻など、穴という穴から体内へと侵入する闇。
視界を覆う漆黒。
身体中に残る、有り得ない快楽。
それらが相成って、俺は文字通り、意識を闇に手放していた…。



…気が付くと、空は夕暮れ時に変わっていた。
穏やかな潮風、空を飛ぶ海鳥。
何時もと変わらない、一場面。
…あれは、夢だったのか……?
そんな考えは、一瞬にして砕け散る。
「ぁ…ぁ……ぅ……?」
そこに、少女が居たからだ。
しかし、あの闇はどこにも無い。
「………あ、ぅ……?」
少女が己の身体をぺたぺたと触り、俺の方に
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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33